『タクドラたみ』の米国株投資

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2023年4月【米国株 ETF 11セクター比較】(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!)

 

ポイント

 

直近1年

最も上昇したのは「エネルギー」

健闘しているのが

「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」

 

 

セクターローテーションについて

 

まず、下の表をご覧ください。

2022年 セクター別投資法(11種)セクターローテーションのトレンドを意識せよ | さんぺぐ米国株投資 より

※こちらの記事は、各セクターについて、詳しく分析しているので、おすすめです!

後述するチャートで、一目瞭然ですが、現状の米国市場は「エネルギー」「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」が、比較的いい感じです。

 

米国経済は、現状、強いように見えますが、今後「景気後退」から「不況」に向かっていると考えられます。

 

不況時は、業績が比較的に安定傾向の「ディフェンシブ・セクター」と言えど、株価は下がります。

 

この記事では、11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も添付しています。

 

これらが、この記事を読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです。

 

 

今月も、恒例の、最新『米国株ETFの11セクター』を、ETFのチャートで比較します。

 

比較するETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」。

 

株価チャートは、1年と5年を添付しました。

 

参考までに、私の保有銘柄も添えています!

 

1「景気後退期」に強いセクター

好調だった「エネルギー」セクターの勢い弱まる

・エネルギーセクター『VDE』

(『S&P500』と比較)

まず、景気後退期に強いとされ、直近1年、最も好調だった『VDE』。

セクターローテーション上、比較対象がないので『S&P500』と比較しました。

・青色・・・「VDE(エネルギー)」

・黄色・・・「S&P500」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

 

「エネルギーセクター」は、直近1年「S&P500」に対し、プラス35%以上、アウトパフォームし、11セクターで最も強かったです。

 

直近の、S&P500の上昇は、中間反騰なのかどうかは、分かりませんが、エネルギーセクターが停滞しているので、その差は、縮小しています。


エネルギーセクターは、先日の、OPECプラスの減産発表の影響で、株価が上昇しましたが、不安定な状態です。

 

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

コロナショック以前は、脱炭素化の流れで、
「エネルギーセクター」は、
苦しんでいました。

さらに、コロナショックにより、
経済活動が、停滞したことで、
エネルギー需要が減少し、
「エネルギーセクター」は、
さらに、苦しみました。

その後、世界の経済活動が再開したこと。
エネルギーの価格破壊に
歯止めをかけるため、
生産調整に入ったことなどで、
エネルギー価格が高騰し、
2010年代ブームになったハイテク株を、
多く含む「S&P500」を、よそ目に、
「エネルギーセクター」は、急騰しました。

しかし、現状、一時期の勢いは、
全くみられません。

『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●エクソンモービル

●シェブロン

2「不況期」に強いセクター

安定感抜群!「公益」「生活必需品」「ヘルスケア」セクター

「通信」セクターは復活できるのか?

・ヘルスケアセクター『VHT』

・生活必需品セクター『VDC』

・公益セクター『VPU』

・通信セクター『VOX』

次は、不況に強いとされているセクター群です。

現状、このセクター群が、最も期待できると考えています!

参考までに、エネルギーセクターの「VDE」のチャートも重ねました。

・青色・・・「VHT(ヘルスケア)」

・黄色・・・「VDC(生活必需品)」

・水色・・・「VPU(公益)」

・オレンジ・・・「VOX(通信)」

・紫色・・・「VDE(エネルギー)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

「エネルギーセクター」もイマイチとは言え
他のセクターも苦戦しています。

不況に強いとされる
このセクター群の中では、

「ヘルスケア」「生活必需品」
「公益」が、三つ巴です。

「通信」 は、浮上の兆しが見えているように
見えますが、予断を許さない状況です。

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

5年のチャートでも、
「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」は、
安定感があります。

その中でも「ヘルスケア」
最も上昇しています。

おそらく「ヘルスケア」
今後も、一番、期待できるでしょう。

【期間最大】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

人類の平均寿命が延び
人間にとって 最も大切なのが健康で
あるなら「ヘルスケア」
今後も、一番上昇するでしょう。

『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

●アッヴィ

●メルク

『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●「VDC」

●「XLP」

●プロクター&ギャンブル(P&G)

●コカ・コーラ

●ペプシコ

●ウォルマート

●アルトリア・グループ

『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ネクステラ・エナジー

『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ベライゾン・コミュニケーションズ

3「景気回復期」に強いセクター

本格的な買い時は、もう少し先か⁉

・金融セクター『VFH』

・不動産セクター『XLRE』

・情報技術セクター『VGT』

景気回復期に強いとされているセクター群です。

今後、不況に向かう事が予測され、厳しいセクターです。

・青色・・・「VFH(金融)」

・黄色・・・「XLRE(不動産)」

・水色・・・「VGT(情報技術)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

直近1年金融」「不動産」「情報技術」
ともに苦戦中です。

米国の住宅価格指数が頭打ちしている
現状「不動産」は、厳しいでしょう。

買い時は、まだまだ先と考えるのが
妥当と思われます。

だだ「金融」に関しては、
シリコンバレー銀行の破綻で
必要以上に下落していると考えるなら、
一部の銘柄は、
買いのチャンスかもしれません。

「情報技術」については、
「エヌビディア」が年初来、89.79%
上昇した(2023.4.12時点)影響が大きいです。

しかし、下に添付した5年チャートを
どう捉えるかですね(^^;)

Bloomberg より(2023.4.12)

jp.investing.com

アメリカ 住宅価格指数 より(2023.4.12)

 

インフレの状況でありながら、

上昇基調ではありません。

当面先になると思いますが、

この住宅価格指数が、上向きになる頃

「不動産セクター」も

上昇に転じるでしょう。

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

コロナショック以降
ハイテク株を多く含む
「情報技術」に驚異的な勢いがありました。

しかし、現状、金利上昇に弱く、厳しいです。

『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●バンク・オブ・アメリカ

『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●アップル

●マイクロソフト

●ビザ

●シスコシステムズ

4「好況期」に強いセクター

依然、悩ましいセクター…

・資本財セクター『XLI』

・素材セクター『VAW』

・一般消費財セクター『VCR』

好況期に強いとされているセクター群です。

米国の経済が強いゆえに、悩ましい値動きをしています。

しかし、今後、不況に向かう事が予測され、厳しくなりそうなセクターです。

・青色・・・「XLI(資本財)」

・黄色・・・「VAW(素材)」

・水色・・・「VCR(一般消費材)」

【直近1年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.4.12)

3セクターとも、悩ましいです。

特に「アマゾン」「テスラ」などの
ハイテク株を含む『VCR(一般消費財)』
最も、厳しかったです。

年初来、テスラ株が、急上昇し
『VCR』は、大きく反発しましたが
再び、下落しています。

利上げが終了しても、
不況に向かっているため、
2023年、このセクター群は、
一時的な株価上昇が、見られても、
その上昇は、限定的と思われます。

【過去5年】

Google Finance を使い 筆者編集(2023.3.13)

5年チャートで見ると
やはり、ハイテク株を含む『VCR』
最も、激しい上昇を見せました。

その反面、下落幅も大きかったです。

『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ニューモント

『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄

Bloomberg より引用(2023.4.12)

【タクドラたみの保有銘柄】

●ホーム・デポ

●マクドナルド

最後に

 

・最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。

 

 

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