『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

2023年6月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!)

 

ポイント

 

直近1年の上昇順

① 「情報技術」➡ +37.44%

② 「資本財」➡ +23.25%

③ 「一般消費財」➡ +22.77%

④ 「通信」➡ +22.35%

 

直近1年 下落したのは

「不動産」➡ ▲3.39% のみ

 

「エネルギー(+9.66%/年)」の勢いが無くなり

「AI関連銘柄」「半導体銘柄」が急騰中!

ただし、警戒感を持ち、注視が必要。

 

 

セクターローテーションについて

 

まず、下の表をご覧ください。

 2022年 セクター別投資法(11種)セクターローテーションのトレンドを意識せよ | さんぺぐ米国株投資 より

※こちらの記事は、各セクターについて、詳しく分析しているので、おすすめです!

後述するチャートで、一目瞭然ですが、現状の米国市場は、AI関連銘柄や、半導体銘柄の、大型株中心に、一部銘柄が急騰し、S&P500を牽引しています。

 

米国経済は、現状、強いように見えますが、今後「景気後退」から「不況」に向かっていると考えられます。

 

この記事では、11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も添付しています。

 

これらが、この記事を読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。

 

比較するETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。

 

株価チャートは、1年と5年を添付しました。

 

参考までに、私の保有銘柄も添えています!

 

1「景気後退期」に強いセクター

2023年、好調だった「エネルギー」セクターの勢いなくなる

・エネルギーセクター『VDE』

(『S&P500』と比較 )

景気後退期に強く、昨年、最も好調だった『VDE』の勢いはなくなりました。

セクターローテーション上の、比較対象がないので『VOO(S&P500)』と比較しました。

・青色・・・「VDE(エネルギー)」

・黄色・・・「VOO(S&P500)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

 

「VOO(S&P500)」が、昨年末頃から、右肩上がりですが、

「エネルギーセクター」は、右肩下がりです。

 

原因は、原油価格が下がっているからです。

下のチャートは直近1年のものです。

 

原油先物 WTI 価格 - Investing.com
 より引用(2023.6.17)

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

コロナショック以前は、脱炭素化の流れで、「エネルギーセクター」は、苦しんでいました。

さらに、コロナショックにより、経済活動が、停滞したことで、エネルギー需要が減少し、「エネルギーセクター」は、さらに、苦しみました。

その後、世界の経済活動が再開したこと。
エネルギーの価格破壊に、歯止めをかけるため、生産調整に入ったことなどで、エネルギー価格が高騰し、2010年代ブームになったハイテク株を、多く含む「S&P500」を、よそ目に、「エネルギーセクター」は、急騰しました。

しかし、現状、一時期の勢いは、全く見られません。

 

世界のエネルギー供給は、脱炭素へと向かっているのは間違いないでしょう。

 

しかし、自然再生エネルギーのみで、エネルギー需要をまかなえないのも、周知の事実です。

 

原油価格は、経済に与える影響が大きいので、今後も、注視が必要です。

 

『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●エクソンモービル

2「不況期」に強いセクター

好調「通信」セクター

ただし楽観は禁物!

・ヘルスケアセクター『VHT』

・生活必需品セクター『VDC』

・公益セクター『VPU』

・通信セクター『VOX』

不況に強いとされているセクター群です。

現状「通信セクター」が、好調です!

参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました。

・青色・・・「VOO(S&P500)」

・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」

・水色・・・「VDC(生活必需品)」

・オレンジ・・・「VPU(公益)」

・紫色・・・「VOX(通信)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

どん底だった「通信セクター」の勢いが強いです。

 

「ヘルスケア」「生活必需品」は、安定感があります。

 

【年初来】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

「通信セクター」は年初来、+27.67%の急騰しました。

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

「通信セクター」は、期間を5年で見ると、値動きが大きいことが、よく分かります。

今は、上昇していますが、楽観視せず、警戒感を持ち、注視する必要があります。

 

【期間最大】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

期間を最大にして見ると「ヘルスケア」が、最も、上昇しています。

 

人間の最大の欲求が「健康」であるとすれば、超長期目線で、今後も「ヘルスケアセクター」は強く「S&P500(市場平均)」を上回ると考えられます。

 

ただし「ヘルスケアセクター」個別株の投資は、比較的、値動きの幅が大きいです。

 

それを利用し、個別株で資産の最大化を目指すのか、

「ETF」で「S&P500(市場平均)」より、少しリスクを取り「S&P500」(市場平均)より、少しだけ多くリターンを目指すのか、

それは、人それぞれの判断でしょう。

だだし、投資に絶対はありません。

「ヘルスケアセクター」が、今後も、最もパフォーマンスがいい保証は、どこにもありません。

 

『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

●アッヴィ

●メルク

●ユナイテッドヘルス

 

『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●「VDC」

●「XLP」

●プロクター&ギャンブル(P&G)

●コカ・コーラ

●ペプシコ

●ウォルマート

●アルトリア・グループ

『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ネクステラ・エナジー

『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ベライゾン・コミュニケーションズ

3「景気回復期」に強いセクター

金融セクタの一部銘柄は買い時か⁉

・金融セクター『VFH』

・不動産セクター『XLRE』

・情報技術セクター『VGT』

景気回復期に強いとされているセクター群です。

今後、不況に向かう事が予測され、厳しいと思われます。

・青色・・・「VFH(金融)」

・黄色・・・「XLRE(不動産)」

・水色・・・「VGT(情報技術)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

直近1年金融」「不動産」「情報技術」ともに苦戦していました。

金融」については、シリコンバレー銀行の破綻以来、株価は低迷したままです。

「不動産」については、米商業用不動産の値下がりの不安要素が、直近、クローズアップされています。

一方、「情報技術」については、利上げの終了が見えてきたこともあり、大きく上昇しています。

「AIバブル」とか「半導体バブル」とか言われてます。

 

【直近5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

「金融」に関しては、必要以上に下落していると考えるなら、一部の銘柄は、買いのチャンスかもしれません。

「不動産」に関しては、今は近づきにくいセクターです。

高配当株ETFの「SPYD」も、不動産(リート)を多く含むので、しばらくは、厳しそうな感じです。

「情報技術」については、先々月以降、紹介してましたが「エヌビディア」が年初来、198.23%の上昇(2023.6.17時点)で勢いが止まりません。

下に過去5年の株価推移を添付しましたが、投資判断は、売りも買いも難しいです。

 

【エヌビディア:5年株価推移】

グーグル検索より(2023.6.17)

『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ビザ

●バンク・オブ・アメリカ

『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●アップル

●マイクロソフト

●シスコシステムズ

4「好況期」に強いセクター

依然、悩ましいセクター…

・資本財セクター『XLI』

・素材セクター『VAW』

・一般消費財セクター『VCR』

好況期に強いとされているセクター群です。

米国の経済が強く、上昇傾向です。

しかし、今後、不況に向かえば、厳しくなりそうなセクターです。

・青色・・・「XLI(資本財)」

・黄色・・・「VAW(素材)」

・水色・・・「VCR(一般消費財)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

「一般消費財セクター」がの中でも、上位組み入れ銘柄の

「アマゾン」が、46.22%

「テスラ」が、141.02%

急騰しています。

「AI関連銘柄」が強いです。

 

一方、ホームセンター最王手の「ホーム・デポ」は

年初来、▲4.92%

で下落しています。

株は下がった時に買うのがセオリーです。

「アマゾン」や「テスラ」の投資判断は難しいです。

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.6.17)

 

期間を長くしてみると「一般消費財セクター」が、最も値動きの幅が大きいです。

急騰した銘柄は、急落のリスクが高いのが分かります。

長期保有を考えるのであれば、売上、利益が、継続して上昇し、財務健全性の高い銘柄がいいでしょう。

 

『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ニューモント

『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.6.17)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ホーム・デポ

●マクドナルド

最後に

 

・最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

 

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【2023年6月版】『ダウ30銘柄』から、「今、買いたい」米国『個別株』を抽出!

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こちらも久々に更新しました(^^;♪

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