『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

PERとは?(株価は企業の何年分の利益を折り込んでいるのか)

f:id:tihouno-takudora:20220220154210j:plain

こんにちは!タクドラたみです♪

今、株式市場では、利上げにより、高PERのグロース株(成長株)にとって厳しい局面と言われています。

しかし、そもそも「PERって何やねん?」ですよね。

私は、投資を始めた頃、そう思っていました。

一方「PER」は、株価指標の中でも、よく見聞きするので、薄々重要かも…と感じていました。

今回は、そんな「PER」について、一緒に学んでいきましょう !

案外、意味が分かれば、難しくないですよ。

【目次】

【PERで分かること】

・企業(株)の期待値

・割高、割安の目安 (目安は15倍)

・株の人気度

PERとは

「PER」とは「Price Earnings Ratio(プライス アーニング レシオ)」の頭文字を取った略で「株価収益率」の事で、

今の株価は、何年分の利益なのか?

を示す指標です。
(以下、株価収益率は「PER」と表記します)

例えば、PER20倍なら、20年分の利益が株価に反映されているという具合です。

では、PERについて、掘り下げていきましょう。

PERの意味

f:id:tihouno-takudora:20220224053039p:plain

① 株価1,000円で、1株利益(EPS)が、100円なら、PERは10倍です。

② 時価総額2,000万円で、純利益が200万円なら、PERは10倍です。

PERの説明の前に「1株当たり純利益(EPS)」について説明します。

ここでの利益は「純利益」(企業が生み出した1年間の売上から、税金などを差し引いた純粋な利益)です。

30,000円が純利益の企業で、発行済み株式数が100株とすれば、30,000 ÷ 100で、1株当たり純利益(EPS)は、300円になります。

PERの計算式

f:id:tihouno-takudora:20220224145709p:plain

株価が3,000円で、EPS(1株利益)が300円なら、PERは10倍です。

「PER」を計算する時は、一般的に「実績のEPS」ではなく「予想EPS」を使います

「予想EPS」とは、市場や企業を分析し調査をしたアナリストたちが「この企業の当期の業績は、これくらいでしょう」と公表した数字です。

企業の決算後は、予想EPS対し、実績がどうだったのかで、株価が左右されます。

決算では「予想EPS」と「実績EPS」は重要です。

予想に対し、実績がよければ、株価は上がりやすいです。

反対に、悪ければ、株価は下がりやすいです。

PERで分かること

期待値としてのPER

今の株価は、今年の利益の何年分なのか?としてのPER

「PER」は、株価 ÷ EPS(1株当たり当期純利益) です。

または、(株価×発行済み株式数)÷(EPS×発行済み株式数)です。

f:id:tihouno-takudora:20220224134837p:plain

と置き換えられるので

f:id:tihouno-takudora:20220224134945p:plain

になります。

時価総額企業価値です。

PERは、今年の利益に対して、何倍の利益(将来の何年分)の企業価値かを示す指標です。

例えば、時価総額1,000万円の企業の、利益が100万円とすれば、PERは10倍で、投資家たちが10年分の利益を折り込んだ企業価値の株価になります。

仮に、PERが50倍なら、50年分の利益を折り込んだ企業価値の株価になります。

つまり、PERが高くなるにつれ、投資家の期待が高いことを意味します。

f:id:tihouno-takudora:20220224051428p:plain

PERの目安

PERは、企業の利益水準と、現在の株価を比較する株価指標です。

一般的に目安とされているのが「15倍」です。

【PBRの目安】

15倍より高ければ「割高」

15倍より安ければ「割安」

ただ、あくまでもPERは目安です。

PERのみを、株の売買基準にすると、間違った判断をするかもしれません。

しつこいですが、あくまでもPERは目安です。

とは言え、15倍という数字は、重要な目安です!

人気度の指標としてのPER

株価は買いたい量と売りたい量のバランス(需要と供給)で決まります。
例えば、ある企業の株を10人の人が1株ずつ買おうとして、売りたい人が1人で1株だと、売る人は、なるべく高値で売りたいので、値をつり上げていきます。
結果その企業のEPSが10円のままでも、株価が元々100円だったのが、大人気で200円になったとすれば「EPS」は同じでも「PERは2倍」になるのです。

「人気が出る前のPER」=(株価)100円 ÷ (EPS)10円 = 10倍

「人気が出た後のPER」=(株価)200円 ÷ (EPS)10円 = 20倍

という具合で、これが『「PER」は人気度の指標』という事です!

PERの活用例

株を売買しようとして「PER」を参考にするとします。

その時、人気の業種と不人気の業種では、期待値が違うので「PER」に差がでてきます。
したがって、異なる業種で比較しても、あまり意味がありません。

同じ業種内で比較すると、割高か割安かの判断がしやすいです。

また、今までの説明の通り「PER」は、投資家の期待や人気、

そして、割高や割安の基準も、投資家の心理などに左右されやすいです。

「PER」のみを、株の売買基準にするのは、危険かもしれません。

f:id:tihouno-takudora:20220224055016j:plain

まとめ

【PERで分かること】

・企業(株)の期待値

・割高、割安の目安 (目安は15倍)

・株の人気度

私の場合「PER」は「投資家の期待値」として捉えています。

最後に

・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

・PERの考え方について、いくらか、参考になったでしょうか?

・この記事が、少しでも、読まれた方の参考になれば嬉しいです。

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブログやTwitterで、コメントお願い致します。

【過去の参考記事】

よければポチッとお願いします!

励みになります!

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村 

『タクドラたみの新潟お出かけ散歩』 - 『タクドラたみ』も頑張ってます!こちらは、お金と違う意味で、人生を豊かにするヒントにしています(^^♪

にほんブログ村 旅行ブログ 甲信越旅行へ
にほんブログ村