【結論】
私は、インドネシア株に、強気です!
こんにちは!タクドラたみです♪
今回は、軟調なインドネシア株について、金利と為替の影響を中心に解説していきます。
軟調な株価推移で「人口は、インド、中国、米国に続く世界4位とは言え、インドネシア株投資は大丈夫?」と考えておられる方は、少なくないと思われます。
しかし、この記事を読むことで、新興国株投資の考え方が分かり、握力向上させることができます!
インドネシアGDP推移
前提として、GDP成長率と株価は、必ずしも相関しないことで知られていますが、GDP成長率を、無視しても構わないというわけではありません。
インドネシアのGDPは、順調に右肩上がりです。
GDP成長率も重要ですが、国民の所得水準と購買力に直結する「国民一人当たりのGDP成長率」の方が、より重要と思われるので、こちらも確認しましょう。
こちらも、いい感じの右肩上がりです。
将来的にも、国民の購買力が高まり、自動車、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、より高価なモノが売れ、経済は右肩上がりに上昇していくが想像できます。
しかし、なぜ、現状の株価は、右肩上がりに上昇していないのでしょうか?
インドネシアの株価推移
ここでは、基準を統一したいので、米国ドルで評価されている、それぞれのETFで比較したいと思います。
青色・・・米国「VOO」
黄色・・・インドネシア「EIDO」
直近5年の株価推移
「米国(VOO)」は、右肩上がりで順調に上昇しています。
一方、「インドネシア(EIDO)」は軟調に推移しています。
なぜでしょうか?
大きな要因の一つに金利と為替の影響があります。
米国の金利政策の影響
現状、米国の金利は、高止まりしています。
通貨は、金利の低い国から、金利の高い国に流れます。
それにより、金利の低い国の通貨価値は下がり、金利の高い国の通貨価値は上昇します。
インドネシアのような新興国は、自国通貨の下落を防ぐため、米国株の金利が高ければ、本来、金利を下げる状況であっても、金利を高くせざるえない状況になります。
仮に、自国で、インフレが進んでなく、経済を加速させたいとした場合、中央銀行は、金利を下げるのがセオリーです。
しかし、その局面であっても、米国の金利が高ければ、新興諸国は、金利を上げざるえないといった感じになるのです。
金利と株価の関係は、
金利が上がると、株価にはマイナス
金利が下がると、株価にはプラス
このような関係があります。
したがって、インドネシアは、金利を下げることができず、株価にとってマイナスの力が働いているのです。
インドネシアの金利推移と株価
【政策金利】
やじるし➡をしましたが、直近1月17日、利下げができず、金利は6%で据え置きになりました。
【株価推移】
この影響で、1月17日を境に、株価が下落しているのが分かります。
「えぇ~利下げしないのぉ~」といった市場の雰囲気を感じます。
この株価の下落を、どう捉えるのかは、人によると思いますが、私は、様子を見て、下げ止まったと思われるタイミングで買い増そうと考えています。
もちろん、タイミング購入なので、ETFを使います。
日本円での投資で為替は大丈夫?
かつての日本がそうであったように、経済成長力の高い新興国は、インフレが進む傾向です。
インフレの進行は、通貨価値を下げるので、日本に住む、私たちは、為替の影響も気になります。
直近5年の為替推移
見ての通り、円に対し、米ドルも、インドネシアの通貨である、インドネシアルピアも、上昇していることが分かります。
したがって、日本からの投資で、為替リスクは、さほど心配する必要はなく、むしろ、追い風です。
私見ですが、中短期的には、円高になることは想定していますが、長期的には、やはり、人口の減少する、日本円の通貨価値は、経済成長力の観点から、下降していくと考えています。
また、このチャートから、インドネシアルピアは、米ドルに負けないよう、一生懸命、追いかけている印象も受けます。
利下げの影響(今後の展望)
ここからは、私見です。
米国では、ダラダラと高金利が続き、なかなか利下げが始まりません。
しかし、いずれは、利下げに向かうでしょう。
2024年(今年)の、後半になりそうな雰囲気ですが…。
そうなれば、インドネシアも利下げを行うことが可能になります。
利下げは株価にとって追い風です!
インドネシアで、利下げが始まると、株価は上昇に転じると思います。
現状の、ダラダラした高金利が続く期間は、インドネシア株を買い増す、チャンス期間が長くなっていると、私は捉えています。
【私のインドネシア株 買い増し戦略】
通常は、投資信託で、積立投資をします。
株価下落時は、ETFで買い増します。
【投資ファンド】
投資信託 ➡「+αインドネシア」
(経費率:0.892%程度)
イーストスプリング・インドネシア株式ファンド(資産成長型) 愛称:+αインドネシア(プラスアルファインドネシア) (eastspring.co.jp)
ETF ➡「EIDO」
(経費率:0.59%)
EIDO 銘柄 - iシェアーズMSCIインドネシアETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
最後に
・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・インドネシア株は、他の新興国株同様、私は、サテライト枠での投資です。
前例として、投資のコアでないことを、最後につけ加えます。
・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、コメントいただけると嬉しいです。
・投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。
【Twitterもしています】
タクドラたみ@米国株などで老後資金2,000万円に挑戦中 (@DanntiTami) | Twitter
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