こんにちは!タクドラのたみです♪
今回は、経済の基礎知識編で、じわじわと価格が上昇している「金」ついて、学んでいきたいと思います。
私自身、株式投資をする前、「金」について、全く興味がありませんでしたが、色々学んでいくうちに「金」の重要性に気が付くようになりました(^^;)
実は、この「金」なのですが、私が生れた50年位前は「金本位制」の時代で「金」が「お金の中心」だったのです。今でこそ、基軸通貨はドルですが、それでもなお、世界中の人々のこころの中で、最も信頼できる「お金」は「金」と言われています。みなさんは「ドル」と「金」どちらの方が、信頼できますか?私は「金」です!
で、今回の内容は①「金の価値が高い理由」について学び、②「金価格が上昇する4つの理由」そして、サクッと③「金の投資法」の3ステップで進めていきたいと思います。
【目次】
『金の価値が高い理由』
これは、①希少性と需要が高い、②信用と流動性がある、と大きく2つの理由があります。
①希少性と需要が高い
諸説ありますが、一般的には、これまで採掘された金の量は、約19万トン程で、オリンピックの公式プール3.8杯分位しかないとされています。
また、地中から新たに採掘できる金の埋蔵量は、約5万トン位しかないとされており、新たに大きな発見などがない限り、希少性の高さは維持されると考えられています。
②信用力と流動性がある
金は、株やFXなどの投資に必ずある信用リスクがないとされています。
それは、金そのものに価値があるからです。例えば、紙幣や株券、債券などは、国や企業が発行しており、国や企業が破綻していまうと、ただの紙クズになってしまう可能性がありますが、金はそのものに価値があるので、価値がなくなるとは考えにくいのです。
また、金は世界のどの国でも、現金に換えることができ流動性が高いのも特徴です。
価値がなくなる事がなく、常に現金などに換えられるため、金には圧倒的な信用力があるとされています。
『金価格が上がる4つの理由』
①地政学的リスクが高まった時
②通貨の価値が下がった時
③インフレが懸念される時
④中国、インドでの需要が増えた時
では、それぞれについて解説していきます。
①地政学的リスクが高まった時
金は「有事の金」として知られており、戦争やテロの危機になった時は、通貨の価値が下がるので、金が買われやすくなり金価格は上昇します。
1970年代後半から1980年代前半の、度重なる中東戦争の時や、同時多発テロの時、金価格は大きく上昇しました。
しかし、それを見計らって、大量に金を売る投資家もいるので、現在では当てはまらない場合もあります。
②通貨の価値が下がった時
戦争などでも通貨の価値は下がりますが、為替により円安などでも、通貨の価値は下がります。通貨安は通貨の信用が下がるので、必然的に金価格は上昇します。
③インフレが懸念される時
インフレとは、モノ(コモディティ・商品)に対して、通貨の価値が下がることです。それゆえ、物価は上昇し、金はコモディティとしての側面も持っているため、金価格は上昇します。モノとしては、金の装飾品などもありますよね。またインフレになると、金利が上がるので、金利上昇も金価格上昇のシグナルです。
④中国、インドでの需要増
中国は、金の最大の産出国であり、最大の消費国です。中国人は、華やかさや派手さを大切にし、地位や権力をアピールする事に重要性を持っている文化で、自国の生産量で不足する需要は輸入しています。
インドでは、金はほぼ産出されませんが、伝統的に金を大切にする文化で、全人口の約6割の農村地域では、銀行口座を持たず、財産の保有を金の装飾品を身に着けるなどでしています。その量は2万トンを超えるといわれ、インドの国民全体では、世界中のどの中央銀行よりも金を持っています。
この中国とインドで、世界の金の年間生産量の約6割が買い占められているため、金価格に大きな影響を与えます。
中国人もインド人も、私たち同様、安く買いたいと思っています。金価格が下がると買いが増えるため、金は暴落しにくいです。
『金の投資法』
①現物
・金地金の購入(ゴールドバー、金の延べ棒)
・金貨の購入
・純金積み立て(証券会社で月々1,000円から、ドルコスト法で定額購入の広告を目にします(^^;))
・アンティーク コインの購入
②金融商品
・ETFで投資
・投資信託で投資
・金鉱株に投資
・金先物で投資
※純金積み立て、ETF、投資信託、金鉱株が、投資しやすいと思います。私は、ETFと金鉱株で投資しています。
『まとめ』
下に、私が投資している、金のETF「GLD」の6カ月のチャートを貼りましたが、金価格上昇と言われている割には、値動きが小さいですよね。
金鉱株は、そこそこ値動きはしますが、どちらかというと、金投資は、資産を増やすものというより、暴落しにくいので、資産を減らさない投資と、イメージした方がいいようです。
なので、あまり若い人向けでは、ないかもしれませんね。
ただ、債券同様、株の暴落時、金や債券を売り、下落した株を買うという作戦で資産を増やすというのもアイデアだと思います。
今、金価格が上昇しているのは、イスラエルとパレスチナの緊張、米中関係などの地政学リスク。コロナ禍で、各国が大量に紙幣を発行したことで、通貨の価値が下がった事。コロナワクチンの影響で、インフレと金利上昇の懸念。これらが要因としてあげられるでしょう。
『最後に』
・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・みなさんは、今回の記事を読んで、どう感じたでしょうか?
・金について、少しでも興味が持てて、将来の資産運用のヒントになれば嬉しいです。
・このブログを通し、みなさんと一緒に学び、明るい未来に向けて前進していければ、と思ってますので、これからも、よろしくお願いします。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブログやTwitterで、コメントお願い致します。
【こちらの記事も参考にどうぞ】
ポチッとお願いします!
『新潟お出かけ散歩』も頑張ってます!こちらは、お金と違う意味で、人生を豊かにするヒントが見つかるかも知れません(^.^)♪
「ベランダ菜園」も書いてます(^^♪