『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

2023年7月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!)

 

 

概況

セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月、年初来、過去1年、過去5年のセクター別パフォーマンスです。

傾向としては、直近1年、ディフェンシブセクターと言われる、

ヘルスケア、公益が、芳しくない状況。

 

一方、短中期的には、比較的ハイテク銘柄の多い

情報技術、一般消費財が、好調に推移しています。

 

セクターローテーション

 2022年 セクター別投資法(11種)セクターローテーションのトレンドを意識せよ | さんぺぐ米国株投資 より

※こちらの記事は、各セクターについて、詳しく分析しているので、おすすめです!

 

「セクター別パフォーマンス」と「セクターローテーション」を

合わせ見ると、現状の米経済は強いです。

 

失業率

米国 失業率 より転用(2023.7.17)

失業率が低水準で推移していることからも、米経済が強いことが分かります。

PCE物価指数

PCE物価指数はPCEデフレーターとも呼ばれ、全米のすべての国内個人消費物価の平均的上昇を示す指標です。

米国PCE物価指数前年比 より転用(2023.717)

この表から、インフレは、鈍化傾向で、

景気のピークが終焉に向かっていることが分かります

 

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

私は、現状強い米国経済は、今後「景気後退」から「不況」に向かっていくと考えています。

 

この記事では、11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も添付しています。

 

これらが、この記事を読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。

 

比較するETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。

 

株価チャートは、1年と5年を添付しました。

 

参考までに、私の保有銘柄も添えています!

 

 

1「景気後退期」に強いセクター

2023年、好調だった「エネルギー」セクターの勢いなくなるも...

・エネルギーセクター『VDE』

(『S&P500』と比較 )

景気後退期に強く、昨年、最も好調だった『VDE』の勢いはなくなりましたが、

直近、株価を戻しつつあります。

セクターローテーション上の、比較対象がないので『VOO(S&P500)』と比較しました。

・青色・・・「VDE(エネルギー)」

・黄色・・・「VOO(S&P500)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

 

「エネルギーセクター」は、原油価格の影響も強く受けます。

下のチャートは直近5年のものです。

原油価格の下げ止まり感はありますが、今後、どう推移していくのでしょうね。

 

原油先物 WTI 価格 - Investing.com より引用(2023.6.17)

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.7.17)

コロナショック以前は、脱炭素化の流れで、「エネルギーセクター」は、苦しんでいました。

さらに、コロナショックにより、経済活動が、停滞したことで、エネルギー需要が減少し、「エネルギーセクター」は、さらに、苦しみました。

その後、世界の経済活動が再開したこと。
エネルギーの価格破壊に、歯止めをかけるため、生産調整に入ったことなどで、エネルギー価格が高騰し、2010年代ブームになったハイテク株を、多く含む「S&P500」を、よそ目に、2022年「エネルギーセクター」は、急騰しました。

しかし、現状、一時期の勢いは見られず、停滞しています。

 

世界のエネルギー供給は、脱炭素へと向かっているのは間違いないでしょう。

しかし、自然再生エネルギーのみで、エネルギー需要をまかなえないのも、周知の事実です。

 

原油価格は、経済に与える影響が大きいので、今後も、注視が必要です。

 

また、高配当株ETFの『VYM』や『HDV』は、エネルギーセクター銘柄の組み入れ比率が高いです。

 

高配当株は、底値買いの一括購入がセオリーです。

その側面からも、エネルギーセクターの動向確認は重要です。

 

『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●エクソンモービル

2「不況期」に強いセクター

好調「通信」セクター

ただし楽観は禁物!

・ヘルスケアセクター『VHT』

・生活必需品セクター『VDC』

・公益セクター『VPU』

・通信セクター『VOX』

不況に強いとされているセクター群です。

現状「通信セクター」が、好調です!

参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」

・水色・・・「VDC(生活必需品)」

・オレンジ・・・「VPU(公益)」

・紫色・・・「VOX(通信)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

どん底だった「通信セクター」の勢いが、復活しています。

 

「通信セクター」の上位組み入れ銘柄は、グーグルの親会社、アルファベットや、メタ(旧フェイスブック)のビックテックが、上位組み入れ銘柄である影響が強いです。

一方「通信セクター」でも、通信キャリアの「AT&T」や「ベライゾン」は苦戦しています。

 

このセクター群は、全て「S&P500(VOO)」を、アンダーパフォームしています。

 

時価加重平均で構成され、比較的ビックテックの比率が高い「S&P500(VOO)」に対し、

ディフェンシブセクター群が、軒並みアンダーパフォームしていることから、

株式市場は過熱感があると、私は見ています。

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

期間を5年で見ると「ヘルスケア」「生活必需品」の安定感が分かります。

 

【期間最大】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

期間を最大にして見ると「ヘルスケア」が、最も、上昇しています。

 

人間の最大の欲求が「健康」であるとすれば、超長期目線で、今後も「ヘルスケアセクター」は強く「S&P500(市場平均)」を上回ると考えられます。

 

ただし「ヘルスケアセクター」個別株の投資は、比較的、値動きの幅が大きいです。

 

それを利用し、個別株で資産の最大化を目指すのか、

「ETF」で「S&P500(市場平均)」より、少しリスクを取り「S&P500」(市場平均)より、少しだけ多くリターンを目指すのか、

それは、人それぞれの判断でしょう。

だだし、投資に絶対はありません。

「ヘルスケアセクター」が、今後も、最もパフォーマンスがいい保証は、どこにもありません。

 

『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

●アッヴィ

●メルク

●ユナイテッドヘルス

 

『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●「VDC」

●「XLP」

●プロクター&ギャンブル(P&G)

●コカ・コーラ

●ペプシコ

●ウォルマート

●アルトリア・グループ

『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ネクステラ・エナジー

『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ベライゾン・コミュニケーションズ

3「景気回復期」に強いセクター

情報技術セクターの上昇はいつまで続くのか⁉

・金融セクター『VFH』

・不動産セクター『XLRE』

・情報技術セクター『VGT』

景気回復期に強いとされているセクター群です。

今後、不況に向かう事が予測され、厳しいと思われます。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VFH(金融)」

・水色・・・「XLRE(不動産)」

・オレンジ・・・「VGT(情報技術)」

 

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.7.17)

直近1年のチャートでは「アップル」「マイクロソフト」「エヌビディア」など、ハイテク銘柄を含む「情報技術」だけが「S&P500をアウトパフォームし、「金融」「不動産」は苦戦していす。

 

とは言え、「金融」「不動産」も、上昇に転じつつあるチャートです。

 

しかし、「金融」「不動産」は、今後、景気悪化が見込まれる中、ハードランディングになるのか?ソフトランディングになるのか?で、状況は大きく左右されるでしょう。

 

一部の銀行株は、好調ですが、今後の動向は、引き続き、注視する必要があると思います。

 

一方、「情報技術」についても、「AIバブル」とか「半導体バブル」とか言われ、株価を大きく上昇させましたが、こちらも、上昇の反動が懸念されます。

 

個人的には、このセクター群は、割安になった銀行株以外、傍観する立ち位置でいようと、考えています。

 

【直近5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.7.17)

過去5年の株価推移からも「情報技術」は、どこかで下落しそうなチャートで、

「金融」「不動産」も、今後、上昇するのか、下落するのか、分かりにくいので、投資判断は難しいです。

 

『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ビザ

●バンク・オブ・アメリカ

『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●アップル

●マイクロソフト

●シスコシステムズ

4「好況期」に強いセクター

好調はいつまで続くのか…?

・資本財セクター『XLI』

・素材セクター『VAW』

・一般消費財セクター『VCR』

好況期に強いとされているセクター群です。

米国の経済が強く、上昇傾向です。

しかし、今後、不況に向かえば、厳しくなりそうなセクターです。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・青色・・・「XLI(資本財)」

・黄色・・・「VAW(素材)」

・水色・・・「VCR(一般消費財)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.7.17)

年初来、急騰している「アマゾン」「テスラ」を含む「一般消費財」より「資本財」の方が、安定的に上昇していることから、米経済の底堅さを感じます。

 

「一般消費財」は、先月、低迷株として紹介した、ホームセンター最王手の「ホーム・デポ」も、直近1ヶ月、5.03%上昇しました。

 

とは言え、このセクター群は、いい感じで上昇しているので、これから買い向かうのは、難しそうです。

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.7.17)

 

期間を長くしてみても「一般消費財セクター」が、最も値動きの幅が大きいです。

また、急騰の後には、急落の可能性が高いことも分かります。

 

長期保有を考えるのであれば、売上、利益が、継続して上昇し、財務健全性の高い銘柄を選択するががいいでしょう。

 

『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.717)

『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ニューモント

『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.7.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ホーム・デポ

●マクドナルド

最後に

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

 

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