こんにちは!タクドラたみです♪
米国株式市場は、直近1ヵ月
ダウ平均、▲2.44%
S&P500、+3.37%
ナスダック総合、+6.36%
(2024.6.19時点)
と、明暗が分かれている状況です。
そのような中、セクター別のパフォーマンスが、どうなっているのか、確認していきましょう。
11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も記載しています。
これらが、読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。
時間のない方は、記事の始めの方に添付した、セクター別パフォーマンス「ピックアップ」と「詳細」の表のみ見てください。
なんとなく、感じがつかめると思います。
セクター比較のETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。
参考までに、私の保有銘柄も添えています!
概況
セクター別パフォーマンス「ピックアップ」
直近1年は 比較的
ハイテクが強く
ディフェンシブセクターが
苦戦!
1ヵ月と比べ、好調なセクター、不調なセクターの上位3セクターは、順位の入れ替えは、ありましたが、ほぼ変化なし。
比較的、AIブームでハイテク系が強く、
ディフェンシブセクターは苦しんでいます。
セクター別パフォーマンス「詳細」
直近1ヵ月
情報技術 1強!
直近1ヵ月、直近3ヵ月、過去1年、過去3年、過去5年の、
セクター別リターン。
直近1ヵ月の全体感は、あまり良くない印象を感じです。
しかし、情報技術のみ、急騰しています。
また、期間を長くしても、情報技術の強さが目立ちます!
セクターローテーション
ここ数カ月の動向を、セクターローテーションに合わせると、
景気回復期に強い銘柄が善戦しているように見えますが、どうなのでしょうね?
1「景気後退期」に強いセクター
エネルギーセクターは
原油価格の停滞で軟調傾向
・エネルギーセクター『VDE』
(『S&P500』と比較 )
「VDE」は、原油価格の影響が大きいので、原油価格のチャートも添付しました。
セクターローテーション上の、比較対象がないので『VOO(S&P500)』と比較しました。
・青色・・・「VDE(エネルギー)」
・黄色・・・「VOO(S&P500)」
【直近1年】
※ 直近1年 原油先物価格
原油価格の、テクニカル分析は、個人的に不能と思います。
とは言え、移動平均線の25日が、上昇に向かい、50日線を上回れば、エネルギー関連株は、買いのタイミングかもしれませんね。
ただ、長期的には、脱炭素社会の視点で見ていく必要もあると思っています。
『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄
●「エクソンモービル(XOM)」
●「シェブロン(CVX)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VDE 銘柄 - バンガード・エナジーETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
● エクソンモービル
2「不況期」に強いセクター
公益株が、下落へ!
・ヘルスケアセクター『VHT』
・生活必需品セクター『VDC』
・公益セクター『VPU』
・通信セクター『VOX』
不況に強いとされているセクター群。
参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました。
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」
・水色・・・「VDC(生活必需品)」
・オレンジ・・・「VPU(公益)」
・紫色・・・「VOX(通信)」
【直近1年】
直近の「FOMC」で、年内の利下げ観測が、年末頃の1回へと、減少したことで、高金利に弱い「公益」は、値を下げました。
「ヘルスケア」「生活必需品」は、依然、苦戦気味なので、銘柄によっては、少しずつ買ってもいいかと考えています。
「通信」は、チャートを見る限り、買いにくいですね。
『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄
●「ユナイテッドヘルスグループ(UNH)」
●「イーライリリー(LLY)」
●「ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ))
●「アッヴィ(ABBV)」
●「メルク(MRK)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VHT 銘柄 - バンガード・ヘルスケアETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
● ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
● アッヴィ
● メルク
● ユナイテッドヘルス
『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄
●「プロクター&ギャンブル(PG)」
●「コストコホールセール(COST)」
●「ウォルマート(WMT)」
●「ペプシコ(PEP)」
●「コカ・コーラ(KO)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VDC 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ステープルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
●プロクター&ギャンブル(P&G)
● コカ・コーラ
● ペプシコ
●ウォルマート
●アルトリア・グループ
『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄
●「ネクステラ・エナジー(NEE)」
●「サザン(SO)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VPU 銘柄 - バンガード・ユーティリティーズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄
●「メタ・プラットフォームズ(META)」
●「アルファベット(GOOG)」
●「コムキャスト(CMCSA)」
●「ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)」
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VOX 銘柄 - バンガード通信サービスETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
3「景気回復期」に強いセクター
好調を維持する 情報技術セクター
・金融セクター『VFH』
・不動産セクター『XLRE』
・情報技術セクター『VGT』
景気回復期に強いとされているセクター群。
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・黄色・・・「VFH(金融)」
・水色・・・「XLRE(不動産)」
・オレンジ・・・「VGT(情報技術)」
【直近1年】
このセクター群は、特に、金利の影響を受けやすいです。
しかし、高金利の現状ですが、AIブームの影響で、特に「情報技術」は強いです。
ただ、いい感じに上昇し過ぎてる感があり、ズドンも大きいので、個人的に、今は、買いにくいと感じています。
「不動産」は、利下げ開始時期が、後ズレしていることもあり、まだ、買いにくいと感じています。
『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VFH 銘柄 - バンガード・ファイナンシャルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Ma
【タクドラたみの保有銘柄】
● ビザ
『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄
● プロロジス(PLD)
● アメリカンタワー(AMT)など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
XLRE 銘柄 - Real Estate Select Sector SP 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VGT 銘柄 - バンガード 情報技術ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
● アップル
● マイクロソフト
4「好況期」に強いセクター
好景気の終焉が近いのか?
株価は軟調傾向
・資本財セクター『XLI』
・素材セクター『VAW』
・一般消費財セクター『VCR』
好景気に強いとされているセクター群。
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・青色・・・「XLI(資本財)」
・黄色・・・「VAW(素材)」
・水色・・・「VCR(一般消費財)」
【直近1年】
好況期に強いとされているのが、このセクター群。
失業率が、やや上昇傾向で、インフレも、かなり進んだことで、消費活動が弱くなりつつあるように感じます。
このセクター群は、しばらく、苦戦するかもしれませんね。
『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
XLI 銘柄 - インダストリアル・セレクト・セクターSPDRファンド 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄
●「リンデ(LIN)」
●「エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VAW 銘柄 - バンガード・マテリアルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
なし
『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄
●「アマゾン(AMZM)」
●「テスラ(TSLA)」
●「ホームデポ(HD)」
●「マクドナルド(MCD)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VCR 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
【タクドラたみの保有銘柄】
● ホーム・デポ
●マクドナルド
まとめ
直近、AI関連銘柄、半導体関連銘柄は、市場の上昇をけん引していますが、全体感としては、厳しくなりつつあるように感じます。
私見ですが、今は、積極的に買い向かう時期ではなく、株を買い持ちし、株価上昇の恩恵を受ける時期と考えています。
とは言え、一部の個別銘柄に関しては、企業分析をしっかり行い、参入障壁が高く、財務内容のよい銘柄であれば、買い向かってもいいと思っています。
また、セクターETFやテーマ別ETFに投資する場合も、ETFを構成しているのは、個別株の集まりという認識を持ち、各企業の決算内容など、しっかり分析するのが賢明と思います。
最後に
・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。
・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。
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