こんにちは!タクドラたみです♪
ネット界隈では、「S&P500」より「全世界」の方が、リスクが小さいとも言われています。
そこで、過去の実績では、どうだったのかを検証してみました。
- トータルリターン比較
- CAGR(年間成長率)
- Stdev(標準偏差)
- Best Year(最もリターンの大きかった年)
- Worst Year(最もリターンの小さかった年)
- Max.Drawdown(ピークからの最大下落率)
- Sharp Ratio(同じリスクの場合のリターンが大きいのは?)
- Sortino Ratio(下落に強いのは?)
- Market Correlation(相関関係)
- 検証結果のみでの結論
- 最後に
ポートフォリオ ビジュアライザーを使い検証した結果が、上のチャートです。
画僧が、小さいくなり、申し訳ございません。
NISAの積立投資枠で投資できる「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と、
愛称:オルカンの「eMAXIS Slim 全世界株式」で比較したかったのですが、
今回は、検証期間を、少しでも長くしたいので、
「S&P500」は、ベンチマークを同じくするETFの「VOO」と、
「オルカン」は、やはりベンチマークを同じくするETF「ACWI」で、
比較検証しました。
それでも、わずか13年ほどの期間ですが…。
では、一つずつ分析の内容を見ていきましょう。
トータルリターン比較
期間中、分配金込みのトータルリターンは、チャートから一目瞭然ですが、
「S&P500(VOO)」➡ 約4.25倍
「全世界(ACWI)」➡ 約2.50倍
S&P500の圧勝です!
CAGR(年間成長率)
「S&P500(VOO)」➡ 11.94%
「全世界(ACWI)」➡ 7.41%
S&P500の圧勝です!
Stdev(標準偏差)
標準偏差とは、リターンのばらつきの数値です。
ばらつきの幅が大きいほど、リスク(値動きの幅)が大きいとされ、
ばらつきの幅が小さいほど、リスク(値動きの幅)が小さいとされ、
一般的に、リスクの小さいほうが、投資家の好感度が高いと言われています。
「S&P500(VOO)」➡ 14.37%
「全世界(ACWI)」➡ 14.54%
僅差ですが、S&P500の方が値動きの幅は小さいです。
全世界に分散した方が、米国集中より、リスクが小さいと、耳にすることがありますが、実際は、過去の実績を客観的に見ると、S&P500の方が、値動きの幅は小さかったです。
Best Year(最もリターンの大きかった年)
「S&P500(VOO)」➡ 32.39%
「全世界(ACWI)」➡ 26.58%
S&P500の方が、良かったです。
Worst Year(最もリターンの小さかった年)
「S&P500(VOO)」➡ -18.19%
「全世界(ACWI)」➡ -18.37%
S&P500の方が、下落は小さかったです。
Max.Drawdown(ピークからの最大下落率)
「S&P500(VOO)」➡ -23.91%
「全世界(ACWI)」➡ -25.72%
S&P500の方が、最大下落率は小さかったです。
Sharp Ratio(同じリスクの場合のリターンが大きいのは?)
数値が大きいほど、リスクを取ったことによるリターンの大きさ。
数値が高いほど、効率的に収益が得られた。
「S&P500(VOO)」➡ 0.79%
「全世界(ACWI)」➡ 0.50%
S&P500の方が、効率的に収益を得られました。
Sortino Ratio(下落に強いのは?)
数値が大きいほど、下落局面に強いとされています。
「S&P500(VOO)」➡ 1.24%
「全世界(ACWI)」➡ 0.74%
S&P500の方が、下落局面で強かったです。
Market Correlation(相関関係)
今回は「S&P500」を基準にしています。
相関関係は1に近いほど近く、マイナスになれば相関関係は低くなります。
「S&P500(VOO)」の 1.00%に対し
「全世界(ACWI)」は 0.96%
相関関係は、かなり近いので、どちらに投資しても、あまり変わらなかったことを意味します。
検証結果のみでの結論
「S&P500」「全世界株」どちらがいいの?
の答えは、相関関係が近いので、どちらでもあまり変わらないという前提で、結論は、今回の検証では「S&P500」の方が「全世界株」より、リターンに対しリスクは小さかったです。
ただし、未来を考慮しない今回の検証では、
S&P500の方に優位性があっただけかもしれません。
そもそも、投資は、長く市場に居続けるのが有利と言われています。
そう踏まえれば、より精神的に、安定できる方に投資するのがいいと思います。
なんなら「S&P500」と「全世界株」を半分ずつでもいいと思います。
そして、さらに、ちゃぶ台を返すようですが「S&P500」か「全世界株」かの問題より、アセットアロケーションで、株式の比率をどのくらいにするの方が、重要と思います。
最後に
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今回の検証結果は、過去のデータから検証した、現時点の結果で、未来を保証するものではありません。
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投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。
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