こんにちは!タクドラのたみです(^^;)♪
今回は「イールドカーブ・コントロール」のまとめです!
【目次】
以前にも出しましたが、イールドカーブの図はこんな感じです。
順イールドカーブ
通常であり、理想のイールドカーブの形です!
長期でお金を貸すと、倒産などのデフォルト(債務不履行)やインフレ(お金の価値が下がる)のリスクなどがあるので、短期に比べ長期金利は高くなります。
また、景気が上向くと借りたい人が増えるので、金利は上がります!
順イールドは、平常時、景気拡大期のカーブです(^.^)♪
逆イールドカーブ
長期でお金を貸すと危ないのでは…という、過度の金融不安や、短期金利の急激な引き上げなどで、生じることがあります。
逆イールド発生後、景気後退になったり、1年半後くらいで株価が下落するというシグナルとしても知られていて、いい感じではないです。
短期金利の急激な引き上げは、長期金利の急騰で長短金利差が大きくなり、景気の急激な過熱を冷ます時などに行います。
イールドカーブのフラット化
現在は、異次元の量的緩和緩和で、日銀などの中央銀行(中銀)は、実質的に長期金利の操作をしていますが、本来の姿ではありません。それは、長期金利は以前の記事で書いたように「みんなの市場予測で決まる」ものだからです。
中銀は、景気が過熱した際、長期金利は操作できないので、短期金利を押し上げ、長短金利差をなくし、お金を借りにくくします。それにより、景気を冷ますというコントロールをします。
その時などに起きるのが、イールドのフラット化です。
なので、基本的にイールドのフラット化は景気縮小のサインになります。
ただ、現在のように、日銀が逆イールドにならないよう、長期金利を持ち上げ、景気を回復させようとする、イールドのフラット化になるケースもあったりもしますが…(^^;)
上の資料は、昨日、公表されたものです。個人的には、日銀がこうせざる得ない状況が続く事に、ため息が出てしまいます。
イールドのスティープ化
イールドのスティープ化は、2パターンあり「ベア・スティープ化(弱気)」(ベア=熊)と「ブル・スティープ化(強気)」(ブル=雄牛)があります。
スティープとは急勾配という意味です。
ベア・スティープ化
金利が上がると、債券価格が下落しますので、弱気という意味で「ベア・スティープ化」になります。
景気回復局面では、中銀の短期金利の引き上げが予測されるので、みんなの市場予測で長期金利が上昇します!
今の米国の株式市場の話題の中心は、みんなの市場予測の長期金利が、いつ上昇するのかですよね(^^;)
ブル・スティープ化
金利が下がると、債券価格が上昇しますので、強気という意味で「ブル・スティープ化」になります。
景気の後退が長くなると、長期金利が下がってくるので、中銀は、短期金利を急速に下げ「順イールド」に近づけようとします。
中銀が行う、景気を回復させるための作戦ですね。
金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格が上昇する理由は、次回、解説することとし、今回はここまでにします。
最後に
・今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・金利はあまり面白くありませんし、簡単ではないと思いますが、私は、金融の基本は「利ざや」で、投資の基本は「金利」と考えてます!金利の知識は、投資の「守破離」のうち「守」の部分です。個人投資家の9割が投資で負ける原因は、この基本をおざなりにしているからではないでしょうか?
・収入が少なく、金銭面での老後不安を抱えている人は、私だけではないと思います。これからも、資本主義社会の恩恵を少しずつでも受けられるよう、一緒に勉強していきましょう!
・ご意見、質問、ご要望、感想、そして批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブロブやTwitterで、コメントお願いします。
・下に【過去の参考記事】を貼ってます。合わせて読んでいただけると、分かりやすいです!
【過去の参考記事】
よければ、下の「株ブログ」を押してください。励みになります!
『新潟お出かけ散歩』も頑張ってます!こちらは、お金と違う意味で、人生を豊かにするヒントが見つかるかも知れません(^.^)♪
「ベランダ菜園」ブログもしています!幸せは作り育てる事でも感じれると思います(^^♪