『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

『インド株が魅力的投資対象の理由①「世界の工場は中国からインドへ」』

この記事を読んで分かること

 

・世界の工場が中国からインドにシフトしつつある理由。

 

・2020年代、訪れるであろう新興国株ブームで、インドが魅力的な投資対象である理由。

 

・国別の新興国株投資、魅力と危険性

 

人口14憶の インドの首都
ニューデリー駅からの夜景

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

2023年以降、新興国株が米国株を、アウトパフォームする可能性が高いと言われています。

 

しかし、

「新興国を、マルっと組み入れたインデックスファンドでいい。」

と言うのは、超長期投資の場合はいいのですが、新興国株ブームの時だけの投資の場合は、少し、危険かも知れません。

 

なぜなら、新興国の中でも、伸びる国と、低迷する国の二極化が進むからです。

 

伸びる国は、労働資源、食糧資源、エネルギー資源などが豊富な国です。

 

低迷する国は、それらを持たざる国や、それらを活用しきれない国です。

 

 

2023年にインドが中国を抜いて、人口世界一になる!

 

株式投資で、どこの国に投資するのか?を選択する理由は、

その国の人口が、増加するのか、減少するのかは、ひとつの判断材料になるでしょう。

 

まず、世界の人口ランク、トップ11を確認すると、以下の表の通りです。

世界人口ランキング・国別順位(2022年版) より引用

中国、インドが、圧倒的なツートップです。

次は、今後の、見通しです。

中国の人口が減少、2023年にはインドが世界首位:国連予測 | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ より引用

 

ただし、人口が増えれば、株価が上昇するかと言えば、そうではありません。

アフリカ諸国の将来の人口推移予測 より引用

人口増加率のみで、株価が上がるなら、上の表の通り、アフリカ諸国の株価が、最も上昇することになります。

 

しかし、株価は、「PER」×「EPS」で決まります。

(株価収益率 × 1株当たり純利益)

 

つまり、人口増加は、投資家の期待アップや、どれだけ稼ぐのかの、要素にはなりますが、人口が増えたからといって、企業業績などが上がる訳ではないのです。

 

では、どんな要素があるのでしょうか?

 

世界の工場として期待されるインド

 

人口増加が見込まれるインドは、世界の工場として、期待されています。

 

例えば「ウォール ストリート ジャーナル」の記事「米アップル、生産拠点を中国外に移す計画加速 - WSJ 」によると、アップルは、iPhoneの生産拠点の多くを、中国外に移す計画を進めています。

 

iPhoneは、中国、河南省鄭州市(ていしゅうし)の拠点だけで、一時期、iPhone Proシリーズの約85%を製造していたが、今後、アップルは、生産拠点を中国以外に移し、インドからのiPhone出荷割合を、現在の1桁から40~45%に拡大するそうです。

 

その理由には、中国の政治的な問題などもありますが、人件費や、物流コストの問題もあり、生産拠点を中国から他国へ移す流れは、今後も進むでしょう。

 

新型コロナ禍2年目のアジアの賃金・給与水準動向 | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ より引用

上の表の通り、既に、中国の製造業の賃金は、他のアジア諸国に対し、高いことが分かります。

 

人件費が高くなることで、生産コストが高くなり、それが製品価格に反映され、商品の競争力は下がります。

 

それゆえ、中国は、世界の工場としての役割を果たせなくなってきているのです。

 

また、原油高による、物流コストが高くなっていることも重なり、

ヨーロッパは、生産拠点をトルコに、

アジアでは、インドやインドネシアに、

そして、アメリカ大陸では、ブラジルや、メキシコなどへの国々へと、

シフトしつつあります。

 

そして、その中で、最も、期待されているのが、インドです。

 

それは、生産年齢人口の推移からも、見て取れます。

 

まず、一つめの表が、中国の生産年齢人口推移です。

 

中国の人口が減少、2023年にはインドが世界首位:国連予測 | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ より引用

グラフのオレンジ部分は、15歳から64歳までの、生産年齢人口ですが、中国の場合、右肩下がりに下がっています。

 

そして、下の表が、インドの生産年齢人口推移です。

グラフで見るインドの生産年齢人口の割合は高い?低い? | GraphToChart より引用

中国のと同じグラフでなく、比較しにくいですが、インドの生産年齢人口は、青の線です。

 

インドは、順調に、生産年齢人口が増加しています。

 

インドも2050年頃に、人口増加や生産年齢人口は、ピークになり、その後、減少していく見通しです。

 

しかし、日本株ブームや、ドットコムバブル、先の新興国株ブームの「BRICS」、そして、「GAFAM」ブームなど、約10年周期で、トレンドが変わりました。

 

そもそも、新興国株投資は、超長期で「買&ホールド」するものではありません。

 

こらから、約10年、訪れるであろう、新興国株ブームに乗り、資産の最大化を目指す、期間限定の、サテライト投資です。

 

とは言え、今後、インドは、世界一の人口と生産年齢人口になり、比較的人件費が安く、経済が発展する伸びしろが大きいです。

 

そして、この魅力は、世界の投資マネーが集まる、大きな要素の一つになるでしょう。

 

世界の市場規模と国別新興国株投資の注意点

http://www.humanmedia.co.jp/database/PDF/database2017_02.pdf より引用

上の表は、世界の市場規模です。

(拡大しても、見にくいですが、画像をタップし、拡大すると見やすいです。)

 

見ての通り、米国の市場規模は、群を抜いて大きいです。

 

それに対し、インドなど、新興国の市場規模は、小さいので、投資マネーが流入すると、一気に株価は上昇しやすいです。

 

その反面、暴落もしやすくなります。

 

国別の新興国株投資は、大きな利益を得やすい一方、損失が大きくなるリスクがあるので、個人投資家は、投資資金を全力で新興国に向けるのではなく、多くても、サテライト投資枠として20%くらいが目安になると思います。

 

今回は、インド株の魅力について、主に「生産年齢人口」にフォーカスを絞りましたが、今後は、別の角度からも、分析していきます。

 

因みに、私のインド株投資は、ティッカーシンボル「EPI」というETFでしています。

 

最後に

 

今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・これからも、資本主義社会の恩恵を受けられるよう、一緒に勉強していきましょう!

 

・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、はてなブロブやTwitterで、コメントお願いします。

 

・投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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