こんにちは!タクドラたみです♪
今回は「S&P500」連動ETFの中で、経費率が0.02%と最安値の『SPLG(SPDR Portfolio S&P500 ETF)』についてです。
メリットやデメリットをまとめています。
時間のない方は、下の目次から、気になるところにジャンプしてください。
「S&P500」代表的なETFは、下の表の4つ『VOO』『IVV』『SPY』『SPLG』でしょう。
その中でも、特に、日本で人気のETFは、バンガード社の『VOO』です。
人気の理由の一つは、コストの安さ(0.03%)です。
この世界第2位の資産運用会社のバンガード社に対し、ついに、世界第3位の資産運用会社のステートストリート社が、旗を揚げました。
ステートストリート社は、今年(2023年)の8月、それまで、経費率0.03%の『SPLG』の経費率を、なんと!0.02%に引下げました!!
たみさん!
うち、今度から
『VOO』やめて
『SPLG』買うわ!
いやいや...
ETFは「経費率」だけで
選択したらアカンで!
その他のことも
ちゃんと見て判断しぃや!
トータルリターン比較
『SPY』は、この中で、歴史が最も古く、経費率も最も高いのですが、純資産総額が最も高く、流動性に優れているため、機関投資家向けのETFです。
また、ポートフォリオ ビジュアライザーでは、おそらく3銘柄までしか比較できないので『SPY』を除く3銘柄で比較しました。
青色・・・『SPLG』
赤色・・・『VOO』
黄色・・・『IVV』
トータルリターンの比較では、それぞれ、誤差レベルです。
トータルリターンのみ見れば、投資する際、どのETFを選択したらいいのか、分かりません。
もう少し、詳しく、見ていきましょう。
「S&P500」ETF比較(『SPLG』のメリット)
① 株価
『SPLG』の株価は、ダントツで安く、他のETFが日本円で、1株 約60,000円に対し『SPLG』は、1株 約7,500円と安いため、最も買いやすいです。
② 純資産総額
『SPLG』の純資産総額は、この中では、ダントツで少ないです。
しかし、日本の「S&P500」の 投資信託で、最も純資産総額の多い『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、約2.5兆円ということを踏まえれば、流動性に、全く問題ないです。
むしろ『SPY』『IVV』『SPY』の純資産総額が、超大きいと捉えるのが自然です。
③ 経費率
上述した通り、経費率 最安値の0.02%は、コスト面で、最も優れています。
④ 分配金
『IVV』が、わずかですが、最も高い分配金。
分配金重視なら『IVV』です。
だだ、分配金目当てなら、分配金利回り1%台の「S&P500 ETF」に投資せず、『VYM』のような高配当ETFに投資するのが賢明だと思います。
いずれにしても、ETF全体の分配金利回りレースの中で、この分配金の差は、上位集団に入ることのない横並びレベルでしょう。
① 株価 ➡ 最も安く買いやすい
② 純資産 ➡ 流動性に問題ない
③ 経費率 ➡ 0.02%は最安値
④ 分配金 ➡ 横並びの 約1.5%
『SPLG』の問題点(『SPLG』のデメリット)
① 買付無料ETFではない
② 分配金再投資に難がある
③ ドルコスト平均法が使いにくい
① 買付無料ETFではない
2023年10月時点「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」は、『VOO』の買付手数料が無料です。
しかし『SPLG』は買付時に、約定代金の、0.495%(税込)の手数料がかかります。
上限手数料が、税込22ドルなので、まとめて約4,500ドル分以上買えば、手数料は安くなりますが『VOO』の無料にはかないません。
『SPLG』の方が、経費率が0.01%安いので、長期保有すれば『SPLG』の方が、安くはなります。
ただし「S&P500」が全く上昇しなくても、コスト差が逆転するまで、約50年。
仮に、年7%のペースで「S&P500」が上昇しても、コスト差が逆転するまで、約24年かかります。
それまで『SPLG』が『VOO』より0.01% 安い経費率が続いているか分かりません。
しかし『VOO』の買付無料キャンペーンが終わってしまえば、手数料は『SPLG』に軍配が上がります。
② 分配金再投資に難がある
そもそもETFの、分配金再投資は、分配金の課税後の金額で再投資になります。
それを踏まえれば『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』のような、投資信託の方が、効率がいいです。
ただし、投資信託はETFのような、タイムリーな売買が、できないデメリットはあります。
③ ドルコスト平均法が使いにくい
ETFは、1株単位の買付のため、日本円で毎月10,000円ずつなどの少額で「定額積立(ドルコスト平均法)」が使えません。
頼みの綱の、ドルコスト平均法で積立が可能な「PayPay証券」も『SPY』は、取り扱ってますが『SPLG』は、取り扱ってません。
とは言え、そもそも、コスト最安値にこだわるなら、手数料の割高の「PayPay証券」は選択肢に入らないと思います。
(私も愛用している「PayPay証券」の良さはコスト最安値ではありません。)
ドルコスト平均法で積立てるなら、上述した『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』のような、投資信託で行います。
まとめ
『SPLG』は、経費率 0.02%で、最安値ですが、そこは『SPLG』のストロングポイントではありません。
『SPLG』のストロングポイントは、経費率が0.03%から0.02%に、引き下げられても、株価の安さです。
「S&P500」が何かのタイミングで急落したので、ソッコーで買いたい!
でも、1株約60,000円の『VOO』を買う資金がない!
もしくは、60,000円も下落時に買うのが怖い!
そういう時などに『SPLG』は、有効でしょう。
また「新NISA」年間投資枠360万円や、生涯投資枠1,800万円を、使いきった方にも『SPLG』は「S&P500 ETF」の投資先候補になります。
また、未来のことは、分かりませんが、もし、大手ネット証券会社(SBI、楽天、マネックス)の『ETF無料買付キャンペーン』が、終了になれば『SPLG』は「S&P500」連動ETFの最有力候補になるでしょう。
最後に(タクドラたみの思い)
・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。
【タクドラたみが影響を受けた本】
『冷静さを保ち投資を続けることで「自分時間」をコントロールできる「自由」が手に入る』
【タクドラたみのおすすめ証券口座】
2024年から「新NISA」がスタートします。
現状、資産形成を、ドルコスト平均法で、積み立て投資するには、トータルで『SBI証券』が最適でしょう。
私自身「新NISA」は『SBI証券』で行う予定です。
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