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【米国高配当株ETF】『VYM』『HDV』『SPYD』実績比較(2023年9月版)

【2023年12月版の最新実績は、こちらです。】

(2023年12月版)【米国高配当株ETF】『VYM』『HDV』『SPYD』直近 分配金 含む 実績比較

 

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

今回は、米国高配当株ETF「VYM」「HDV」「SPYD」の、9月の分配金が出揃ったところで、ETFの実績を踏まえ、比較、分析していきます。

 

2023年9月分配金実績

マネックス証券 銘柄スカウターを元に
筆者編集(2023.10.7)

2023年9月の分配金は、HDVのみ減配でした。

9月分配金実績

 

「VYM」は安定増配。

「HDV」は大幅減配!

「SPYD」は奮起!

 

「HDV」は、今回、減配しました。

しかし、一昨年の9月の実績は0.76ドルで、昨年9月は1.23ドルと、約61%の大増配でした。

一昨年と比べれば、約42%増配しているので、個人的には、そう悲観する必要はないかと思っています。

 

各ETFの基本情報

(2023.10.7 時点)

 

各ETFの上位組み入れセクター

各ETFのホームページを元に筆者編集(2023.10.7)

ETFは、構成比率が高いセクターの影響を大きく受けます。

 

①『VYM』

『VYM』の構成比は、さほど変わりませんでした。

【要因】時価加重平均のため安定している。

 

 

②『HDV』

『HDV』は、

1.金融セクター

前回、6月の11.70%から、8.51%になり、構成比を下げた。

2.生活必需品セクター

前回、6月の6.00%から、14.40%になり、大きく構成比を上げた。

【要因】

「HDV」は、財務健全性を重視し、配当総額順で組み入れらているため。

1.金融(銀行など)は、国債を多く資産として保有しています。

 その国債価格が大幅に下落している。

2.生活必需品は、比較的安定的に増配傾向の多い銘柄が多い。

 

 

③『SPYD』

『SPYD』は、

ヘルスケアセクターが、

前回、6月の3.49%から、8.18%と、最も構成比が高くなった。

【要因】

「SPYD」は配当利回りの高い銘柄順に組み入れるます。

セクター別に見ると、ヘルスケアセクターは、年初来、最も株価が下落したこと。

ヘルスケアセクターは、比較的減配が少ないセクターであること。

その結果、配当利回りが高くなった。

 

【参考記事】

2023年9月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!) 

 

トータルリターン比較など

「ポートフォリオ ビジュアライザー」で、バックテストを行った結果です。

 

あえて、高配当株ETFなので、株価比較ではなく、分配金込みのトータルリターンで比較しました。

 

比較は、ETFの組成が1番遅い「SPYD(2015年組成)」に合わせ、

2016年を起点にし、「VYM」「HDV」「SPYD」の、配当再投資した場合の結果です。

 

約8年のトータルリターン比較

青・・・バンガード「VYM」

赤・・・ブラックロック「HDV」

黄・・・ステートストリート「SPYD」

ポートフォリオ ビジュアライザーを使い
筆者編集(2023.10.7)

 

青色の「VYM」

王道の時価加重平均型である「VYM」が、安定的に、最も高いリターンです。

 

赤色の「HDV」

支払総額加重平均型(配当金が多い銘柄を多く組み入れる)「HDV」は、昨年ほどのエネルギー株上昇の、恩恵が少なくなりました。

 

黄色の「SPYD」

不動産を含み、銀行株(金融)を多く含むのが特徴。この3つのETFの中では、高金利により、最も向かい風の強く、厳しかったです。

 

約8年の年度別トータルリターン

青色・・・「VYM」

赤色・・・「HDV」

黄色・・・「SPYD」

ポートフォリオ ビジュアライザーを使い
筆者編集(2023.10.7)

『SPYD』が設定されたのが、2015年なので、2016年からの比較です。

『VYM』が、配当利回りは、この3つのETFで、最も少ない傾向ですが、運用は最も安定的で、トータルリターンは高いです。

『SPYD』は、比較的最も、配当利回りが高いですが、変動ほ大きいです。

ETFの特徴が、しっかり出ています。

 

直近のトータルリターン

ポートフォリオ ビジュアライザーの結果を元に
筆者編集(2023.10.7)

直近1年、僅差ですが『HDV』のトータルリターンがいいです。

しかし『VYM』とほぼ同じです。

一方『SPYD』は、ダントツで悪かったです。

 

分配金比較など

 

直近配当利回り(2023.10.7時点)

●『VYM』・・・3.10%

●『HDV』・・・4.47%

●『SPYD』・・・5.17%

 

「VYM」「HDV」「SPYD」年度別 利回り推移

筆者編集(2023.10.7)
※ 2023年のみ、年末ではなく、10/7時点の実績。

 

「VYM」「HDV」「SPYD」年度別 分配金比較推移

マネックス証券
銘柄スカウターを元に筆者編集(2023.7.21)
※ 2023年(今年)の分配金を含まない実績

減配知らずの「VYM」の安定感は、素晴らしいです。

 

パフォーマンスの概要

ポートフォリオ ビジュアライザーの結果を元に
筆者編集(2023.10.7)
※「SPYD」の設定に合わせた 約8年の実績

このデータからも「VYM」が最も、安定的で高パフォーマンスです。

 

この下の章で、詳しく後述しますが、高配当株は、下落時の一括購入が基本。

値動きの大きさをチャンスと捉え、下落時に一括購入できれば「SPYD」のパフォーマンスが、最も良くなる可能性はあるでしょう。

 

各ETFの選択基準

以上のことから、高配当株ETFを安定的に運用するのであれば「VYM」を選択するのがいいでしょう。

 

しかし「VYM」は「HDV」や「SPYD」に比べ、分配利回り高くなることが少ないです。

 

そのことから、高配当株投資は、底値付近での「一括購入が基本」と言われていますが、「VYM」は、比較的「積み立て投資」にも、向いているでしょう。

 

投資先として「SPYD」の値動きの大きさに抵抗を感じるなら「HDV」を選択するのがいいでしょう。

 

反面「SPYD」の値動きの大きさは、底値買い(逆張り)による、大きなリターンを狙えるのが大きな魅力です。

値動きの大きさに魅力を感じるなら「SPYD」を選択するのがいいでしょう。

 

過去の傾向から、比較的「HDV」と「SPYD」は、上位3セクターが被る時期が少ないです。

「HDV」と「SPYD」を、合わせ持つことで、分散効果を使い、安定的な運用を目指す選択もいいと思います。

 

高配当株投資なので「VYM」も、底値での一括購入が基本ですが、特に「HDV」と「SPYD」は、底値で一括購入(逆張り)することで、大きな、リターンが期待できるでしょう。

 

ETFの購入タイミングについては、以下の記事をご覧ください。

現状、利上げの終了や景気後退懸念があり、相場がどう展開するのか、分かりにくいので、買い向かうには、悩ましい時期と思います。

人気の米国高配当株ETF『VYM』『HDV』『SPYD』の、買い時はいつ? 

 

【おすすめ記事】

他のブログやYouTubeなどで解説されない【米国高配当ETF】『VYM』『HDV』『SPYD』の本質比較 

 

最後に

 

今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、コメントいただけると嬉しいです。

 

・投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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