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【要約】インドネシア株投資の魅力(メリット・デメリット)[2023年版]

 

インドネシア ジャカルタ

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

これからの10年位、経済成長の著しい一部の新興国は、2010年代「GAFAM」が牽引してきた、米国株のパフォーマンスを上回ると言われています。

 

今回は、新興国株投資で、インド、ベトナムと並び、期待の大きいインドネシアについてです。

 

インドネシア株投資の最大の魅力(メリット)

人口世界第4位(約2憶8,000万人)

ASEAN(アセアン)諸国で、最も人口が多く、2030年代には、3億人を超えると見込まれてます。

 

また、総人口に対し、生産年齢人口が高くなる「人口ボーナス期」のピークは、2030年代から、2040年代になると予想されてます。

 

その結果、OECD(経済開発協力機構)によると、2050年には、GDPは日本を抜き、世界第4位になると言われています。

 

インドネシア株投資、3つのメリット

① 消費大国

② 資源大国

③ 製造拠点

① 消費大国(内需拡大)

既に「人口ボーナス期」に突入し始めたインドネシアは、購買力の強い、働き世代の所得水準が上昇することで、個人消費が伸び、強い内需拡大が見込まれます。

 

内需が強いと、海外の消費の低迷による不況の影響を受けにくく、自国の経済成長で株価を押し上げやすくなります。

 

インドネシアの一人当たりのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳 より引用(2023.8.22)

 

② 資源大国(豊富な天然資源)

「ニッケル」「スズ」「ボーキサイト」「銅」などの、ハードコモディティや、

「パーム油」「天然ゴム」などの、ソフトコモディティの世界的産地です。

 

近年、EV電池の原材料「ニッケル」が、特に注目されています。

「ニッケル」「パーム油」の産出

 ➡ 世界1位

「スズ」「天然ゴム」の産出

 ➡ 世界2位

豊富な資源を輸出することで、外貨を得やすく、

また、資源産出国は、物流面から「チャイナプラスワン」として、世界の生産拠点になりやすいです。

 

貿易収支が黒字であることなどで、外貨準備高は右肩上がりで推移しています。

豊富な外貨準備金は、通貨安を防ぐので、インドネシア投資にとって安心材料です。

 

インドネシアの外貨準備高の推移 - 世界経済のネタ帳 より引用(2023.8022)

 

③ 製造拠点(チャイナプラスワン)

世界の生産拠点は、中国への依存度を下げています。

チャイナ・プラスワン

 

「チャイナ・プラスワン」は、製造業を中心に、海外拠点を中国へ集中させることによるリスクを回避し、

中国以外の国や地域に、分散し投資する経営戦略です。

この主な理由は、中国の、政治的要因や地政学的リスク、人件費高騰などです。

 

世界の生産拠点は、メキシコ、ポーランド、トルコなど、先進国に近い国にも移りつつありますが、

インド、ベトナム、インドネシアなど「チャイナ プラスワン」として期待されています。

 

【理由】

1.生産年齢人口が大きい。

2.比較的人件費が安い。

3.天然資源が多い。

この3つの要素全てに当てはまるのが、インドネシアです。

 

3つのリスク(デメリット)

① 政治的リスク

② 為替リスク

③ 3つの経済的リスク

① 政治的リスク

2014年に就任したジョコ大統領の任期は、来年までで、2024年は大統領選挙です。

 

インドネシアの大統領は、最大でも2期10年までで、来年、任期満了です。

 

大統領選挙は、株価を動かすリスクになりやすいです。

しかし、インドネシアの成長が、止まることは考えにくいので、株価が多少上下しても、長期的には右肩上がりに、上昇すると思われます。

 

② 為替リスク

日本円に対し、インドネシアルピアが、下落してしまうと、仮にインドネシアの株価が上昇しても、その恩恵を受けることができません。

場合によっては、マイナスになるリスクもあります。

 

ただし、インドネシアルピアは、米ドルとほぼ同じ動きをしているため、さほど心配はなさそうです。

 

また、上述した通り、外貨準備高も順調に増えているのも安心材料です。

青色 ➡ インドネシアルピア / 日本円

黄色 ➡ 米ドル / 日本円

グーグル検索より(2023.8.22)

 

③ 3つの経済的リスク

1.エネルギー依存が高い

2.インフラ整備の遅れ

3.貧富格差の広がり

 

1.エネルギー依存が高い

 原油、天然ガスが、輸出全体の3割位と高く、輸出額がエネルギー価格に左右されやすい。

 

2.インフラ整備の遅れ

世界経済が、不況になると、先進国を中心とした、インドネシアへの投資マネーが、減少し、交通インフラや、首都移転の遅れにより、経済発展の足かせになる。

 

3.貧富格差の広がり

ジャカルタ一極集中傾向が強く、都市と地方の格差が広がる傾向です。

貧富の格差が広がりすぎると、デモなどが発生し経済への悪影響となる。

 

インドネシア ジャカルタ

 

【新興国株投資の注意点は、下の記事で解説しています】

『新興国株投資の5つの罠(これを知らずに新興国に投資するのは危険!)』

最後に

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・この記事は、投資判断をするには少ない情報量ですが、少しでもインドネシア株投資の参考になれば嬉しいです。

 

・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、コメントお願いします。

 

 

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