こんにちは!タクドラたみです♪
米国の利上げ終了が見えてきたことで、債券への注目が高まってきています。
そこで今回は『SHV』『TLT』『EDV』『TMF』の4つの米国債ETFの比較を、「AGG」「VOO」を絡めながら見ていきます。
本記事は、どの債券ETFが最も優れているのか? という着眼点ではありません。
どの債券ETFを選択し投資するのか? や、債券に投資すべきかどうかは、人それぞれです。
また、この記事は、ボリュームを最小限にし、ポイントを抑えやすくするため、専門用語などの解説は、ほぼしません。
その代わり、用語の解説について、ところどころ、リンクできるよう記事を構成しました。
- 『SHV』『TLT』『EDV』『TMF』5年比較チャート
- 一般的に債券は株式より値動は小さい
- 期間が短い ➡ 値動き小さい、期間が長い ➡ 値動き大きい
- 通常の債券より、ストリップス債は、値動きが、やや大きい
- レバレッジ型債券ETF『TMF』の値動きは株価より大きい!
- 最後に
① 残存期間の短い債券ETF『SHV』の、値動きの幅が小さく、
長期国債EFT『TLT』や『EDV』は、残存期間が長いため、値動きの幅が大きくなる。
(『SHV』「AGG」『TLT』「VOO」比較 )
② 通常の債券よりストリップ債の『EDV』方が、値動きの幅は大きくなる。
(『TLT』『EDV』比較 )
③ レバレッジ型ETF『TMF』は、株式以上⁉の値動きになる
(『TMF』『TLT』「VOO」比較 )
『SHV』『TLT』『EDV』『TMF』5年比較チャート
『SHV』➡ 米国短期国債ETF
『TLT』➡ 米国債20年超ETF
『EDV』➡ 長期国債ETF
(ストリップス債)
『TMF』➡ 20年超国債ブル3倍ETF
青色・・・『SHV』
黄色・・・『TLT』
水色・・・『EDV』
オレンジ・・・『TMF』
この比較チャートが、
この記事の結論です!
一般的に債券は株式より値動は小さい
まず、資産運用の債券の代名詞的存在のツートップ「AGG」「BND」と、
代表的な株価指数でS&P500に連動する「VOO」の比較で、
債券の値動きの小ささを確認します。
【「AGG」「BND」「VOO」比較】
【過去5年比較チャート】
青色 ➡「AGG」(総合債券ETF)
黄色 ➡「BND」(総合債券ETF)
水色 ➡「VOO」(S&P500)
【このチャート比較で分かること】
①「AGG」と「BND」の値動きの差は、誤差レベル。
② 債券ETF(AGG、BND)は、株式「VOO(S&P500)」に対し、値動きの幅は小さい。
期間が短い ➡ 値動き小さい、期間が長い ➡ 値動き大きい
次に、
『SHV(米短期債ETF)』
「AGG(総合債券ETF)」
『TLT(米国債20年超ETF)』
「VOO(S&P500)」
の比較で、期間の長さと、値動きの幅について確認します。
【『SHV』「AGG」『TLT』「VOO」比較】
【過去5年比較チャート】
青色 ➡「SHV」(米短期債ETF)
黄色 ➡「AGG」(総合債券ETF)
水色 ➡「TLT」(米国債20年超ETF)
オレンジ ➡「VOO」(S&P500)
【このチャート比較で分かること】
①『SHV』の値動きは、ほぼない。
②『TLT』は「AGG」よりも、値動きの幅が大きい。
③『TLT』は「VOO」よりも、値動きの幅は小さい。
通常の債券より、ストリップス債は、値動きが、やや大きい
次に『TLT』と『EDV』の値動きを確認します。
●『TLT』
⇑ 上のリンクは、販売会社「ブラックロック」のページ
●『EDV(ストリップス債)』
⇑ 上のリンクは、販売会社「バンガード」のページ
【『TLT』『EDV』比較】
【過去5年比較チャート】
青色 ➡「TLT」(米国債20年超ETF)
黄色 ➡「EDV」(長期国債ETF)
【このチャート比較で分かること】
●『TLT』より『EDV』の方が、値動きの幅が大きい。
(通常の債券より、ストリップス債の方が値動きの幅が大きい。)
『TLT』と『EDV』について、比較などの詳細は、下のリンクを参照ください。
※ ⇓ のリンクは「Bloomberg」です。
TLT 銘柄 - iシェアーズ米国債20年超ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
EDV 銘柄 - バンガード超長期米国債ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
※ ストリップス債は、たぱぞうさんのブログの解説が分かりやすいです。
ストリップス債を使ったディフェンシブ投資 - たぱぞうの米国株投資
「利息が無い分、安く買える債券」と、まとめられています。
個人的には、ストリップス債は、複利効果があることも、特徴と考えています。
中長期の資産形成に向けて はじめてみませんかゼロクーポン債 | 外国債券 | JTG証券
上の記事では、ゼロクーポン債と表現していますが、ストリップス債と同じようなイメージでいいと思います。
『TLT』と『EDV』を、どう考えるかは、人それぞれで、優劣はありません。
この記事では『EDV』の方が、値動きの幅が大きい点のみを、着眼点にしています。
レバレッジ型債券ETF『TMF』の値動きは株価より大きい!
『TMF』20年超国債ブル3倍ETFのレバレッジ パワーを、
『TMF』『TLT』「VOO」のチャートで確認します。
特に『TMF』と「VOO」に注目してください。
【『TMF』『TLT』「VOO」比較】
【過去5年比較チャート】
青色 ➡「TMF」(20年超国債ブル3倍ETF)
黄色 ➡「TLT」(米国債20年超ETF)
オレンジ ➡「VOO」(S&P500)
【このチャート比較で分かること】
①「TMF」の値動きの幅は「VOO」より大きい。
② 債券とは言え、レバレッジ型になると、そのパワーは大きい。
『TMF』は、レバレッジ型ETFです。
指数が下落した後、元の価格に戻っても、株価は元の価格に戻らないことです。
【100$が、30%下落し、30%上昇した場合】
100ドル × 0.7(30%下落)=70ドル
70ドル × 1.3(30%上昇)=91ドル
指数が戻っても、株価は100ドルから91ドルまでしか回復しない。
上記の理由などで、一般的に、レバレッジ型ファンドは、長期保有に向かないと言われてます。
『TMF』も同様です。
最後に
・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・この記事は、債券ETFのチャート情報の一部を切り取ったのみです。
投資判断をするには、あまりにも情報が少な過ぎます。
その点、ご了承ください。
・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。
・投資スタイルは、人によって千差万別です。少しでも、参考になれば嬉しいです。
より多くの人が、リスク許容度の範囲で投資し、金融資産を増やすことで、未来に、より希望が持てるといいですね。
【Twitterもしています】
タクドラたみ@米国株などで老後資金2,000万円に挑戦中 (@DanntiTami) | Twitter
【もう一つの投資ブログ】
最近、高配当株の超特化ブログを作ろうと思い、もう一つブログを立ち上げました!
【2023年6月版】『ダウ30銘柄』から、「今、買いたい」米国『個別株』を抽出!