・「SPYD」は、優良な米国高配当ETF。
・「HDV」と相性抜群!合わせ持つことで効果的!
・セクターローテーションの観点から、今は、買い時ではない。
こんにちは!タクドラたみです♪
米国の代表的な高配当ETFの3つは「VYM」「HDV」「SPYD」です。
今回は、その一つである『SPYD』を「概要」と「この記事の3つのポイント」、そして「SPYDの現状と買い時」に沿って、解説していきます。
【参考記事】
・「VYM」「HDV」については、下の記事で紹介しています。
「SPYD」とは
「SPYD」は、米国を代表する優良企業500社「S&P500」の内
配当利回りの高い上位約80銘柄に
1銘柄あたり約1.25%で均等に分散投資しているETF。
「SPYD」6つの魅力(重要ポイント)
【 ① 配当利回りが高い】
直近配当利回り3.87%
・配当月 → 年4回(3月・6月・9月・12月)
・銘柄の組み換え → 年2回(1月・7月)
組み入れ銘柄が変わることで、分配金は増減しやすいです。
このチャートでは、ここ2年、分配金は、下がっている傾向ですが、直近の3月、6月と、連続増配しています。
配当利回りは「VYM」の3.15%、「HDV」の2.18%と比較し、最も高いです。
(※「HDV」は、配当利回りが下降傾向ですが、年初来の株価上昇の影響が大きいので、私は、さほど気にしていません。)
【 ② 厳選された優良銘柄】
S&P500の銘柄で構成
「SPYD」の組み入れ銘柄は、世界最強の指数S&P500から、選ばれています。
この信頼感は、大きな安心です。
【 ③ 長期的視点で右肩上がりの分配金が期待できる】
株主還元を重視している米国企業で構成されている
米国は、企業は株主のものであるという意識が高く、増配など株主還元に積極的です。
ファンド内で、組み入れ銘柄の変更などで「SPYD」の減配があったとしても、長期的に増配が期待できます。
【 ④ 均等分散】
構成銘柄が均等分散され、数銘柄に偏っていない
80の組み入れ銘柄が、1.25%ずつになるように、ファンドが構成されています。
ひとつの銘柄が、何らかの事情でコケても、その影響が少ないので、安心して投資し保有できます。
【 ⑤ 経費率が格安】
経費率0.07%
具体的に、100万円「SPYD」に投資したとすれば
年間 700円
月間 約58円
1日 約1.9円のコストす。
日本の投資信託では、年間経費率2%~3%のファンドがゴロゴロしています。
仮に、2%の経費率で100万円運用したとすれば
年間 20,000円のコストす。
あなたは「年間経費、20,000円のファンドに投資したいですか?」
私は、絶対にイヤです!
でも、不思議なことに、日本では、年間経費率2~3%の投資信託が、メチャクチャ売れてるのです。
「みなさんは、SPYDの経費率0.07%、そして、年間経費率2%のファンドについて、どう思われるでしょうか?」
【 ⑥ 運用会社がステートストリート】
「ステートストリート」は「ブラックロック」「バンガード」と合わせ、世界の三大資産運用会社です。
この巨額の資産を集めている資産運用会社だからこそ、経費率0.07%の格安で、優れたファンドが運用できるのです。
1つのETFに多く人が投資すると、1人当たりのコストが安くなるのは、1人でタクシーに乗るより、4人で乗る方が、1人当たりの運賃が安くなるのと、同じ理屈ですね!
「HDV」と相性抜群!合わせ持つことで効果的!
「SPYD」上位3セクター
・金融・公益・不動産
「HDV」上位3セクター
・ヘルスケア・エネルギー・生活必需品
【「SPYD」のセクター構成比】
上位3セクターは下の表より
・金融
・公益
・不動産です
【「HDV」のセクター構成比】
上位3セクターは下の表より
・ヘルスケア
・エネルギー
・生活必需品です
「セクターローテーション」
「SPYD」と「HDV」の、上位3セクターは、被っていません。
「SPYD」は、金融、公益、不動産
「HDV」は、ヘルスケア、エネルギー、生活必需品
これにより「SPYD」と「HDV」を合わせ持つことで、より安定した資産運用が可能になります。
今は「HDV」にとって追い風の時期です。
「SPYDの現状と買い時」
「SPYD」の現状
上の「セクターローテーション」の表から、景気回復期に強さを発揮する「SPYD」にとって、いい時期とは言えません。
不動産価格が下がりつつあり、不動産セクターには逆風です。
また、景気後退から不況に向かっているので、企業は、銀行からの借入による設備投資を減らすでしょう。
また、ローンを組み、住宅や車を買う人も減ります。
また、不況が本格化すれば、銀行も貸し倒れが怖いので、貸し渋りも出てくるでしょう。
この流れは、銀行にとっても逆風です。
「SPYD」の買い時はいつ?
上述したように、これから「SPYD」株価は、下がりやすくなるでしょう。
とは言え「SPYD」の株価上昇局面では、過去の実績から、トータルリターンで「S&P500」をしのぐ、爆発力が期待できます。
高配当株は、個別株でも、ETFでも、下値で買う(ナンピン買い)のが基本です。
したがって、今は「SPYD」の買い時ではないとでしょう。
「SPYD」の買い時は、ズバリ!これから「FRB」が「金利を上げようかなぁ~」とほのめかし始めた時期です!
その時期は、そろそろ「景気回復」に向かう時です。
ふっちゃけ、その時期は、数年後になるかも知れません。
その時がくれば、投資資金を一気に突っ込むのではなく、数回に分けて買っていきます。
という訳で、当面「HDV」に、頑張ってもらいましょう(^^;)
高配当株の買い方は、下の記事を参照ください。
まとめ
最後に、再度、要点をまとめます。
・「SPYD」は、優良な米国高配当ETF。
・「HDV」と相性抜群!合わせ持つことで効果的!
・セクターローテーションの観点から、今は、買い時ではない。
最後に
・最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・米国高配当株ETF「SPYD」について、今回の内容はいかかだったでしょうか?
・現状「SPYD」は、これから、景気後退、不況局面に向かっていくので、買いにくいですが、優良ETFであることには、間違いないです。
・今後は、定期的に、内容を最新のものにアップデートしながら、リライトし更新する予定です。
・老後など、豊かな未来のために、これからも、共に学んでいきましょう!
・そして、この記事が、読まれた方の、投資などの参考になれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。
【参考記事】
米国高配当ETF『VYM』(2022年8月版) - 『タクドラたみ』
米国高配当ETF『HDV』(2022年8月版) - 『タクドラたみ』
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