こんにちは!タクドラたみです♪
今回は「公的年金」の基礎についての3回目です!
前回の復習
前回の記事で下の図を出し「3階建ての年金制度」について、お話ししました。
これは、言わば、年金を納める(自分年金なら積み立てる)イメージ図でした。
老後、不足する公的年金を「iDeCo」や「つみたてNISA」を活用し「自分年金づくり」をしよう!といった内容でしたね!
前回の記事は⇩です。
今回の内容は「老後の年金以外にも、もらえる年金がある」ってことです!
社会人5年生の私の長男に聞いたところ「年金って年寄りがもらえるお金という言葉を短縮したやつやん!」と、自信満々に答えてました(苦笑)。
半分、合ってるような気もしますが…(^^;)
私が「年金って、場合によっては、若くても、毎年、定期的に、継続してもらえるお金のことやで」と言うと「何それ...???」 って感じでした。
というわけで、解説していきます!
公的年金受給の全体像
まず、公的年金2階建てのイメージ図は、シンプルにすれば下の図の通りです。
「国民年金」は「基礎年金」とも呼ばれているため、今回は都合によりカッコ付きで表記しました。
「国民年金」は、全ての国民が加入することになっている「公的年金」の1階部分です。
「厚生年金」は、会社員・公務員が加入している「公的年金」の2階部分です。
年金保険の納付は、この「国民年金」と「厚生年金」の2つを考えればよかったです。
一方、年金保険の受給については「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の3つがあります!
この3つの年金保険を2階建ての図と組み合わせると
こんな感じになります。
基礎年金(国民年金)部分と、厚生年金部分に、それぞれ「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」が、組み入れられています。
3つの年金保険の概要
老齢年金とは
①老齢基礎年金
老齢基礎年金は、国民年金保険の加入者であった方の老後保障として、基本65歳から支給されます。
受給条件は、保険料を納めた期間と、保険料免除期間などを合わせた期間が10年以上ある場合で、一生涯受け取れることができます。
もちろん、会社員の厚生年金、公務員などの共済組合加入に加入していれば、1階部分の国民年金保険料を納めていますので、その期間も保険料を納めた期間に含まれます。
②老齢厚生年金
老齢厚生年金は、厚生年金保険の加入者であった方の老後保障として、基本65歳から老齢基礎年金に上乗せする形で支給されます。
受給条件は、老齢基礎年金の受給条件でもあった、国民年金保険料を納めた期間が10年以上で、厚生年金保険を納めた期間が1ヵ月以上ある場合で、一生涯受け取れることができます。
③年金受給額
日本年金機構によると
老齢基礎年金(令和3年度分)
20歳から60歳まで未納等ない場合の満額受給額は、月額65,075円です。
老齢厚生年金(令和3年度分)
夫婦2人分の老齢基礎年金を含んだ標準的な受給額は、月額220,496円です。
(平均的な年収526.8万円で40年間働いた場合)
年金受給額は、毎年変わります。将来、私たちが受給できる金額はいくらなのでしょうね。
障害年金とは
障害年金とは、病気やケガをして、生活や仕事などが制限される状態になった時、20歳前であっても、条件を満たせば受け取ることができる公的年金です。
今、障害がなく元気に生きていたとしても、未来のことは分かりません。年齢を重ねていくと、自分自身や大切な方が障害者になる可能性は高くなっていきます。
今回の記事では、詳しく書けませんが、もしもの時は
●年金事務所
●街角の年金相談センター
●年金ダイヤル(電話)
といった公的機関で、無料相談できます。
私たちが、まず知識として、知るべきことは、詳しい障害年金の知識ではありません。
知るべきことは、
① 障害が起きたしまった時のために「障害年金」があるということ
② 障害が起きたしまった時のための「相談窓口」があるということ
この2つを知っておくことです。
そして、このことを、家族や大切な人で共有しておくことです。
一応、日本年金機構「障害年金」のリンクを貼っておきます。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
遺族年金とは
遺族年金とは、国民年金や厚生年金の加入者や加入していた人が亡くなった時、亡くなった方に生計を維持されていた遺族の生活を保障する目的で支給される公的年金です。
分かりにくいので、簡単なパターンを2つ紹介します。
【パターン1】
夫である30歳の会社員が、亡くなった時、残された妻子の生活を保障するために、遺族年金が支給されます。
【パターン2】
年金暮らしの老夫婦の収入の柱は ①夫の国民年金(老齢基礎年金) ②夫の厚生年金(老齢基礎年金)③妻の国民年金(老齢基礎年金)の3つだったとします。
夫が亡くなってから以降、妻の国民年金分(月額約65,000円)だけでは、現実的に残された妻は生活できません。
その残された妻の生活を保障するために、遺族年金が支給されます。
障害年金についてと同様、今回の記事では、詳しく書けませんが、もしもの時はやはり
●年金事務所
●街角の年金相談センター
●年金ダイヤル(電話)
で、無料相談できます。
日々の生活で、イッパイイッパイの私たちが、まず知識として、知るべきことは、やはり、詳しい遺族年金の知識ではありません。
知るべきことは、
① そんな時のために「遺族年金」があるということ
② そんな時のための「相談窓口」があるということ
この2つを知っておくことです。
そして、繰り返しになりますが、このことを、家族や大切な人で共有しておくことです。
一応、日本年金機構「遺族年金」のリンクを貼っておきます。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/index.html
今回のまとめ
私たちの多くは、年金の専門家ではありません。
専門家ではないので、年金についても、自分にとって、最低限必要な知識があれば、十分だと私は考えています。
年金には、大きく3つのものがあることを知っておくこと。そして、その時が来れば、専門家に相談するということを、家族や大切な人たちで共有する事が、大切なことなのではないでしょうか。
最後に
・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・「年金制度」についての記事は、全く、年金の知識がなく、また、興味もない、自分の子ども(社会人ですが…(^^;))に、分かるような内容を目指しています。
今回の内容では、物足りないと感じられる方が多数いらっしゃるとは思いますが、今後、少しずつ深掘りしていきたいと考えています!
・収入が少なく、金銭面での老後不安を抱えている人は、私だけではないと思います。
年金制度を、おおよそでも把握し、今から対策をしていくことは、私たちの老後不安の解決策の重要な要素と、私は考えています。これからも、豊かな老後のために一緒に勉強していきましょう!
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