『タクドラたみ』の米国株投資

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『ペプシコ(PEP)』銘柄分析

『連続増配51年の配当王』

へぇ~

ペプシコって配当王なんや

 

『ペプシコ』は

「S&P500」

「ナスダック」

採用銘柄や!

 

「ナスダック」の

上位組み入れ銘柄やけど

生活必需品セクターやから

ナスダック銘柄の中でも

長期保有しやすい銘柄や!

 

【直近(2023.6.23時点)の概要】

● 株価・・・187.35ドル

● PER・・・39.46倍

● 配当利回り・・・2.70%

米国株の平均PERは、15~35倍で推移しているので、やや高めです。

配当利回り2.70%は、高配当と言うには、わずかに物足りない感じですが、

超長期目線で、株価の値上がりも、配当金にも、バランスよく期待できる銘柄でしょう。

 

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

配当株銘柄分析のポイント

・P/L・B/S・C/F

 (財務三表)

・配当実績

・配当性向

などと言われています。

 

今回は、これらのポイントを押さえながら生活必需品セクターの『ペプシコ株』について、分析していきます。

 

ペプシコ企業概要

ペプシコは、ペプシなどの飲料や、ドリトスなどのスナックの、世界王手企業。

 

食品が売上全体の約55%、その他の売上は飲料製品。

飲料では、コカ・コーラに次ぐ、世界第2位。

純売上高ベースでも、ネスレに次ぐ世界第2位の、食品・飲料メーカー。

海外市場の売上は全体の約40%で、利益の約30%を占める。

 

本社は、米国のニューヨーク州にある、多国籍企業。

 

市場平均と「ペプシコ」のリターン比較

【約20年のトータルリターン比較】

青・・・全米株式(VTI)

赤・・・ペプシコ(PEP)

ポートフォリオ ビジュアライザーを使い
筆者編集(2023.6.23)

ポートフォリオ ビジュアライザーを使った、約20年、配当金込み、トータルリターンで比較です。

 

市場平均は「VOO(S&P500)」で比較したかったですが「VOO」が、設定来、約13年と短いため「VTI(全米株式)」で比較しました。

 

ペプシコは、市場平均と、トータルリターンは、ほぼ同じです。

 

コロナショック以降は「GAFAM」を中心としたハイテク株が強く、ペプシコは市場平均をアンダーパフォームしました。

しかし、ハイテク株が苦戦する現状、安定した株価推移で、市場平均をアウトパフォームしています。

 

また、2024年(来年)、リセッションが来るとも言われています。

ディフェンシブセクターと言われる、生活必需品セクターの、ペプシコは、市場平均をアウトパフォームする可能性が高いと思われます。

 

次に、直近5年の株価比較を見ましょう。

 

【約5年の株価比較】

青・・・S&P500(VOO)

黄・・・ペプシコ(PEP)

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.23)

5年比較は、期間が短いため「S&P500(VOO)」と比較しました。


ペプシコは、コロナショック以降、「S&P500」に対し、アンダーパフォームしましたが、直近は「S&P500」に対し、アウトパフォームしています。

 

個別株は「S&P500」などの、インデックスに対し、通常、値動きの波は、大きい傾向です。

 

しかし、ペプシコは「S&P500」に比べ、値動きの波が小さいです。

 

未来のことは、分かりませんが、ペプシコの株価推移の特徴は、以下の通りです。

 

ペプシコの株価推移の特徴

 

・市場平均のインデックスより、株価推移の波が穏やか

(ただし、短期的な値動きの幅は大きい)

 

・不況局面や利上げ局面では、市場平均をアウトパフォームする

 

・長期目線での株価推移は、市場平均と同じくらい

 

➡ 市場平均のパフォーマンスが悪い時期、下落幅が小さいので、私たちのポートフォリオを安定させるには、組み入れたい銘柄

 

【直近1年の株価推移】

グーグル検索より(2023.6.23)

ペプシコの株価推移は、過去5年でも、直近1年でも、上下しながら下値を切り上げています。

ちょうど、今(2023.6)、株価が上昇トレンドに入った感じがします。

ペプシコ株を買うタイミングとしては、いい時期でしょう。

 

業績推移(P/L)

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

売上、利益の実績は、変動の波が少なく、緩やかに上昇傾向です。

急激な成長は、今後も期待は持てませんが、安定した業績は、大きな魅力です。

 

フリーキャッシュフロー(C/F)

フリーキャッシュフローは、企業が自由に使える現金です。

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.5.14)

 

注目したいのが、赤線の折れ線で示す「フリーキャッシュフロー」です。

 

ビミョーな年もありますが、安定的にプラスで推移しています。

 

企業が自由に使えるフリーキャッシュフローが安定しているので、今後の増配を含め、配当金にとって安心材料です。

 

貸借対照表(B/S)

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

 

流動資産が、流動負債を、下回っているのは、若干の不安材料ですが、ペプシコの企業規模を考えると、問題ないでしょう。

 

② 上述したP/Lや、C/Fのグラフで分かる通り、安定した黒字体質で、純資産を積み上げています。

 

主要指標

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

 

妥当株価が約172ドルに対し、現在の株価は約187ドルなので、わずかながら割高と思われます。

しかし、他のナスダックの主要銘柄が、急騰していることを考えると、比較的買いやすい銘柄と感じます。

 

この中で、注目したいのは、ROEと、PBRです。

業務・財務情報 ペプシコ[PEP/Pepsico]日経会社情報DIGITAL - 日本経済新聞

 を元に筆者編集(2023.6.23)


【ROE:53.68%
(2022.12)

ROE(自己資本利益率)は、経営の収益効率性を見る指標です。

一般的に、ROEが10%を超えていると優良企業と言われ、20%を超えると超優良企業と言われます。

直近のデータ(2023.6.23)では、ROEは37.3倍ですが、ペプシコの自己資本は現状18.6%と低めなので、いいように見える側面があります。

そこで、ROAも確認します。

 

直近のROA(総資産利益率)に目を向けると、7.1倍です。

一般的に、ROAの目安は5%で、7%を超えていると優良企業と言われ、10%を超えると超優良企業と言われているので、

ペプシコの、経営効率は、ROE、ROAともに優良です。

 

【PBR:14.50倍(2022.12)

PBR(株価純資産倍率)は、株価が企業価値の何倍で取引されているかの指標です。

PBRは、1倍以下で割安と言われています。

 

直近のデータ(2023.6.23)でも、15.0倍なので、割安とはいえません。

これは、ペプシコの企業への期待感が、株価に反映している結果と考えられます。

業績が安定しているペプシコへの期待感は、安定的に高水準なので、数字上、割安ではありませんが、妥当な水準でしょう。

 

自社株買い

株価は、PER × EPS(1株当たり利益) で求められます。

自社株買いは、株式数を減らすことで、1株当たりの利益(EPS)を上昇させます。

株価を上昇させることで、株主還元をするのが自社株買いです。

 

下の水色の棒グラフは、発行済み株式数の推移です。

PepsiCo Shares Outstanding 2010-2023 | PEP | MacroTrends より引用(2023.6.23)

下の表がらもペプシコは順調に自社株買いを進めてきたことが分かります。

 

 PepsiCo Shares Outstanding 2010-2023 | PEP | MacroTrends  より引用(2023.6.23)

 

2013年の発行済み株式数は、1,560(百万株)に対し、

2022年の発行済み株式数は、1,387(百万株)でした。

 

10年で、ペプシコは、株式数を約11%減らしてきました。

また、ペプシコの配当利回りは、2.70%(2023.6.23時点)で比較的高いです。

このことから、ペプシコは、しっかり株主還元を行っている企業と言えるでしょう。

 

配当金推移

直近配当利回り、2.70%

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

 

【直近10年の配当金実績】

上の棒グラフで分かる通り、きれいな推移で増配を続けてます。

下の時系列の表を見ると、増配推移の素晴らしさがよく分かります。

 

2013年の、2.24ドル/株に対し、2022年は、4.53ドル/株まで増えました。

つまり、10年で配当金が2倍以上です!

 

フツーに考えれば、上述したB/SやC/Fの表から分かるように、今後も、安定的な増配が期待できるでしょう。

 

配当性向

配当性向とは、税引後の当期純利益のうち、何パーセント配当金に回したのかを示す指標です。

マネックス証券  「銘柄スカウター」より引用(2023.6.23)

配当性向が、100%に近いのは不安材料です。

つまり、利益のほぼ全てを、配当金として使っている状態です。

 

今後、市場規模の拡大が見込める新興国で、ブランド力を生かして、どれだけシェアを拡大できるがが、カギとなるでしょう。

 

まとめ

 

ペプシコの生活必需品セクターは、不況時に強いと言われているセクター

 

今後、急激な業績拡大を期待できる銘柄ではなさそう。

財務健全性は、現状、良好な部類で、配当金など株主還元を、しっかり行っている企業。

今後、市場の拡大が見込める、新興諸国で、さらに、どれだけシェアを増やせるかがポイント!

 

 

最後に

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・この記事は『ペプシコ』の情報を一部切り取ったのみです。

投資判断をするには、あまりにも情報が少な過ぎます。

また、私のバイアスも、少なからずかかっています。

その点、ご了承ください。

 

・今後も、大型の配当株中心に、なるべくセクターを分散し、リライトしながら更新していく予定です。

 

・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

・投資スタイルは、人によって千差万別です。少しでも、参考になれば嬉しいです。

 

 

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※ 今回の『ペプシコ(PEP)』は【生活必需品】セクターです。

 

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