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【経費率 最安値 0.02%!】S&P500 ETF『SPLG』 メリット・デメリット

 

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

今回は「S&P500」連動ETFの中で、経費率が0.02%と最安値の『SPLG(SPDR Portfolio S&P500 ETF)』についてです。

 

メリットやデメリットをまとめています。

 

時間のない方は、下の目次から、気になるところにジャンプしてください。

 

 

 

「S&P500」代表的なETFは、下の表の4つ『VOO』『IVV』『SPY』『SPLG』でしょう。

その中でも、特に、日本で人気のETFは、バンガード社の『VOO』です。

人気の理由の一つは、コストの安さ(0.03%)です。

 

この世界第2位の資産運用会社のバンガード社に対し、ついに、世界第3位の資産運用会社のステートストリート社が、旗を揚げました

 

ステートストリート社は、今年(2023年)の8月、それまで、経費率0.03%の『SPLG』の経費率を、なんと!0.02%に引下げました!!

各社のホームペー を元に筆者編集(2023.10.2)

 

たみさん!

うち、今度から
『VOO』やめて
『SPLG』買うわ!

 


いやいや...

ETFは「経費率」だけで
選択したらアカンで!

その他のことも
ちゃんと見て判断しぃや!

 

トータルリターン比較

『SPY』は、この中で、歴史が最も古く、経費率も最も高いのですが、純資産総額が最も高く、流動性に優れているため、機関投資家向けのETFです。

また、ポートフォリオ ビジュアライザーでは、おそらく3銘柄までしか比較できないので『SPY』を除く3銘柄で比較しました。

青色・・・『SPLG』
赤色・・・『VOO』
黄色・・・『IVV』

Portfolio Visualizar を使い筆者編集(2023.10.2)

トータルリターンの比較では、それぞれ、誤差レベルです。

 

トータルリターンのみ見れば、投資する際、どのETFを選択したらいいのか、分かりません。

もう少し、詳しく、見ていきましょう。

 

「S&P500」ETF比較(『SPLG』のメリット

Bloomberg を元に筆者編集(2023.10.2)
純資産速額は 1US$=150円で換算

① 株価

『SPLG』の株価は、ダントツで安く、他のETFが日本円で、1株 約60,000円に対し『SPLG』は、1株 約7,500円と安いため、最も買いやすいです。

 

② 純資産総額

『SPLG』の純資産総額は、この中では、ダントツで少ないです。

しかし、日本の「S&P500」の 投資信託で、最も純資産総額の多い『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、約2.5兆円ということを踏まえれば、流動性に、全く問題ないです。

むしろ『SPY』『IVV』『SPY』の純資産総額が、超大きいと捉えるのが自然です。

 

③ 経費率

上述した通り、経費率 最安値の0.02%は、コスト面で、最も優れています

 

④ 分配金

『IVV』が、わずかですが、最も高い分配金

分配金重視なら『IVV』です。

だだ、分配金目当てなら、分配金利回り1%台の「S&P500 ETF」に投資せず、『VYM』のような高配当ETFに投資するのが賢明だと思います。

いずれにしても、ETF全体の分配金利回りレースの中で、この分配金の差は、上位集団に入ることのない横並びレベルでしょう。

 

『SPLG』の比較評価

① 株価  ➡ 最も安く買いやすい

② 純資産 ➡ 流動性に問題ない

③ 経費率 ➡ 0.02%は最安値

④ 分配金 ➡ 横並びの 約1.5%

 

『SPLG』の問題点(『SPLG』のデメリット

 

『SPLG』のデメリット

① 買付無料ETFではない

② 分配金再投資に難がある

③ ドルコスト平均法が使いにくい

 

① 買付無料ETFではない

2023年10月時点「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」は、『VOO』の買付手数料が無料です。

ネット証券大手3社「米国株 無料買付ETF」『比較一覧』

しかし『SPLG』は買付時に、約定代金の、0.495%(税込)の手数料がかかります。

上限手数料が、税込22ドルなので、まとめて約4,500ドル分以上買えば、手数料は安くなりますが『VOO』の無料にはかないません

 

『SPLG』の方が、経費率が0.01%安いので、長期保有すれば『SPLG』の方が、安くはなります。

ただし「S&P500」が全く上昇しなくても、コスト差が逆転するまで、約50年。

仮に、年7%のペースで「S&P500」が上昇しても、コスト差が逆転するまで、約24年かかります。

 

それまで『SPLG』が『VOO』より0.01% 安い経費率が続いているか分かりません。

しかし『VOO』の買付無料キャンペーンが終わってしまえば、手数料は『SPLG』に軍配が上がります。

 

② 分配金再投資に難がある

そもそもETFの、分配金再投資は、分配金の課税後の金額で再投資になります。

それを踏まえれば『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』のような、投資信託の方が、効率がいいです

ただし、投資信託はETFのような、タイムリーな売買が、できないデメリットはあります。

 

③ ドルコスト平均法が使いにくい

ETFは、1株単位の買付のため、日本円で毎月10,000円ずつなどの少額で「定額積立(ドルコスト平均法)」が使えません。

 

頼みの綱の、ドルコスト平均法で積立が可能な「PayPay証券」も『SPY』は、取り扱ってますが『SPLG』は、取り扱ってません。

とは言え、そもそも、コスト最安値にこだわるなら、手数料の割高の「PayPay証券」は選択肢に入らないと思います。

(私も愛用している「PayPay証券」の良さはコスト最安値ではありません。)

 

ドルコスト平均法で積立てるなら、上述した『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』のような、投資信託で行います。

 

 

まとめ

『SPLG』は、経費率 0.02%で、最安値ですが、そこは『SPLG』のストロングポイントではありません。

『SPLG』のストロングポイントは、経費率が0.03%から0.02%に、引き下げられても、株価の安さです

 

「S&P500」が何かのタイミングで急落したので、ソッコーで買いたい!
でも、1株約60,000円の『VOO』を買う資金がない!
もしくは、60,000円も下落時に買うのが怖い!
そういう時などに『SPLG』は、有効でしょう。

 

また「新NISA」年間投資枠360万円や、生涯投資枠1,800万円を、使いきった方にも『SPLG』は「S&P500 ETF」の投資先候補になります。

 

また、未来のことは、分かりませんが、もし、大手ネット証券会社(SBI、楽天、マネックス)の『ETF無料買付キャンペーン』が、終了になれば『SPLG』は「S&P500」連動ETFの最有力候補になるでしょう。

 

最後に(タクドラたみの思い)

 

・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。

 

 

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