こんにちは!タクドラのたみです♪
このシリーズの記事では、大型二種免許(バス)取得について書いていきたいと思います。
早速ですが、今回のタイトルにある修了検定に向けての内容を、私の経験を踏まえて書いていきたいと思います!
まず、修了検定の課題は、下の目次の通りでした。
では、それぞれについて説明していきたいと思いますが、今回は、目次の⓪『発進』、①『路端停止』、②『障害物かわし』の説明していきます。
⓪『発進』
まず、検定では採点されないようですが、一応、発進について説明します。
「発進の手順について」
エンジンをかける前にすること
1.運転席の調整
運転席(座席)調整が仮に必要がなくても、必ず調整レバーに手を当てましょう。
ですが、座席の調整は運転に集中するためには超重要です。多少、時間がかかっても、しっかり調整する事は、この先の検定に集中するためには重要です。
2.ルームミラーの調整
これも、仮に調整の必要がなくても、必ずミラーに手を当てるようにしましょう。
私の経験からは、少し下めに調整するのがいいと思います。それは、検定で白熱してくると、どうしても姿勢が前のめりになるからです。
また、この先の路上や卒業検定では、ルームミラーでお客様の確認を想定した動きが出てきますので、少し下めに調整する方がしっくりいくと思います。
3.シートベルトの装着
座席調整とルームミラーの調整が終わってから、シートベルトの装着です。
当然ですが、シートベルトを装着した状態では、ルームミラーの調整はできません。
エンジンをかける手順
1.クラッチとフットブレーキを踏む
2.ギアをニュートラルにする
3.電源スイッチを入れる
4.セルを回しエンジンを始動させる
ここまで、出来れば発進の準備完了です!
ギアをセカンドに入れましょう。
因みに、私の通っていた教習所ではローギアは使いませんでした。
発進の手順
1.安全確認
ルームミラーと右サイドミラーの2点確認で、安全確認を行います。
教習所内は、他の検定車両や教習車両が走っています。二種免許を取得するのであれば、他の車両への配慮をした上でウインカーを出したいところです。
2.右ウインカーを出す
ウインカーを出したら、すみやかに五点確認を行います。
3.五点確認
私の場合、五点確認は
①左サイドミラーと左アンダーミラー
②ルームミラー(乗客の確認)
③右サイドミラーと右アンダーミラー
④左側の目視
⑤右側の目視
この順序で行いました。
五点確認のやり方は、目視も入れて、首を一振りでするやり方もあるようですが、私の場合は、あえて「目視も忘れてないですよ!」というアピールをしたかったので、首を2回振るやり方をしました。と言っても、正直なところ、どちらがいいのか分かりません。
4.発進
五点確認が終わったら、すみやかに発進しましょう。もたもたしていると、再度、五点確認が必要になります。
発着場から、教習所の場内コースに入る際も、他の、車には十分配慮しましょう。
この段階では、まだ検定の採点には関係ないと言われてましたが、私個人の見解では他車への配慮は検定員の印象を大きく左右しますし、実際、私は、後の卒業検定でかなりボロボロでしたが、そういう配慮でオマケしてもらい合格できたと思ってます。
また、この段階で検定員が、眉間にしわが入るような表情やしぐさをすると、その後の検定でのプレッシャーが大きくなります。
私の場合、教習所の場内コースを走り、1つ目のコーナーを回った所で、検定員の「ここから検定を開始します」という合図で修了検定が始まりました。
①『路端停車』
検定が始まるとまず1つ目の課題は『路端寄せ』です。
その前に、まず検定の前提ですが、脱輪は検定中止になります。
白線は踏んでも大丈夫ですが、はみ出すと脱輪になります。とは言え、白線を踏むと減点の対象になるようなので、可能な限り白線を踏まないようにしたいものです。
『路端寄せ』は、道路の左端にバスを寄せ、道路の左側に立っているポールにバスの先端を合わせるという内容です。
どれくらいバスを右側に寄せるかというと、右側の白線(15㎝)の幅以内でした。つまり、タイヤと白線の距離が、白線の幅より狭くないといけないということです。
「路端停車の手順について」
1.左寄せの安全確認
左寄せをするのに進路変更をしなくてはなりません。
進路変更の手順
①ルームミラーと寄せる側のサイドミラーの確認
(今回の場合は左サイドミラー)
②ウインカーを出す
③3秒後に進路変更開始
これは、全ての進路変更で共通です。
2.左ウインカーを出す
上記の通りです。
3.減速しながら少しずつ左寄せ
ここで、一気に左寄せしないのがポイントです。
十分減速してなければ、あっという間に左側が脱輪してしまいます。
4.ギアをセカンドに落とす
早め早めの減速が、落ち着いて運転できると思います。
5.半クラを使いながら停車
半クラを使いながら、左の白線から15㎝以内に車体をコントロールしていきます。
左寄せが完了したら、次は、先端合わせです。
バスの先端と目標のポールに合わせるポイントは、運転席から見て、左側のサイドミラーとピラー(フロントガラスと横のガラスの間の窓柱)の間にポールが入っていて、限りなくポールがピラーに近い状態です。
6.停車処置
停車処置の手順
①ブレーキは踏んだまま、ギアをニュートラルに入れる。
②サイドブレーキを引く。
③クラッチから足を離す。
④路上であれば、ハザードを点灯させて完了。
※順序はどれでもOKですが、自分なりのルールを決めておくといいと思います。
要は、ギアがニュートラル、サイドブレーキを引いている、フットブレーキは踏んだまま、状況に応じてハザードの点灯の状態にすることです。
※①~④の手順は私のマイルールです。
因みに駐車時は、ブレーキから足を離します。
※発着点、縦列駐車や方向転換などコース外であればハザードは不要です。
これは、全ての停車処置で共通です。
②『障害物かわし』
「障害物かわしの手順について」
発進前
安全確認、右ウインカー、五点確認の後、発進です
(安全確認から五点確認の手順は、上記の手順と同じです)
空切りNG
ハンドルの空切りは、一種免許の時はOKでしたが(一種の縦列駐車の時は、めっちゃ空切りしてましたよね(^^;))二種免許ではNGです。減点対象になるかと思われます。
振り出し確認
ギリギリに左寄せしているのでオーバーハングによる、左側面にある障害物に車体を当てると、即検定中止になるので、振り出し確認を慎重に行います。
発進後
発進したら、前方の障害物をかわせる程度にハンドルを切りますが、上記した通り、左の障害物に車体が当たらないよう、緩やかにハンドルを回していきます。
忘れるな!左ウインカー
前方の障害物をかわしたら、すぐに、左ウインカーを点灯させます。これ忘れやすいので意識した方がいいと思います。
障害物かわし完了したら
対向車線にはみ出した車体が完全に戻ったら、障害物かわしは完了ですが、この際、ウインカーがまだ点灯していれば、必ず消しましょう。これも、忘れやすいので要注意です。当然、意味のないウインカーは減点対象になると思われます。
逆に、ウインカーの点灯忘れも減点対象と思われます。
今回は、ここまでにします。
③の『狭路(S字)』以降は、次回の記事に続きます。
③『狭路(S字)』
④『踏切』
⑤『坂道発進』
⑥『隘路(あいろ)』
⑦『40キロ出す』
⑧『発着点停車』
【タクドラたみの一言】
大型二種免許って、取得する人は、あまりいませんよね。
だからなのでしょうが、私自身、免許取得する際、情報化社会と言えど、生きた情報は少なく不安でした。
それが、この記事を書くきっかけなりました。
このブログの記事が、大型二種免許取得を目指す方にとって、支えのひとつになる事を願ってます。
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