【雛鳥の巣立ちの話し】
【熊の子離れの話し】
親熊は子熊の成長に応じて、木登りを教えるそうです。
もちろん、子熊が自立するためです。
子熊は、最初から上手に木に登れませんし、登っても、怖いのか、不安そうに木の下の親熊を見るそうですが、少しずつ高く登れるようになった子熊を褒めてあげるそうです。
そうやって、親熊は、子熊の能力を引き出しながら、自信をつけさせていくようです。
ある日、調子に乗った子熊は、高いところにどんどん登り、親熊が見えないところまで登って行きます。
その時、親熊は、子離れの時期が来たと悟り、木の下から離れ、そっと、どこかに行ってしまうそうです。
親熊にとって、とても勇気のある決断だと思います。
親が子どもを自立させるためには、人間の親とて、相当な決断が必要だと思います。
【自立の期限】
「過去と他人を変えることは出来ません。しかし、自分と未来は変えることはできる。」
私は、そんな言葉を耳にすることがあります。
私自身、社会人5年目にして、車検代がないから20万円貸してくれという、経済的自立の準備をせず「いつまでも、あると思ってる親と金」の長男に、相当な覚悟で、本気で自立するよう促しました。
もう、ここで、私自身が変わらなければ、彼の自立のタイミングを、私がつぶしていまうと、本気で思いました。
今年で23歳になる彼は、親である私の本気の態度に、数日間、黙り込んでましたが、ようやく笑顔が戻ってきました。
そして、ようやく彼の口から「自立の期限は、2025年3月末まで」と出てきました。
私としては、正直「遅っ!」と思いましたが、ここで、親である私が期限の修正をしては、元も子もないと思い、彼の意見を尊重することにしました。