「連続増配13年」
ホームセンター業界世界一!
『ホーム・デポ』ってなんや?
『ホーム・デポ』ってな、
スーパーホームセンターって感じやな!
業界ナンバーワン企業で、
米国、カナダ、メキシコで
店舗数2300を超える
ダウ30、S&P500、銘柄や!
世界の時価総額ランキングは
業界トップで
2023年4月、27位やで!
【直近(2023.5.6時点)の概要】
● 株価・・・289.62ドル
● PER・・・17.36倍
● 配当利回り・・・2.89%
米国株の平均PERは、15~35倍で推移しています。
現在のホーム・デポのPERは、28倍なので、企業への期待感は妥当に評価されています。
配当利回り2.89%は、高配当と言うには、やや物足りない感じですが、
株価の値上がりと、配当金の両方に、ほどよく期待し、投資できる銘柄です。
こんにちは!タクドラたみです♪
高配当株投資のポイントは
・配当利回り
・配当実績
・配当性向
・フリーキャッシュフロー
・セクター分散
と言われています。
今回は、これらのポイントを押さえながら『ホーム・デポ株』について、分析していきます。
- ホーム・デポ企業概要
- 「ホーム・デポ」と「S&P500(VOO)」のリターン比較
- 業績推移(P/L)
- 貸借対照表(B/S)
- 主要指標
- 配当金推移
- 配当性向
- フリーキャッシュフロー(C/F)
- セクター
- 最後に
- 銘柄分析記事一覧
ホーム・デポ企業概要
ホーム・デポは、1978年設立した世界最大規模のホームセンター。
本社は、米国のジョージア州。
米国、カナダ、メキシコを中心に、2300を超える倉庫型店舗を展開する、住宅リフォーム、建築資材などを販売する小売チェーン。
住宅修繕工事や、工具、設備のレンタルなどのサービスも提供している。
また、店舗だけでなく、オンラインでも商品を販売しています。
現時点の時価総額は、約2,932憶ドルで、業界2位の「ロウズ(LOW)」の時価総額は、約1,227憶ドルです。
「ホーム・デポ」と「S&P500(VOO)」のリターン比較
【約15年のトータルリターン比較】
青・・・ホーム・デポ「HD」
赤・・・S&P500「VOO」
グーグル ファイナンスを使い、期間最大で株価比較をすると、S&P500の約2,400%に対し、ホーム・デポは約115,000%と、
ホーム・デポが、約48倍もアウトパフォームし、チャート比較にならなかったので、
今回は、ポートフォリオ ビジュアライザーを使い、約15年のトータルリターンで比較しました。
それでも、ホーム・デポの圧勝です。
しかし、ホーム・デポは、個別株です。
当然、S&P500といった、インデックスに比べ、株価の値動きの幅は大きいです。
また、これまでの株価上昇は、極端でした。
次に、直近5年の株価比較を見ましょう。
【約5年の株価比較】
青・・・ホーム・デポ「HD」
黄・・・S&P500「VOO」
期間を短くすると、ほぼ株価推移は、同程度になります。
しかし、ホーム・デポは、個別株です。
「S&P500」に比べ、値動きの幅は大きいです。
ホーム・デポは、高配当銘柄とも言われています。
一般的に、米国高配当株のポートフォリオは、セクターを分散させ10~20銘柄で組む事が、奨励されています。
ホーム・デポに投資するのであれば、それも踏まえておきたいです。
業績推移(P/L)
2008年に始まったリーマンショック以降、きれいな右肩上がりで素晴らしいです。
貸借対照表(B/S)
● 流動資産が、流動負債を、大きく上回っているので、短期的な資金繰りに困ることはないでしょう。
● 超積極的な自社株買いが原因とは言え、純資産(自己資本)が、ほとんどないのは気になります(2022年はマイナス)。
これが原因で、ホーム・デポは、財務健全の高い銘柄しか組み入れない、高配当株ETF「HDV」に入っていないのだと思われます。
主要指標
妥当株価が約281ドルに対し、現在の株価は約290ドルなので、わずかながら割高と思われます。
この中で、注目したいのは、ROEと、PBRですが、
積極的な、自社株買いで株主還元し続けた結果、純資産がマイナス傾向で、ROEとPBRがバグっているため、「ROA」で見ていきます。
また、自己資本比率が2%程度で、超低いのも同じ理由です。
ただ、米国の優良企業の場合、ホーム・デポのように、積極的な自社株買いによる株主還元で、純資産がマイナスになっているケースは珍しくないです。
これは、企業が稼ぐ力に自信を持っている証とも言えるでしょう。
【ROA】
ROA(総資産利益率)は、経営の収益効率性を見る指標です。
一般的に、ROAの目安は5%で、7%を超えていると優良企業と言われ、10%を超えると超優良企業と言われます。
ホーム・デポのROAは、20%を超えているので、稼ぐ力がとても高い超優良企業です。
配当金推移
直近配当利回り、2.89%
【直近10年の配当金実績】
上の棒グラフで分かる通り、きれいな右肩上がりで、素晴らしいです。
そして、下の時系列の表を見ると、増配金額が、とんでもないことが分かります。
2023年の予想、7.60ドル/株に対し、2014年は、1.56ドル/株 でした。
つまり、10年で配当金が4.87倍です!
私の、個人的な予想ですが、純資産が厳しいので、今後、株主還元は、配当金の増配に力を入れる一方、自社株買いのペースを下げると思います。
株価は、PER × EPS で、求められます。
自社株買いのペースを下げると、EPSが上がりにくくなり、株価の上昇力は下がるように思えます。
配当性向
配当性向とは、税引後の当期純利益のうち、何パーセント配当金に回したのかを示す指標です。
配当性向は、45%程度なので、まだ、十分、増配をする余力はあると思います。
ホームデポは、今後、株価の値上がりより、配当金に期待がより持てる企業になるような気がします。
フリーキャッシュフロー(C/F)
フリーキャッシュフローは、企業が自由に使える現金です。
注目したいのが、赤線の折れ線で示す「フリーキャッシュフロー」です。
基本的に、一度もマイナスになることもなく、素晴らしい右肩上がり傾向です。
直近2年は下がってますが、2020年がコロナ特需で、儲かりすぎてただけなので、問題はないでしょう。
セクター
ホーム・デポ株は、一般消費財セクターです。
一般消費財セクターは、好況時に強いと言われているセクターです。
今後、米国に不況が来ると、ホーム・デポの株価は、大きく下がるかもしれません。
しかし、ホーム・デポは、下落時に買いたい銘柄のひとつと私は考えています。
また、株価にとって、厳しい時期でも、ホーム・デポ株の場合、増配を含め、安定した配当金が期待できる銘柄と思われます。
最後に
・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・この記事は『ホーム・デポ』の情報を一部切り取ったのみで、投資判断をするには、あまりにも情報が少な過ぎます。
その点、ご了承ください。
・今後も、最新の内容や、記事のアップデートをしながら、リライトし続ける予定です。
・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブロブやTwitterで、コメントお願いします。
・投資スタイルは、人によって千差万別です。少しでも、参考になれば嬉しいです。
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※ 今回の『ホーム・デポ(HD)』は【一般消費財】セクターです。
※ 今後も、大型の配当株中心に、なるべくセクターを分散し更新していきます。