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【2024年版】新NISA対応投資信託については、下の記事をご覧ください。
また、この記事と、合わせて読んでいただくと、より理解が深まると思います。
【2024年】『新NISA インド株 投資信託 4選』 - 『タクドラたみ』の米国株投資 (hatenablog.com)
こんにちは!タクドラたみです♪
今回は、注目を集めつつあるインド株ファンドについてです!
インド株投資といっても、インドの企業は、私たちにとって、なじみが少ないです。
それゆえ、個別株投資は、ハードルが高いと思います。
そこで、考えられるのは、ETFを含めた投資信託です。
インド株ファンドは、従来、経費率が1.6%~2.0%くらいで、高コストでした。
しかし、最近、1.0%を切るファンドが出てきたことで、インド株投資の敷居は下がってきました。
そこで、この記事では、経費率が1.0%を下回る、4つのファンドの特徴を、分析していきます。
比較4ファンド
この4つのファンドは、経費率0.4%~1.0%です。
従来(2021年頃まで)は、1.6~2.0%位がインド株ファンドの経費率の相場だったことを踏まえると、かなり経費率競争が進みました。
『iFree NEXT インド株』は、インドを代表する「Nifty50」に連動するインデックスファンドは、今年(2023年)9月経費率が、0.781%から、0.473%に、引き下げとなったので、経費率の安さは頭一歩抜き出ました。
それぞれのファンドの設定は、比較的最近です。
運用実績の比較をし投資判断にするには、まだ日が浅すぎると思います。
そこで、今回は、ETFと投資信託の違いがもたらす、投資アプローチについてと、
それぞれのファンド内の、セクター比較をします。
ETFと投資信託でのアプローチ
ETFの場合
① ETFのメリットは、今、この瞬間の価格で、タイムリーに売買ができる点。
ETFが下落したタイミングで、安く買うことができます。
(投資信託では、これができない。)
② タイムリーに売買できるからこそ、安値で買いやすい。
(投資信託の場合、株価が下がったタイミングで注文しても、売買が成立するまで、数日(2~4日くらい後)なので、高値掴みする可能性がある。)
投資信託の場合
① ドルコスト平均法が使える。
毎月購入など、定額購入しやすく、ドルコスト平均法を使えば、最安値で購入しにくいが、最高値で購入するリスクを低減できる。
② 少額購入が可能。
ETFの「EPI」も、現状、1株35ドルくらい(約5,000円)で、そう高額ではないですが、投資信託の場合、100円とか、1,000円とかで購入できる。
(毎日100円積み立てなどが可能。)
各ファンドのセクター割合
『「EPI」ウィズダムツリーインド収益ファンド』
『EPI』は目論見書を調べましたが、セクター構成比は2016年のもの(古すぎる)でしたので、
上のグラフは「moomoo」アプリで調べた最新のものを、私が編集しました。
インド株ファンドの特徴は、比較的どのファンドも、金融セクターが高いです。
金融系を除くと『EPI』は、素材、エネルギーの、インフラ系が多く組み入れられているのが特徴です。
『iFree NEXT インド株収益ファンド』
『iFree NEXT インド株収益ファンド』は、今回紹介する唯一のインデックスの投資信託で、インドを代表する株価指数のひとつである「Nifty50」に連動しています。
「Nifty50」の構成比を、サクッと調べましたが、セクター名が全て英語表記でしたので、こちらも、私が編集しました。
インド株ファンドの特徴は、比較的どのファンドも、金融セクターが高いのは、上述した通りですが、
「Nifty50」の特徴は、情報技術(IT系)の比率が高いです。
とは言え、時価加重平均型の、インデックスファンドです。
いい意味でも、悪い意味でも、他のアクティブファンドに比べ、構成比のバランスはいいと感じます。
ファンドのリターンが、アクティブファンドに勝るのか、劣るのかは、新興国ゆえに、未知数です。
(私の体感では、先進国株と違って「何でもかんでもインデックス」と言い切れないのが、新興国株です。)
『iTrusut インド株式』
『iTrustインド株式』は、運用会社である「PICTET(ピクテ・ジャパン)の公式ホームページを参照にしました。
目論見書は見やすかったですが、セクター構成比の円グラフがなかったので、こちらも、私が編集しました。
『iTrustインド株式』の特徴は、情報技術(IT系)も高いですが、ヘルスケアセクターが他のファンドに比べ、構成比が高いです。
インドは新興国ですが、比較的、ガテン系より、理数系の比率が高いのが特徴です。
『イーストスプリング・インド・コア・株式ファンド(愛称:+αインド)』
このファンドは、主に2つのファンドが、合体してできています。
消費関連のファンドと、インフラ関連のファンドです。
目論見書によると、以下のように構成されています。
① 消費関連ファンド...(比率:45.91%)
「イーストスプリング・インベストメンツ・インディア・コンシューマー・エクイティ・オープン・リミテッド」というファンド
② インフラ関連ファンド...(比率:44.84%)
「イーストスプリング・インベストメンツ・インディア・インフラストラクチャー・エクイティ・オープン・リミテッド」というファンド
③ 現金・その他...(比率:9.25%)
【消費関連ファンドの構成比】
銀行株が多いのは、他のファンドと同様です。
特徴は「自動車系」や「個人消費支出系」が多いです。
【インフラ関連ファンドの構成比】
こちらも、銀行株が多いです。
特徴は「資本財」や「不動産系」が多く、建設関連が目立ちます。
【『+αインド』の特徴】
① 個人消費支出が増えると、高リターンが期待できる。
② 建築などインフラ整備が進むと、高リターンが期待できる。
まとめ
① 各ファンドの経費率は、それぞれ1%を下回り、大きな差はない。
② 昨年や、今年、作られたファンドがあり、リターンの比較は、今後の動向次第。
③ 全てのファンドともに、金融セクターが多い。
全てのファンドにおいて、金融の比率が高い前提で
●『EPI』... 素材、エネルギーの、インフラ系が多い
●『iFree NEXT インド株』... 情報技術(IT系)の比率が高い
●『iTrustインド株式』... 情報技術(IT系)、ヘルスケアセクターの比率が高い
●『+αインド)』... 自動車や個人消費系、インフラ関連中心
最後に
・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・インド株投資は、それぞれのファンドの特徴を、把握した上で、投資することで、競争優位性が高まると考えています。
知らないがゆえにしてしまう、間違った投資判断をする可能を下げることができるのも、ひとつの理由です。
・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)など、コメントいただけると嬉しいです。
・投資スタイルは、人によって千差万別。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。
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