『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

2023年12月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!)

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

11月以降、米国株は、好調に推移しています。

市場が、利上げの終了と、利下げを織り込み始めたのが、大きな要因です。

 

この記事では、11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も記載しています。

 

これらが、この記事を読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。

 

時間のない方は、記事の始めの方に添付した、セクター別パフォーマンス「ピックアップ」と「詳細」の表のみ見てください。

なんとなく、感じはつかめると思います。

 

セクター比較のETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。

 

参考までに、私の保有銘柄も添えています!

 

 

 

概況

セクター別パフォーマンス「ピックアップ」

好況に強いセクターが好調

不況に強いセクターが不調

 

1ヶ月と比べ、好調なセクターのツートップは変化なし。

3番目は、資本財から一般消費財に、入れ替わりましたが、いずれも、景気に強いセクター。

 

不調なセクターのトップは、公益のままですが、生活必需品、ヘルスケアが、ランクインし、今月は、不況に強いと言われている、これら3セクターが、顔を揃えました。

 

直近、1年、景気に強いセクターが好調で、不況に強いと言われているセクターが不調なことから、米経済は、高インフレに悩まされながらも、堅調だったと言えるかもしれません。

 

セクター別パフォーマンス「詳細」

高金利に苦しんだ

公益 不動産が 反転上昇

直近1か月、直近3か月、過去1年、過去3年、過去5年の、

セクター別 トータルリターン。

 

米国のマーケットは、利上げの終了と、利下げ開始を織り込み始めました。

先日の12月FOMCの、パウエル議長の発言も、ハト派寄りでした。

 

このことから、高金利で特に苦しんだ、公益、不動産が、反転上昇し始めたかのように見えます。

 

また、情報技術など、ハイテクを中心とした、高PER株の銘柄が、比較的好調に推移しています。

 

セクターローテーション

 2022年 セクター別投資法(11種)セクターローテーションのトレンドを意識せよ | さんぺぐ米国株投資 より

※こちらの記事は、各セクターについて、詳しく分析しているので、おすすめです!

 

今朝、ダウ平均株価が、史上最高値を、3日連続で更新したニュースがあり、米国株は好調に推移しています。

それゆえ積極的に株を買い向かう時期とは思えません(定額の積立投資は別)が、

「セクター別パフォーマンス」と「セクターローテーション」を、合わせ見ると、不況期に強いセクターが、まだ比較的 割安かもしれません。

1「景気後退期」に強いセクター

エネルギーセクターは

原油価格とともに下落傾向

・エネルギーセクター『VDE』

(『S&P500』と比較 )

今年(2023年)の夏頃、原油高傾向の恩恵を受け、上昇した『VDE』ですが、

再び、原油価格の下落で、株価も下落中

原油価格の下落は、将来の景気停滞が見込まれている結果です。

また、中東の戦争は、産油国ではないため、原油価格を大きく動かす要因になっていません。

セクターローテーション上の、比較対象がないので『VOO(S&P500)』と比較しました。

・青色・・・「VDE(エネルギー)」

・黄色・・・「VOO(S&P500)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.12.16)

※ 直近1年 原油先物価格

マーケット|SBI証券 (sbisec.co.jp) より転用(2023.12.16)

 

2つのチャートから見ての通り「エネルギーセクター」は、原油価格の影響を強く受けます。

 

中短期的には、ウクライナや中東情勢、OPECプラスの動向、
長期的には、脱炭素社会の視点で見ていく必要があるでしょう。

 

『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄

●「エクソンモービル(XOM)」

●「シェブロン(CVX)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VDE 銘柄 - バンガード・エナジーETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

【タクドラたみの保有銘柄】

エクソンモービル

 

2「不況期」に強いセクター

公益セクターのは利下げで

トンネルから抜けられるか!?

・ヘルスケアセクター『VHT』

・生活必需品セクター『VDC』

・公益セクター『VPU』

・通信セクター『VOX』

不況に強いとされているセクター群。

参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」

・水色・・・「VDC(生活必需品)」

・オレンジ・・・「VPU(公益)」

・紫色・・・「VOX(通信)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.11.14)

 

「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」は見ての通り低空飛行。

 

特に「公益」は、金利に左右されやすいです。

今後、利下げに向かえば、株価は上昇するでしょう。

 

「通信」は値動きの幅が大きいのが特徴。

これを「リスク」と考えず「チャンス」と考える人に、比較的向いている投資先でしょう。

今は、好調なので、下落のタイミングを待ちたい時期です。

 

『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄

●「ユナイテッドヘルスグループ(UNH)」

●「イーライリリー(LLY)」

●「ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ))

●「アッヴィ(ABBV)」

●「メルク(MRK)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VHT 銘柄 - バンガード・ヘルスケアETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

【タクドラたみの保有銘柄】

● ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

アッヴィ

● メルク

● ユナイテッドヘルス

 

『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄

●「プロクター&ギャンブル(PG)」

●「コストコホールセール(COST)」

●「ウォルマート(WMT)」

●「ペプシコ(PEP)」

●「コカ・コーラ(KO)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VDC 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ステープルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

【タクドラたみの保有銘柄】

「VDC」

「XLP」

●プロクター&ギャンブル(P&G)

● コカ・コーラ

ペプシコ

●ウォルマート

●アルトリア・グループ

 

『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄

●「ネクステラ・エナジー(NEE)」

●「サザン(SO)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VPU 銘柄 - バンガード・ユーティリティーズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

 

【タクドラたみの保有銘柄】

ネクステラ・エナジー

『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄

●「メタ・プラットフォームズ(META)」

●「アルファベット(GOOG)」

●「コムキャスト(CMCSA)」

●「ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)」

●「『ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VOX 銘柄 - バンガード通信サービスETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

【タクドラたみの保有銘柄】

ベライゾン・コミュニケーションズ

 

3「景気回復期」に強いセクター

好調を維持する 情報技術セクター

・金融セクター『VFH』

・不動産セクター『XLRE』

・情報技術セクター『VGT』

景気回復期に強いとされているセクター群。

 

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VFH(金融)」

・水色・・・「XLRE(不動産)」

・オレンジ・・・「VGT(情報技術)」

 

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.12.16)

「情報技術」は、長期的に見れば、「S&P500」を大きく超える上昇が見込めると思いますが、ズドンも大きいです。

このセクター群は、金利の影響を受けやすいです。

「金融」「不動産」も、金利が下がる見通しで、上昇に転換し始めました!

 

『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄

●「バークシャー・ハサウェイ(BRK)」

●「JPモルガン・チェース&カンパニー(JPM)」

●「マスターカード(MA)」

●「ビザ(V)

●「バンク・オブ・アメリカ(BAC)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VFH 銘柄 - バンガード・ファイナンシャルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Ma

 

【タクドラたみの保有銘柄】

ビザ

バンク・オブ・アメリカ

 

『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄

● プロロジス(PLD)

● アメリカンタワー(AMT)など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

XLRE 銘柄 - Real Estate Select Sector SP 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄

●「アップル(AAPL)」

●「マイクロソフト(MSFT)

●「エヌビディア(NVDA)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VGT 銘柄 - バンガード 情報技術ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

【タクドラたみの保有銘柄】

● アップル

● マイクロソフト

シスコ システムズ

 

4「好況期」に強いセクター

利上げの終了観測で 高PER株に追い風か⁉

・資本財セクター『XLI』

・素材セクター『VAW』

・一般消費財セクター『VCR』

 

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・青色・・・「XLI(資本財)」

・黄色・・・「VAW(素材)」

・水色・・・「VCR(一般消費財)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.12.16)

 

好況期に強いとされているのが、このセクター群。

 

現状、米国の経済は堅調のようで、今後、景気見通しは、ソフトランディングやノーランディングが予想され、ハードランディングにならないと、市場は見ています。

 

また、利下げ観測も、特に、高PER株にとっては追い風。

直近の株価は、上昇傾向です。

 

『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄

●「ユニオン・パシフィック(UNP)」

●「キャタピラー(CAT)

●「ハネウエルインターナショナル(HON)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

XLI 銘柄 - インダストリアル・セレクト・セクターSPDRファンド 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 

『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄

●「リンデ(LIN)」

●「エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD)」など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VAW 銘柄 - バンガード・マテリアルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

【タクドラたみの保有銘柄】

● ニューモント

(組み入れ上位10銘柄から外れました)

 

『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄

●「アマゾン(AMZM)」

●「テスラ(TSLA)」

●「ホームデポ(HD)」

●「マクドナルド(MCD)など

その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。

VCR 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

【タクドラたみの保有銘柄】

ホーム・デポ

●マクドナルド

まとめ

相場の全体感は、好調です。

私見ですが、中短期的に、株価は上昇しそうです。

しかし、短期金利が長期金利を上回る「逆イールド」が、発生した後は、過去の歴史上、もれなくリセッションに陥りました。

今後、どうなるのかは分かりませんが、大なり小なりのリセッションが来ることを、警戒しつつ、株式市場に向き合うのがいいという印象です。

また、過去の実績から、景気後退により失業率が上がる時は、一気に上昇し、もれなく株価は下落しました(いわゆる、株のバーゲンセールです)。

 

これらを踏まえ、仮に、個別株に投資するのであれば、企業分析をしっかり行い、参入障壁が高く、財務内容のよい銘柄を慎重に見極める必要があるでしょう。

また、セクターETFやテーマ別ETFに投資する場合も、ETFを構成しているのは、個別株の集まりという認識を持ち、セクター内の各企業を、しっかり分析するのが賢明でしょう。

 

最後に

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

 

【タクドラたみのおすすめ証券口座】

 

①米国株を「投資信託」や「ETF」のみで投資するなら

「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」の3つが特におすすめです!

 

②しかし、米国の個別株投資には「マネックス証券」口座は、必須でしょう。

 ⇩マネックス証券の口座開設はこちらをタップ⇩

 

マネックス証券

● 「業界最安値! 現在、買付為替手数料0円!!」

● 「銘柄スカウター」など、業界ナンバーワンの分析ツール!

売買取引をしなくても「銘柄スカウター」を使うために、口座開設する人は多いです!

 

【株式投資家の必読本】

ウォーレン・バフェット氏が読み返していると言われている名著!

 

【Twitterもしています】

タクドラたみ@米国株などで老後資金2,000万円に挑戦中 (@DanntiTami) | Twitter

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ