こんにちは!タクドラたみです♪
今回は、今後、間違いなく訪れるであろう「不況」に向けての投資対策です!
それは「債券ETF」です。
【不況時に、債券投資が有効な理由】
★ 不況時は、株価が下がるため、投資マネーが株式から債券に移動しやすい。
【理由】 株式は株価の値下がりによる、期待利回りが下がるため、リスクの高い株式より、安全性の高い、債券の価値が上がる。
【鉄板の債券投資は、ETFの「AGG」と「BND」】
今回は「AGG」で、解説していきたいと思います。
今後来る不況の後、好況局面に転じた時、債券を売り、株式を買うのも作戦でしょう。
株式と債券の根本的な捉え方
「株式はハイリスク・ハイリターンで、債券はローリスク・ローリターン」
株式と債券を比較すると、株式の方が、価格の上昇が大きい反面、値下がり額も大きい。
「株式と債券価格は、相関関係」
不況になると、株式が売られやすくなる一方、債券は買われやすくなります。
・モノやサービスが、どんどん売れることにより、企業の利益が大きくなるので、株価は上昇しやすい。
この時、株式に期待できる利回りが10%とします。
それに対し、債券の期待利回りが3%とします。
この場合、株式と債券に期待できる利回りの差が7%もあります。
この場合、株式は買われ、債券は買われにくくなります。
それは、リスクを取っても、債券より株式の方が、期待リターンが大きくなるからです。
・モノやサービスが売れず、企業業績が悪化するので、株価は下落しやすい。
この時、株式に期待できる利回りが4%とします。
それに対し、債券の期待利回りが3%とします。
この場合、株式と債券に期待できる利回りの差が、1%しかありません。
この場合、株式は売られ、債券は買われやすくなります。
それは、わずか1%の期待リターンの差のために、損失の可能性のある株式を買うくらいなら、債券でより確実に3%のリターンを得る方が、魅力的になるなるからです。
「VOO」と「AGG」のチャート比較
・「VOO」は、米国の優良企業500社「S&P500」に分散投資するETF。
・「AGG」は、約9,600本の優良債券に分散投資している、格付けの最も高い「AAA」のETF。
年初来「VOO」チャート
「VOO」は、年初来、約17%の下落です。
年初来「AGG」チャート
「AGG」は、年初来、約9%下落です。
「VOO」と比べると、下落は少ないですが、年初来のチャートでは、パッとしませんね(^^;)。
【「AGG」の2003年のファンド設定来、約20年の推移】
直近の値下がりの影響で、約1%の上昇と、ほとんど変わってません。
しかし、現状、2.16%の分配金の存在は、無視できません。
【分配金込みのトータル・リターン(設定来)】
直近、下落していますが、ファンドの設定来、約20年で約70~80%のリターンです。
私は、この直近の下落を、投資のタイミングと考えてます。
債券は、金利が下がると、価格は上がります。
本格的な、不況が来ると、金利は下がるので、債券価格は上昇するでしょう。
また、不況であっても、分配金も手に入れることができます。
債券価格上昇の兆し
一般に長期債と呼ばれる「米10年国債」金利の、直近1年のチャートを添付しました。
直近、金利が上がりにくくなってきています。
これは、今後、米国の経済成長が鈍化するだろうと、市場参加者が見ているからです。
それにより「AGG」の直近1ヶ月の株価に反映され、上昇の兆しが見えます。
まとめ
今後、リセッション(不況)が来ると言われています。
① 株式投資では、生活必需品、ヘルスケア、公益などの、ディフェンシブセクターに、資金を振り向けることでの対策も必要でしょう。
② 安全資産と言われる「金」に、資金を回すのもいいと思います。
「銀」も、いいでしょう。
(今のところ、金は買い時ではないと思いますが、銀は買い時のような気もします。)
③ そして、今回紹介した「AGG」のような、債券ETFもいいと思います。
「AGG」と並び、鉄板の債券ETFが「BND」です。
こちらも「AGG」同様、総合債券ETFです。
④ ただ、債券ETFには、懸念点があります。
それは、為替リスクです。
米国が、不況になると、FRB(米国の中央銀行)は、経済を活性化させるために、金利を下げてくるでしょう。
その時、今まで、金利の高かった米国から、投資資金が逃げていき、ドル安に向かう可能性が高いです。
「AGG」も「BND」も米国のETFなので、ドル安の影響で、債券価格が上昇しても、日本円では、利益がなくなるかもしれません。
こらから米国の債券を買う際は、新規で円をドルに両替し「AGG」などのETFを買うのではなく、既に持っているドル資産で、債券を買うのが懸命です。
これと同じ理屈で、日本の投資信託で、米国などの先進国債券を買うのも、いまいちでしょう。
つまり、これから円をドルに換えて、米国の債券などを買う時期ではないということです。
具体的銘柄で言うと「eMAXIS Slim 先進国債券」など、日本円で買う米国資産です。
債券は、値動きの上下が少ないので、為替の変動が大きければ、円高で債券の利益が全て飛んでしまうかも知れません。
このファンドは、とても優良ですが、現状、毎月積み立てしているのでなければ、買い時ではないと思います。
最後に
・最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・債券投資の考え方についてに、重点をおいたので、債券ETFの内容に、深掘りしませんでしたが、今回の内容はいかかだったでしょうか?
・老後など、豊かな未来のために、これからも、共に学んでいきましょう!
・そして、この記事が、読まれた方の、投資などの参考になれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願い致します。
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