うち、生活必需品セクターETF『VDC』買いたいねんけど、
1株約189ドルって24,000円以上で、高くて買えんなぁ~。
でもな、1株約73ドル、1万円以内で買える
生活必需品セクターETFがあるんやで♪
こんにちは!タクドラたみです♪
先日、私のブログで恒例の『1月度 米国株 ETF 11セクター比較』
2023年1月 米国株 ETF 11セクター比較(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!) - 『タクドラたみ』
を書きました。
その中でも、特に、今後の期待感が高く、注目せざるを得ないのが「生活必需品セクター」と「公益セクター」でした。
今回は「生活必需品セクターETF」にフォーカスし、ETFの『XLP』を、『VDC』と比較しながら紹介します。
「生活必需品セクター」投資について
「生活必需品セクター」は、個別銘柄でも、魅力的な銘柄が多く、銘柄を絞り込むのが、非常に難しいです。
代表的な銘柄は、
・プロクター&ギャンブル(PG)
・コカ・コーラ(KO)
・ペプシコ(PEP)
・ウォルマート(WMT)
・アルトリア(MO)
などで、この5銘柄は、私自身、保有しています。
たったの5銘柄と、思われるかもしれませんが、5銘柄を1株ずつ買おうとすると、557.85ドルで、日本円(130円/ドル)で換算すると、約72,500円です。
サラーリーマンの個人投資家が、7万円を超える金額を、このセクターだけで、コツコツ積み上げていくのは、とても難しいと思います。
おそらく、多くの人は、個別株の前に「つみたてNISA」や「iDeCo」などで、既に、数万円、毎月積み立てていると思われるからです。
そこで、頼りになるのが、「セクター別ETF」です。
生活必需品セクターETFの代表格は、バンガードが運用する『VDC』です。
しかし『VDC』は、今日時点、1株、188.65ドルで、約24,600円と、サラーリーマン個人投資家が手軽に買うには、いささか高いと感じます。
という訳で、今回、紹介するのが『XLP』というETFです。
ETFで重要な経費率は『VDC』『XLP』ともに、0.10%と同じです。
でありながら『XLP』は、1株、72.85$(約9,500円)と、1万円以下で買えるのが、大きな魅力です!
投資のコアとして「S&P500」や「全世界株式」に毎月積み立てしてたとします。
しかし、それらは、インデックスの特徴から、当面、苦戦が予測される「GAFAM」を中心としたハイテク株の比率が高く悩ましいです。
そんな中、サテライト投資で、当面「S&P500」をアウトパフォームする期待が持てる「生活必需品セクター」に、投資資金の一部を振り向けたいと考えている人は、少なくないと思います。
もちろん、私は「生活必需品セクターETF」を、投資のコアとして、超長期保有もいいと考えていますし、私自身、長期保有しています。
『VDC』『XLP』比較
代表的な生活必需品セクターETFは、ブラックロックの『KXI』もあります。
しかし、今回は『KXI』の経費率が0.40%と高く、記事の意図から外れるため除外しました。
【『VDC』『XLP』概要比較】
2023.1.24 時点
【経費率】
以前『XLP』の経費率は、0.13%の時があったようです。
しかし、ステートストリートが、バンガードに対抗するためか、経費率を下げ、現状は、同じ0.10%です。
素晴らしいです♪
【基準価格】
『VDC』の約189ドルに対し、『XLP』は約73ドルです。
同じ、経費率で、半分以下の価格で買えるのが『XLP』最大の魅力です!
【トータルリターン】
分配金込みで『XLP』と『VDC』、そして、参考のため『VOO(S&P500)』加えて比較しました。
青の線・・・『XLP』
赤の線・・・『VDC』
オレンジの線・・・『VOO』
【直近約1年】
(2023.1.24)
字が小さく見にくいですが、感覚的に『XLP』と『VDC』の差は、ほぼありません。
『VOO』は、直近1年、残念な感じです。
【長期(約38年)】
(2023.1.24)
期間を最大にした約38年でも、『XLP』と『VDC』の差は、誤差レベルというのが分かります。
さすがに『VOO』のトータルリターンが、最もいいです。
【投資先の分散について】
『VDC』の約100社に対し、『XLP』は約30社です。
しかし、セクター別ETFなので『XLP』も、分散は十分でしょう。
実際、上に添付した「トータルリターン比較」のチャートでも、ほぼ差がないことから、分散については問題ないと思います。
『XLP』は『VDC』と同じ0.10%の経費率で、
トータルリターンは、ほぼ一緒。
『VDC』の半値以下で買えるのが、最大の魅力やねん!
【上位組み入れ銘柄比較】
【『VDC』上位組み入れ銘柄】
(2023.1.24)
【『XLP』上位組み入れ銘柄】
(2023.1.24)
まとめ
・セクターローテーションの観点から、今後、リセッションに向かうので「生活必需品セクター」は魅力的。
・個別株で拾っていくのは、リスクが大きく感じる、手間がかかるなどを考えるなら、セクター別ETFがおすすめ。
・「生活必需品セクターETF」は、『VDC』もいいが、投資資金が少ないとか、少額で期間をずらしながら少しずつETFに資金を入れたいと考えるなら、株価の安い『XLP』の活用は有効。
・『VDC』と『XLP』の経費率は同じで、トータルリターンもほぼ同じ。
・私自身、今後、生活必需品セクターETFを買う時は『XLP』を選択します!
最後に
・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。
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