『タクドラたみ』の米国株投資

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『米国株式市場の暴落史から学ぶ(株式資産はどれだけ減るの?)』

 

こんにちは!タクドラたみです♪

 

今回は、米国の株式市場の暴落史を振り返り

「為替の影響も含め、私たちの株式資産が、最悪、どうなるのか?」

について、見ていきましょう。

 

ファイナンスの世界では、過去の事例は未来を約束するものではありません。

 

しかし、過去の事例を学び、未来を想定することは、とても重要だと思います。

 

米国、過去、約100年の暴落

まず「世界恐慌」以降、約100年間の暴落を、確認しましょう。

投資のデータ集:過去95年の市場暴落と回復年数 - myINDEX より

1970年代の「オイルショック」以降、30%~50%の下落です。

 

また、株価が回復するまでは4~5年くらいでした。

 

投資のデータ集:過去95年の市場暴落と回復年数 - myINDEX より

順調に、右肩上がりと言われる米国株式市場ですが、実は、過去、約100年で、8回、20%を越える暴落を経験しています。

 

約10年で1回のペースです。

 

私たちは、2022年の今、9回目になる20%以上の下落を、現在進行形で経験しています。

 

そして、この表から分かることは「長期投資をしていれば、私たちは、絶対に暴落から逃れられない。」ということです。

 

現段階は、米国の利上げや、QT(金融引き締め)が、進行中です。

 

これから更に10%以上の下落があると、あちらこちで、予想されています。

 

最悪どこまで下落するのか?

では、今回の下落は、大暴落に繋がるのでしょうか?

 

私は、S&P500は、最悪、直近の最高値から、40~50%下落するかもしれないと考えています。

もちろん、そこまで下落しないかもしれませんが…。

 

その理由のひとつは、米国中央銀行(FRB)のバランスシートの膨張です。

 

下に、バランスシートの表を添付しましたが、2007年の「リーマンショック」以降、じわじわ、市場へのドルの供給量が増えてきていました。

 

その要因もあり、2010年代は、米国株ブームで、どんどん株価が上昇してきました。

 

さらに、コロナショック後の、利下げはもちろん、「QE(量的緩和)」により、かつてない大量に市場にマネーが、ばらまかれました。

 

そのマネーの一部が、投資マネーとして株式市場に流れ込んできた事もあり、コロナショック後、あっという間に、株式市場は回復し、2021年は連日、最高値を記録するような、空前の株高になりました。

 

米国 - 中央銀行バランスシート | 2002-2022 データ | 2023-2024 予測 より

上の表から分かるように、コロナショック以降、約4兆ドルのバランスシートが、急激に、その倍の8兆ドルを超えました。

 

今まで経験したことのない規模の、QE(量的緩和)です。

 

今回の、インフレショックとも言われている、インフレの要因は、様々な要素がありますが、このQEにもあります。

 

そして、インフレ退治の金融政策による、株価の下落は、今後、どうなるのかは、おそらく、誰にも分からないと思います。

 

とは言え、最悪を想定するなら、戦後、最も下落した40~50%ではないかと思います。

 

一方、それ以上の下落は、ないとも思っています。

 

なぜなら、それ以上の下落は、世界同時大不況になりかねません。

 

そのようなことになると、1929年からの「世界恐慌」が人類が地獄を見た「第二次世界大戦」の発端になったように、世界大戦のリスクに繋がる可能性があるからです。

 

そして、その火種が、いつ引火しても、おかしくない状況というのは、周知のことかと思います。

 

そうなると、さすがにマズイので、FRBは、全力で株価下落を止めにかかると考えられます。

 

もちろん、そこまで下落は、ないかもしれませんが、私たち個人投資家は、最悪を想定し行動しなければならないでしょう。

 

次に、私たち日本の投資家は、為替のリスクを、考慮しなければなりません。

 

為替差損の目安

為替差損とは、例えば、保有している米国株の価格が変わらなくても、1ドル100円から、1ドル80円と、20%円高になると、私たちが保有している株の円での価値が20%下がることです。

 

つまり、100万円分の米国株を保有していたとし、20%の円高の場合、日本円での価値は80万円になるのです。

 

現状のように、円安なら、為替差益の恩恵を受けられますが、円安はいつまでも続かないでしょう。

 

今は、FRBが、利上げを行っているので円安が進行しています。

 

しかし、FRBが、利下げを行えば、日米の金利差が縮小し円高になります。

 

では、為替差損はどれくらい想定されるのでしょうか?

 

長期的に円高の可能性はあるか | 東証マネ部! より

1973年までは、1ドル360円の固定相場制でしたが、それ以降、変動相場制に移行しました。

 

日米の為替が、落ち着いてきたのは、1980代後半です。

 

それ以降、ドル/円は、1ドル80円から140円の間で、推移しています。

 

今の円安の流れから、1ドル150円になることも考えられます。

 

その1ドル150円を基準とし、円高が進行した場合、以下の表のようになります。

こうして見ると、為替の影響は、とても大きいことが分かります。

 

また、一般的に、ドルの価値が下がることは、株安の要因になるので、株安と円高は、同時にやってくるケースが多いです。

 

「リーマンショック」時、株安と円高が、同時に進行しました。

 

株価の下落 × 円高

「リーマンショック」時、米国株は約50%暴落しました。

 

2022年9月末時点、米国株は最高値から、約20%下落しています。

 

今後、下落がさらに進み、50%まで下落すると仮定すると、後、30%株価は下がります。

 

さらに「リーマンショック」時、円高が約40%進んだので、ここでも40%の円高を試算に入れました。

 

そこに、円高の影響が加わった場合、下の表のようになります。

最後は、私たち個人投資家にとって、最悪と思われるケースです。

 

円高が、40%も進まないと、思われるかもしれません。

 

しかし、50%の株価の下落と、40%の円高で、株式資産の約70%ぶっ飛んだ「リーマンショック」の歴史があるので、これくらいの数字を、想定するのがいいと思います。

この数字に、耐えられるか、耐えられないかは、リスク許容度の目安でしょう。

 

この数字が、耐えられないのであれば、リスクの取り過ぎと思われます。

 

パートナー(妻や夫)いる方は、パートナーも、このリスクに耐えられなければなりません。

 

それができなければ、お金より大切なものを失うかもしれません。

 

現状、米国株の下落は、円安によって、ほぼ相殺されています。

 

しかし「利上げ」と「QT(量的引き締め)」は、当面、継続し、株式市場にとって逆風です。

 

リスクを取り過ぎているのであれば、今が見直すチャンスかもしれません。

 

まとめ

 

① 株式市場は必ず暴落する(暴落の目安は50%)。

 

② 米国市場は暴落しても、必ず回復し成長してきた(回復までの目安は4~5年)。

 

③為替レンジの目安は140円~80円。

 

株価の暴落 × 円高 で 株式資産が減る目安は、現時点から約60%。

 

現状、株安と円高は、同時に進行ないと思いますが、常に、最悪を想定して行動することは大切です。

 

そして、リスク許容度の範囲内で投資するのがいいかと思います。

 

最後に

 

・最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

・この記事が、読まれた方の、投資などの参考になれば嬉しいです。

 

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。

 

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