『タクドラたみ』の米国株投資

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『長期金利の上昇懸念で株式相場を騒がす、イールドカーブって何もの?』

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こんにちは!タクドラのたみです(^^;)♪ 

【目次】

6/25のブログで『長期金利はどうやってきまるの?』という記事を書きました。

その記事の結論は

『長期金利は、みんなの市場予測で決まってます!』

でした。これは、本来の債券市場の姿だったのですが、日本の景気が、あまりにもイマイチだったので、

長期金利は、本来、市場の原理で決まるのですが、「日本銀行(日銀)が、国債を売り買いして操作する!」

としたのです!その内容が、毎度馴染みの下の資料です。

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日本銀行「6.18 金融政策決定会合」の資料より抜粋

今回は、前回の記事で、サラっとですが、国債についてや、長短金利差について学んだので「イールドカーブ」って、どんなものなのかについて、学んでいきたいと思います。

前回の記事の最後に、下の「イールドカーブ」の図を添付しましたが、今回はそれについての、解説からしていきます!

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ITmediaビジネスより

『イールドカーブとは?』

「イールド」とは「利回り」で、「カーブ」とは「曲線」のことなので、言い換えるとすれば「利回り曲線」となります。

「債券」の「利回り(金利)」と、「償還期間(満期)」の関係を、グラフを使って表したものです。

縦軸が「利回り」、横軸が「償還期間」です。

「順イールドカーブ」

デフォルトのリスク

お金を貸した時の「お金のレンタル料」「金利」と言います。

仮に知人に、お金を貸したとします。

1ヶ月後に返してくれるなら、リスクはそう大きくありません。

しかし、1年後となると、知人は病気になって入院し「お金を返すのを、ちょっと待ってよぉ~」と、なるかも知れません。

10年後となると、縁起でもないのですが、お亡くなりになってるかも知れません。そしたら、貸したお金は回収不能になります。

例えが、イマイチですが、この状態を「債務不履行」つまり「デフォルト」と言います。

これは、債券でも同じ事です。

1ヶ月後に返してくれるなら、リスクはそう大きくありません。

しかし、1年後となると、会社の業績が悪化して「お金を返すのを、ちょっと待ってよぉ~」と、なるかも知れません。

10年後となると、倒産して返って来ないかも知れません。

つまり、貸出期間が長ければ長いほど、返って来ない可能性が大きくなるので「お金のレンタル料になる「金利」は高くなります。

「インフレのリスク」

また、インフレのリスクもあります。

インフレとは「お金の価値が下がること」です。

100万円貸したのですが、ひょっとすれば、10年後、お金の価値が半分になり、その100万円は50万円の価値にしかならない可能性もあります。

お金の価値が半分になるというのは、100円のパンが200円になるという事です。

そういう、リスクなどもあるので、お金を貸し出す期間が長くなればなる程、お金のレンタル料である「金利」は高くなるのです

これを、グラフ化したものを「順イールドカーブ」といいます。

「順イールドカーブ」

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東証マネ部!より

お金の貸出期間(償還期間・残存期間)が長くなるにつれ、利回りが高くなっていることが分かります。

これが「順イールド」と言って通常の状態のグラフです。

「現在の日本国債の金利」←ポイントです!

財務省のホームページからダウンロードして貼ったものが下の表です。

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「個人向け国債商品概要」財務省より

この表を読み取ると、100円で買った国債は、10年物、5年物、3年物、それぞれ償還時(満期)に100円の元本が返ってきます。

そして、10年物のみ金利が変わるかもしれませんが、どれを買っても金利は0.05%です。

つまり、100万円国にお金を貸した場合、お金のレンタル期間が長くなっても、全て1年間のお金のレンタル料金は500円なのです(ガーン‼)。

前回の記事でも書きましたが、この金額なら、多くの人は損失の可能性があっても、債券ではなく、株式に投資しますよね(^^;)。

だだし、国債は元本が保証されているので、アメリカのように長期金利(10年物国債の金利)が上昇しそうになれば、一気に株価が急落するのも理解できます。

いずれにしても、日本国債の現状は、正常な状態の「順イールド」ではなく、下のグラフのようになっているのです。

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東証マネ部!より

今回は、ここまでにします!

少し難しい内容でしたが、最後までたどりついたでしょうか(^^;)?

次回以降、「逆イールド」、「イールドのフラット化」「スティープ化」についても、少しずつ解説していきます!

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最後に

今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

私は、投資の基本は「金利」の知識と考えてます!(金利は、あまり面白くありませんが(^^;))。そして、証券会社選びや、株・ETF・投資信託選び、そして投資方法などは、その先の応用と考えてます。金利の知識は、投資の「守破離」のうち「守」の部分です。個人投資家の9割が投資で負ける原因は、この基本をおざなりにしているからと考えてます。(もちろん証券会社選びの記事や、銘柄選びの記事などを非難している訳ではありません(^_^;)。)

・収入が少なく、金銭面での老後不安を抱えている人は、私だけではないと思います。これからも、資本主義社会の恩恵を少しずつでも受けられるよう、一緒に勉強していきましょう!

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