『タクドラたみ』の米国株投資

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【2023年11月版】「S&P500」と「全世界株」の リスクとリターンを検証しました(意外な真実かも…⁉)

地球, 地球儀, 世界

 

こんにちは!タクドラたみです♪

ネット界隈では、「S&P500」より「全世界」の方が、リスクが小さいとも言われています。

そこで、過去の実績では、どうだったのかを検証してみました。

 

 

portfoliovisualizer ポートフォリオ ビジュアライザー を使い筆者編集(2023.11.24)

 

ポートフォリオ ビジュアライザーを使い検証した結果が、上のチャートです。

画僧が、小さいくなり、申し訳ございません。

 

NISAの積立投資枠で投資できる「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と、

愛称:オルカンの「eMAXIS Slim 全世界株式」で比較したかったのですが、

今回は、検証期間を、少しでも長くしたいので、

「S&P500」は、ベンチマークを同じくするETFの「VOO」と、

「オルカン」は、やはりベンチマークを同じくするETF「ACWI」で、

比較検証しました。

それでも、わずか13年ほどの期間ですが…。

 

では、一つずつ分析の内容を見ていきましょう。

 

トータルリターン比較

期間中、分配金込みのトータルリターンは、チャートから一目瞭然ですが、

「S&P500(VOO)」➡ 約4.25倍

「全世界(ACWI)」➡ 約2.50倍

S&P500の圧勝です!

 

CAGR(年間成長率)

「S&P500(VOO)」➡ 11.94%

「全世界(ACWI)」➡ 7.41%

S&P500の圧勝です!

 

Stdev(標準偏差)

標準偏差とは、リターンのばらつきの数値です。

ばらつきの幅が大きいほど、リスク(値動きの幅)が大きいとされ、

ばらつきの幅が小さいほど、リスク(値動きの幅)が小さいとされ、

一般的に、リスクの小さいほうが、投資家の好感度が高いと言われています。

「S&P500(VOO)」➡ 14.37%

「全世界(ACWI)」➡ 14.54%

僅差ですが、S&P500の方が値動きの幅は小さいです。

 

全世界に分散した方が、米国集中より、リスクが小さいと、耳にすることがありますが、実際は、過去の実績を客観的に見ると、S&P500の方が、値動きの幅は小さかったです。

 

Best Year(最もリターンの大きかった年)

「S&P500(VOO)」➡ 32.39%

「全世界(ACWI)」➡ 26.58%

S&P500の方が、良かったです。

 

Worst Year(最もリターンの小さかった年)

「S&P500(VOO)」➡ -18.19%

「全世界(ACWI)」➡ -18.37%

S&P500の方が、下落は小さかったです。

 

Max.Drawdown(ピークからの最大下落率)

「S&P500(VOO)」➡ -23.91%

「全世界(ACWI)」➡ -25.72%

S&P500の方が、最大下落率は小さかったです。

 

Sharp Ratio(同じリスクの場合のリターンが大きいのは?)

数値が大きいほど、リスクを取ったことによるリターンの大きさ。

数値が高いほど、効率的に収益が得られた。

「S&P500(VOO)」➡ 0.79%

「全世界(ACWI)」➡ 0.50%

S&P500の方が、効率的に収益を得られました。

 

Sortino Ratio(下落に強いのは?)

数値が大きいほど、下落局面に強いとされています。

「S&P500(VOO)」➡ 1.24%

「全世界(ACWI)」➡ 0.74%

S&P500の方が、下落局面で強かったです。

 

Market Correlation(相関関係)

今回は「S&P500」を基準にしています。

相関関係は1に近いほど近く、マイナスになれば相関関係は低くなります。

「S&P500(VOO)」の 1.00%に対し

「全世界(ACWI)」は 0.96%

相関関係は、かなり近いので、どちらに投資しても、あまり変わらなかったことを意味します。

 

検証結果のみでの結論

「S&P500」「全世界株」どちらがいいの?

の答えは、相関関係が近いので、どちらでもあまり変わらないという前提で、結論は、今回の検証では「S&P500」の方が「全世界株」より、リターンに対しリスクは小さかったです。

 

ただし、未来を考慮しない今回の検証では、

S&P500の方に優位性があっただけかもしれません。

 

そもそも、投資は、長く市場に居続けるのが有利と言われています。

 

そう踏まえれば、より精神的に、安定できる方に投資するのがいいと思います。
なんなら「S&P500」と「全世界株」を半分ずつでもいいと思います。

 

そして、さらに、ちゃぶ台を返すようですが「S&P500」か「全世界株」かの問題より、アセットアロケーションで、株式の比率をどのくらいにするの方が、重要と思います。

 

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最後に

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

今回の検証結果は、過去のデータから検証した、現時点の結果で、未来を保証するものではありません。

 

ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、はてなブロブやTwitterで、コメントお願いします。

 

投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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