うち、ヘルスケアセクターETF『VHT』買いたいねんけど、
1株約230ドルって30,000円以上で、高くて買えんなぁ~。
でもな、1株約125ドル、17,000円以下で買える
ヘルスケアセクターETFがあるんやで♪
それが『XLV』や!
① 経費率が、0.10%で、ヘルスケアセクターETFの中で「VHT」と同じで最安。
② 「VHT」と比べ株価が安いため、購入しやすい。
③ 株価推移は「VHT」と、ほぼ同じで、長期では「S&P500」より、いい傾向。
こんにちは!タクドラたみです♪
先日、私のブログで恒例の『3月度 米国株 ETF 11セクター比較』
2023年3月 米国株 ETF 11セクター比較(好調なセクター、不調なセクターが、一目瞭然!) - 『タクドラたみ』の米国株投資
を書きました。
その中でも、特に、今後の期待感が高いセクターが「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」でした。
今回は「ヘルスケアセクターETF」の『XLV』を、『VHT』との比較を中心に紹介します。
- 「ヘルスケアセクター」投資について
- 『XLV』は『VHT』と同じ経費率で、価格が安い!
- 『VHT』『XLV』比較
- 「S&P500」をアウトパフォームする実績
- 投資先の分散について
- 『XLV』『VHT』上位組み入れ銘柄比較】
- まとめ
- 最後に
「ヘルスケアセクター」投資について
「ヘルスケアセクター」は、過去の実績から、長期的に「S&P500」を、上回る可能性が高い唯一のセクターETFと期待されています。
長期でも、直近でも、ヘルスケアセクターETFは「S&P500」を上回ってきた実績があるからです。
しかし、株式のため、値動きの幅が「S&P500」同様、大きいです。
暴落時、感情に流され投げ売りすることは避けたいです。
「ヘルスケアセクター」への投資方法は、最終的には、個人の好みになると思いますが、
強いて言うと、比較的、値動きが大きいので、ドルコスト平均法より、下落時の、一括購入が向いているでしょう。
具体的な方法は、株価が上向きで順調に推移している時は放置し、下落した際、数回に分けて資金を入れるイメージです。
このヘルスケアセクターの、代表的な銘柄は、
・ユナイデット・ヘルス(UNH)
・ジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)
・メルク(MRK)
・アッヴィ(ABBV)
・ファイザー(PRE)
など、そうそうたるラインアップです。
私自身、この中で3銘柄、保有しています。
ただ、個人投資家が、このセクターの個別株を、それぞれコツコツ積み上げていくのは、とても難しいと思います。
おそらく、多くの人は、個別株投資の前に「つみたてNISA」や「iDeCo」などで、既に、数万円、毎月積み立てていると思われるからです。
そこで、頼りになるのが、「セクターETF」です。
個別株銘柄を1つずつ分析する時間がない方や、どの銘柄を選択すればいいのか判断に困る時なども「セクター別ETF」は頼もしい存在です。
『XLV』は『VHT』と同じ経費率で、価格が安い!
日本では、ヘルスケアセクターETFで認知度が高いのは、バンガードが運用する『VHT』のようです。
しかし『VHT』は、今現在(2023.3.16)1株、約230ドル、30,000円以上で、個人投資家が手軽に買うには、いささか高いと感じます。
ETFで重要な経費率は『VHT』『XLV』ともに、0.10%で同じです。
でありながら『XLV』は、1株、約126ドルで、17,000円以下で買えるのが、大きな魅力です!
投資のコアとして「S&P500」や「全世界株式」に毎月積み立てしてたとします。
しかし、それらは、インデックスの特徴から、今後、訪れるであろうリセッション局面では、苦戦が予想される「GAFAM」を中心としたハイテク株の比率が高いのが悩ましいです。
そんな中「S&P500」をアウトパフォームする可能性の高い「ヘルスケア品セクター」に、投資資金の一部を振り向けたいと考えている人は、少なくないと思います。
もちろん、私は「ヘルスケアセクターETF」を、投資のコア銘柄の一つとして、超長期保有もいいと考えていますし、私自身、個別株とは別に保有しています。
『VHT』『XLV』比較
代表的なヘルスケアセクターETFには、ブラックロックの『IXJ』もあります。
しかし、今回は『IXJ』の経費率が0.40%と高く、記事の意図から外れるため除外しました。
【『VHT』『XLV』概要比較】
2023.3.17 時点
「S&P500」をアウトパフォームする実績
【トータルリターン比較】
分配金込みの『XLV』と『VHT』、そして『VOO(S&P500)』比較です。
青の線・・・『XLV』
赤の線・・・『VHT』
オレンジの線・・・『VOO』
【約10年】
(2023.3.17)
【直近1年】
(2023.3.17)
【パフォーマンスの概要(約10年)】
(2023.3.17)
チャートの字が小さく見にくくてすみません。
下の表を合わせて見ると『XLP』と『VDC』の差は、ほぼないことが分かると思います。
また、短期でも、長期でも「ヘルスケアセクター」は『VOO(S&P500)』を、上回っています。
上昇局面で「ヘルスケアセクター」は「S&P500」より大きく上昇し、
下落局面で「ヘルスケアセクター」は「S&P500」より下落が少ないです。
「ヘルスケアセクター」は、株価の下落局面で「S&P500」などの市場平均より、下落率がマイルドなので「ディフェンシブセクター」とも言われています。
投資先の分散について
『VHT』の約100社に対し、『XLV』は約30社です。
個人的には、セクター別ETFなので『XLV』も、分散は十分と思いますが、人にとっては、分散が少ないと感じるかもしれません。
しかし、上に添付した「トータルリターン比較」のチャートなどから、ほぼ差がないので、分散については問題ないと思われます。
『XLV』は『VHT』と同じ0.10%の経費率で、
トータルリターンは、ほぼ一緒。
『VHT』より安く買え、
「S&P500」を上回る可能性があるのが、
大きな魅力やねん!
『XLV』『VHT』上位組み入れ銘柄比較】
見比べてみても、さほど大きな違いはありません。
組み入れ10銘柄は、同じです。
【『XLV』上位組み入れ銘柄】
(2023.3.17)
【『VHT』上位組み入れ銘柄】
(2023.1.24)
まとめ
・仮に、将来「S&P500」をアウトパフォームできなくても、セクターローテーションの観点から、今後、リセッションに向かうので「ヘルスケアセクター」は魅力的。
・個別株で拾っていくのは、リスクが大きい感じ、手間と考えるなら、セクター別ETFがおすすめ。
・「ヘルスケアセクターETF」は、『VHT』もいいが、投資資金が少ないとか、少額で期間をずらしながら少しずつETFに資金を入れたいと考えるなら、株価の安い『XLV』の活用は有効。
・『XLV』と『VHT』の経費率は同じで、トータルリターンはほぼ同じ。
最後に
・今回も、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。
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