『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

2023年9月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!)

 

 

概況

セクター別パフォーマンス「ピックアップ」

 

直近、1ヶ月は、その前の月に対し、特に大きな変化は、ありませんでした。

先月に続き「エネルギーセクター」が、最も、上昇しました。

 

年初来、下落が大きかった「公益セクター」「金融セクター」は、回復傾向です。

 

年初来、最もパフォーマンスの良かった「情報技術」は、先月、大きく下げましたが、利益確定売りなどは、一段落した感じです。

 

全体感は、直近、1ヶ月、セクター毎の、株価の変動率も、エネルギーを除けば、▲1.5%程から+3%程で、大きな変動はなく、一進一退のようです。

 

セクター別パフォーマンス「詳細」

直近1ヶ月、年初来、過去1年、過去5年のセクター別パフォーマンスです。

上の表から、分かる傾向は、高金利に弱い、公益、不動産が、芳しくないことです。

 

カラクリ

【公益】

設備投資に莫大な借入が必要。

(設備投資は、太陽光発電や送電設備など)

高金利は、返済の負担が大きくなる。

 

【不動産】

金利が高いと、お金を借りて、不動産購入がしにくい。

 

また、情報技術を中心とした、ハイテクを多く含むセクターの、株価上昇は一段落しました。

 

セクターローテーション

 2022年 セクター別投資法(11種)セクターローテーションのトレンドを意識せよ | さんぺぐ米国株投資 より

※こちらの記事は、各セクターについて、詳しく分析しているので、おすすめです!

 

米経済は堅調と言われていますが「セクター別パフォーマンス」と「セクターローテーション」を、合わせ見ると、セオリーでは、今後、景気後退に向かいます。

しかし、市場は、景気後退がきても、さほど大きなものにはならないだろうという、やや楽観的な雰囲気のような感じです。

 

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

現状、米国経済は、比較的強い状況です。

今後の市場のコンセンサス見通しは、ソフトランディングよりの予想

仮に「景気後退」が来ても、大きなものにはならないと見込んでいます。

 

この記事では、11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も添付しています。

 

これらが、この記事を読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。

 

比較するETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。

 

参考までに、私の保有銘柄も添えています!

 

 

1「景気後退期」に強いセクター

「エネルギーセクター」は、再び、原油価格上昇の恩恵を受けられるのか?

・エネルギーセクター『VDE』

(『S&P500』と比較 )

今年(2023年)前半、原油安により株価を下げていた『VDE』ですが、

直近の、原油価格上昇にともない、ここ2ヶ月、最も上昇しているセクターです。

セクターローテーション上の、比較対象がないので『VOO(S&P500)』と比較しました。

・青色・・・「VDE(エネルギー)」

・黄色・・・「VOO(S&P500)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

 

「エネルギーセクター」は、原油価格の影響も強く受けます。

下のチャートは直近5年のものです。

原油価格は、再び、上昇し始めています。

原油先物 WTI 価格 - Investing.com より引用(2023.9.19)

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

コロナショック以前、脱炭素化の流れで、「エネルギーセクター」は、苦しみました。

さらに、コロナショックにより、経済活動が停滞し、エネルギー需要が減少し、「エネルギーセクター」は、さらに、苦しみました。

その後、世界の経済活動が再開したことなどで、エネルギー需要が高まり、エネルギー価格は高騰し「エネルギーセクター」株も、急騰しました。

しかし、昨年(2022年)中ほどから、今年(2023年)の前半は、将来の景気後退を織り込み、原油価下落したものの、直近、OPECプラスの減産などにより、再び、原油価格は上昇傾向「エネルギーセクター」株も、上昇傾向です。

 

原油価格は「エネルギーセクター」のみならず、経済全体に与える影響が大きいので、今後も、注視が必要です。

 

また、高配当株ETFの『VYM』や『HDV』は、エネルギーセクター銘柄の組み入れ比率が高いです。

 

高配当株は、底値買いの一括購入がセオリーです。
その側面からも、エネルギーセクターの動向確認は重要です。

 

『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●エクソンモービル

2「不況期」に強いセクター

安定感 抜群!ヘルスケア、生活必需品

・ヘルスケアセクター『VHT』

・生活必需品セクター『VDC』

・公益セクター『VPU』

・通信セクター『VOX』

不況に強いとされているセクター群です。

参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」

・水色・・・「VDC(生活必需品)」

・オレンジ・・・「VPU(公益)」

・紫色・・・「VOX(通信)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

直近、1年でも、期間を5年にしても「ヘルスケア」「生活必需品」は安定感が高いです。

そして、S&P500「VOO」に対し、上昇力は弱いですが、値動きの幅は小さいです。

値動きの幅が、大きいのが苦手な人に、比較的向いている投資先でしょう。

 

一方、「通信」の値動きの幅は大きいです。

売買益を狙う人に、比較的向いている投資先でしょう。

 

『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

●アッヴィ

●メルク

●ユナイテッドヘルス

 

『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●「VDC」

●「XLP」

●プロクター&ギャンブル(P&G)

●コカ・コーラ

●ペプシコ

●ウォルマート

●アルトリア・グループ

『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ネクステラ・エナジー

『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ベライゾン・コミュニケーションズ

3「景気回復期」に強いセクター

「情報技術」は、ズドンの始まりか?

・金融セクター『VFH』

・不動産セクター『XLRE』

・情報技術セクター『VGT』

景気回復期に強いとされているセクター群です。

 

注目のニュースは「情報技術」のアップルです。

中国、iPhone使用禁止を国有企業や政府部門に拡大目指す-関係者 - Bloomberg

理由はどうあれ、米国での「TiKTok」の排除や、中国での「iPhone」の排除は、今後、ますます、米中関係の悪化が見込まれるので、地政学的リスクが高まっていると感じます。

 

ということもあり、アップルは、直近、7月末の高値から、約10%の大幅下落です。

Google検索より(2023.9.19)

 

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VFH(金融)」

・水色・・・「XLRE(不動産)」

・オレンジ・・・「VGT(情報技術)」

 

【直近1ヶ月】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

【直近5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

「情報技術」は、長期的に見れば、「S&P500」を大きく超える上昇が見込めると思いますが、ズドンも大きいです。

年初来、「AIブーム」で上昇した「情報技術」は、高PER株も多く組み入れられているので、FRBによる「高金利政策」が長期化すると、厳しいと思います。

 

「金融セクター」は、年初来の銀行不安から、立ち直りつつあり、直近、1ヶ月は「S&P500」を地味に牽引しています。

 

『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ビザ

●バンク・オブ・アメリカ

『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●アップル

●マイクロソフト

●シスコシステムズ

4「好況期」に強いセクター

好況に強いセクターも 混沌とした状況

・資本財セクター『XLI』

・素材セクター『VAW』

・一般消費財セクター『VCR』

好況期に強いとされているセクター群です。

 

米国の経済が強く、上昇傾向です。

しかし、このセクター群の、株価推移も一進一退です。

株価にとって、いい経済指標が発表されれば上昇し、悪い経済指標が発表されれば下落するといった状況です。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・青色・・・「XLI(資本財)」

・黄色・・・「VAW(素材)」

・水色・・・「VCR(一般消費財)」

【直近1ヶ月】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.9.19)

 

「一般消費財セクター」が、最も、株価上昇の期待が持てそうですが、値動きの幅が大きいです。

「アマゾン」や「テスラ」など、比較的、値動きの大きい、大型のハイテク グロース株が組み入れられている影響です。

 

「一般消費財セクター」で、長期保有を考えるのであれば、売上、利益が、継続して上昇し、財務健全性の高い銘柄を選択するがいいでしょう。

 

『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ニューモント

(組み入れ上位10銘柄から外れました)

『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より転用(2023.9.19)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ホーム・デポ

●マクドナルド

まとめ

相場の全体感として、一進一退が続いている感じです。

個人的には、あまり売買をせず、静観しているのがいいという印象です。

仮に、投資するのであれば、企業分析をしっかり把握し、参入障壁が高く、財務内容のよい銘柄を慎重に見極める必要があると感じます。

また、セクターETFに投資する場合も、ETFを構成しているのは、個別株の集まりという認識を持ち、セクター内の各企業を、しっかり分析する必要はあるでしょう。

 

最後に

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

 

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