・株式投資を、これから始めようと思っている人(もしくは、投資初心者)。
・複利という言葉や、複利の効果を、聞いたことはあるが、いまいち、ピンとこない人。
・投資歴が短く、複利の効果が、あまり実感できず、長期投資に疑問や不安を抱えている人。
こんにちは!タクドラたみです♪
今回は、複利についてです。
そもそも「小金持ち」とは、金融資産5,000万円以上で、
「お金持ち」は、金融資産1億円と言われています。
結論
小金持ちになる方法「プラン①」
小金持ちになる方法(プラン①)
65年間、優良なインデックスファンドに
毎月1万円ずつ投資し続ける
具体的な方法
① 産まれたら、親が子どものための証券口座を開設します。
(ネット証券がおススメです)
② 子どもが成人するまで、親が毎月1万円ずつ投資し続けます。
③ 子どもに投資していることを秘密にした上で、子どもに金融教育を行います。
(子どもには、エサを与えるのではなく、魚の釣り方を教えます。
エサを与えてしまうと、子どもは親の金を当てにし、自立できなくなるので、小金持ちになれません。)
④ 子どもが成人したら、その証券口座の投資を引き継ぎます。
これは、楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」を使ったチャートです。
このプランの、最大の問題点は、子どもが成人するまで、親が子どものために、毎月1万円ずつ積立てることです。
おそらく、その観点から、このプランに難色を示される方は、少なくないと思います。
そこで「プラン②」です。
小金持ちになる方法「プラン②」
小金持ちになる方法(プラン②)
子どもに成人してから、40年間
優良なインデックスファンドに
毎月33,333円ずつ投資し続け方法を教える
(つみたてNISAの限度額が、年間40万円なので、単純に12ヵ月で割り、33,333円を算出しました。)
具体的な方法
① 子どもが成人するまで、子どもに金融教育を行います。
(どうすれば、小金持ちになれるのかを、時間をかけ、じっくり教えます。)
② 子どもが成人したら、その教えを実行していきます。
このプランの、最大の問題点は、大きく2つ。
① 積立期間が、65年から40年と15年少なくなっただけで、積立金額が3倍以上になること。
(これが、複利のマジックです)
② 親が、子どもに教えても、子どもが実践するかどうかが疑問。
プラン①も、プラン②も、悩ましい問題があります。
このプランを参考に、それぞれの実情に合ったプランを、考えることが大切だと思います。
いずれにしても、金融教育を、親が子どもに行うことがポイントです。
では、ここからは、複利について、学んでいきたいと思います。
複利とは?
複利について、「単利」と「複利」の金利計算を比較しながら、学んでいきましょう。
① 単利計算
② 複利計算
単利とは?
「最初の元本のみに対し利子がつく」
複利とは?
「利子が加算された金額が元本になり利子がつく」
単利とは
この図の場合、元本10,000円に対し、5%(500円)の利子がつく例です。
このように、1年目も、2年目も、ずっと同じ金額(500円)の利子がつきます。
複利とは
この図のように、
1年目は、元本10,000円に対し、5%(500円)の利子がつき、単利同様10,500円になりますが、
2年目は、利子の加算された、10,500円に対し、5%(525円)の利子がつき、
3年目も、利子が加算された、11,025円に対し、5%(551円)の利子がつき、
どんどん、利子の金額が大きくなっていきます。
その結果、期間が長くなればなるほど、利子の金額が大きくなり、元々10,000円だった元本が、指数関数的に膨れ上がっていくのです。
これが、上述した、積立期間が65年と、40年にできた、大きな差になるのです。
積立期間が15年短いことで、積立金額を3倍にしても、埋めることはできなくなります。
これが、時間を味方にした複利のパワーです!
ここで有名な、アインシュタインの名言をひとつ紹介します。
『「複利」は人類による最大の発明。
知っている人は「複利」で稼ぎ、
知らない人は利息を払う』
これは、お金を貸す(投資する)と、お金がどんどん増えていき
リボルビング払い(リボ払い)のように、お金を借りる立場になると
逆に、借金がとてつもなく膨れ上がり、火の車になるという意味です。
次に、複利の計算で便利な「72の法則」を紹介します。
72の法則
「72の法則」とは、金利の複利効果により、元本が2倍になる期間を、概算できる法則です。
計算式は以下の通りです。
72 ÷ 金利(%)= 投資期間(年数)
具体的には、以下の表のようになります。
仮に、2%の金利なら、72 ÷ 2 = 36年で元本が2倍。
6%の金利なら、72 ÷ 6 = 12年で元本が2倍になるという、簡単な計算式です。
この計算は、とても便利です。
因みに、100万円を年利10%で運用した時の図は、以下の通りです。
単利だと、30年で、400万円でしたが、
複利だと、30年で、1750万円と大きな差になります。
「年利10%なんて、ありえん!」と、感じますが、
米国の代表的な指数(インデックス)である「S&P500(米国の代表的な500社の株価指数)」は、過去30年~50年は、9~10%の間なので、それほど、非現実的な数字ではないかと思います。
とは言え、過去の実績なので、未来を保障する数字ではありませんし、S&P500も、ひたすら右肩上がりで成長してきたわけでもありません。
実際、現在の2022年5月時点で、S&P500は年初来20%近く値を下げています。
とは言え、暴落を繰り返しながら成長してきたS&P500インデックスは、個人的に信頼に値すると、私は考えています。
最後に
・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・「複利のパワー」いかかだったでしょうか?
・私は、人生の後半戦に突入しているので、65年とか40年とかの複利の効果を享受することはできませんが、これから産まれてくる、子どもたちが、お金に困らない人生を過ごせるといいなぁ~という気持ちで、この記事を書きました。
・複利効果のカギは、時間を味方につけることです。
・資産形成には、長い時間が必要ですが、正しい知識を身につけることにより、株式市場から退場せず、資本主義の恩恵を受けることができると、私は考えています。
・それらも踏まえ、この記事が投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。
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