『VOO(S&P500)』➡ 成長性重視
『VIG(連続増配株)』➡ 安定性重視
『VYM(高配当株)』➡ 分配金重視
基本データ
『VOO』
➡ バンガードS&P500ETF
『VIG』
➡ バンガード米国増配株式ETF
『VYM』
➡ バンガード米国高配当株式ETF
トータルリターン比較チャート
ポートフォリオビジュアライザーによる検証ですが、比較可能期間が2015年以降の約10年でした
青色 :『VOO』
緑色 :『VIG』
グレー:『VYM』
このチャートから分かること
分配金込みのトータルリターンは
①『VOO』②『VIG』③『VYM』
の順になっている
そして、もっと重要なことは、この3つ、どれに投資してもプラスの実績だったことです
詳細比較
トータルリターン比較(約10年)
『VOO』➡ 約2.2倍
『VIG』➡ 約1.8倍
『VYM』➡ 約1.4倍
このことから、成長性を重視するなら『VOO』が最もいいです
CAGR(年平均成長率)比較
『VOO』➡ 12.86%
『VIG』➡ 11.44%
『VYM』➡ 9.75%
比較期間が直近10年と、グロース株の成長が著しい期間でした
過去のデータから、今後、景気後退がくれば、この差は、縮まる傾向ですが、長期では『VOO』が最も上昇してきました
標準偏差
標準偏差とは、リターンのばらつきの数値
ばらつきの幅が大きいほど、リスク(値動きの幅)が大きく
ばらつきの幅が小さいほど、リスク(値動きの幅)が小さく
一般的に、リスクの小さいほうが、投資家の好感度が高いと言われています
『VOO』➡ 15.52%
『VIG』➡ 13.85%
『VYM』➡ 14.45%
『VIG』が、最もリスクが小さく優秀な数値です
『VOO』は、グロース株が多いので、リスクも大きくなります
『VIG』は、10年以上、連続増配している銘柄で構成され、高配当重視の『VYM』より、安定性が高くなる傾向です
ベストイヤー
(最もリターンの大きかった年)
『VOO』➡ 31.35%
『VIG』➡ 29.62%
『VYM』➡ 26.21%
『VOO』は、グロース株が多く、上昇力が大きいです
最悪の年(最も下落の大きかった年)
『VOO』➡ ▲18.19%
『VIG』➡ ▲9.81%
『VYM』➡ ▲5.91%
『VOO』は、グロース株が多く、下落も大きいです
『VYM』は、バリュー株が多く、下落も小さいです
最大ドローダウン
(ピークからの最大下落率)
『VOO』➡ ▲23.91%
『VIG』➡ ▲20.19%
『VYM』➡ ▲23.97%
『VOO』は、グロース株が多く、下落率も大きいです
『VIG』は、安定性の高い企業が多く、下落率は小さいです
シャープレシオ
シャープレシオとは、投資の効率性の数値
数値が大きいほど、リスクを取ったことによるリターンの見返りが高くなり、効率的に収益が得られたことを示す
『VOO』➡ 0.76%
『VIG』➡ 0.74%
『VYM』➡ 0.61%
『VOO』が、最もリスクに対する見返りが大きいです
(ハイリスク・ハイリターンという意味です)
ソルティノレシオ(下落に強いのは?)
数値が大きいほど下落に強い
『VOO』➡ 1.18%
『VIG』➡ 1.18%
『VYM』➡ 0.94%
『VOO』と『VIG』が、同率で下落に強いです
だだし、最大ドローダウンも、考慮すれば『VIG』の方が、精神的なダメージは、少ないと考えられます
検証結果からの結論
人それぞれ、株式投資に、何を求めているのかで、投資先や、投資先の配分は決まってくるでしょう
『VOO(S&P500)』➡ 成長性重視
『VIG(連続増配株)』➡ 安定性重視
『VYM(高配当株)』➡ 分配金重視
この結論は、私見によるものですが、みなさんは、どう判断されるでしょうか?
いずれにせよ、長期で運用すれは、プラスのリターンになると想定されます
ポートフォリオビジュアライザーについて
ポートフォリオビジュアライザーのバックテストは、主観がなく客観性のみで検証されます
日本の投資信託は、検証ができないのが難点です
しかし、日本の投資信託でも、ベンチマークとして、米国ETFに連動しているものが少なくありません
ポートフォリオビジュアライザーを活用し、投資判断の参考にするのは有効な手段です
下のリンクで、バックテストが可能です!
https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio
【関連記事】
「米国連続増配株式ETF『VIG』3つの魅力」【2024年8月版】
tihouno-takudora.hatenablog.com
最後に(タクドラたみの思い)
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます
投資のスタイルは、人それぞれで、選ぶ証券会社や、投資先も、違っていて当然と思います
また、同じ人でも、市場の状況や、年齢、年収、資金力、家族構成が変化するので、投資スタイルは変わってくるでしょう
私は、資産運用は、安易に投資先を決めるのではなく、今の自分には、どんな投資が適切なのか?を、自らで十分検討し続けることが重要と考えています
そして、人それぞれ、リスクに応じた投資先を選び、投資先を配分し
リスクに応じた投資金額で、長期投資することが重要と考えています
名著『となりの億万長者』には
蓄財優等生は蓄財劣等生の二倍の時間を資産運用のためにかけている
と書かれています
私のブログが、投資のヒントになれば嬉しいです
質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします
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