『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

『世界恐慌③(恐騒の20年代)』

f:id:tihouno-takudora:20210418164933j:plain

こんにちは!タクドラのたみです♪

今現在、株式投資をされている方、これから株式投資を始めようと考えてる方、それぞれ、いらっしゃると思います。

そんな今、日経平均が、30,000円回復しただの、ダウ平均の3,000突破や、S&P500が4,000を突破し最高値更新などのニュースが入ってきます。

しかも、コロナ禍の中でですよ!

この株高はバブルだと言われたりしていますが、そもそも、この原因はどこにあるのでしょうか?

それを紐解くには、歴史を学ぶ事が、ヒントになるのかも知れません。

そこで、今回は、前回、前々回に引きつづき「世界恐慌」の3回目です。

前回の内容については、リンクを貼りましたので参考にして下さい。

tihouno-takudora.hatenablog.com

tihouno-takudora.hatenablog.com

【目次】

5.狂騒の20年代

1920年代のアメリカ「狂騒の20年代」「狂乱の20年代」、そして「永遠の繁栄」などと言われています。

①第一次世界大戦後の繁栄

大戦後、戦地から復員してきた人々は、大きな労働力となりアメリカの生産力を、さらに向上させました。

当時、まだ、焼け野原となったヨーロッパは、戦後復興が進んでおらず、アメリカからの輸入に頼るところが多かったので、アメリカは大量生産した製品をどんどん輸出することでも栄えていきました。

また、アメリカ国内では、自動車、アイロン、洗濯機、冷蔵庫、そして、ラジオや映画も大量に普及しました。

ホームラン王で知られる、ニューヨークヤンキースなどで活躍したベーブ・ルースチャップリンもこの時代活躍しました。チャップリンの代表作のひとつ「黄金狂時代」は1925年の作品です。そして発明王エジソンもこの時代の人物でしたね。ミッキーマウスもこの時代に生まれました!

②摩天楼

f:id:tihouno-takudora:20210417100943j:plain

dailynewsagency.comより 1920年代のマンハッタン

摩天楼とは、天に達するほど高い建物のことですが、なんと、これは、1920年代、ニューヨーク、マンハッタンの写真です。そのころの日本は、1923年(大正12年)の「関東大震災」のころです。

エレベーターが開発されたのも、この時代です。日本との建築技術の進歩の差は歴然ですよね。とは言え、第一次世界大戦後の日本は世界では「五大国」のうちの一つだったのですよ(^^;)。

これらの建築にも復員した人々の労働力は活躍しました。

③モータリゼーションの進歩

自動車製造では「フォードシステム」と言われる、ベルトコンベアー方式が採用され自動車の普及が一機に広まりました。自動車が高級なものから大衆のものとなり、フォードの目標であった、アメリカの3軒に2台の自動車保有は、ここで達成されました!日本がそれを達成できたのは1970年代です。

フォードは当時、工場での1日の労働は10時間だったのを、生産性向上により現代の8時間労働に移行させたことでも知られています。

まさに、大量生産、大量消費の時代です。

自動車の普及で、人の移動手段が発展を促し、高速道路などの交通インフラ整備もそれに伴い急速に進みました。また、郊外に住宅を建てる人が一気に増加しました。そこで起きたのが、不動産価格の急騰という不動産バブルです。同時に、住宅ローンなど、様々なローンが普及していきました。

需要が需要を生む時代ですよね。

1929年大統領選挙に当選した、フーバー大統領「永遠の繁栄」という言葉も、有名ですよね。ただ、それから、わずが8ヶ月後に「暗黒の木曜日」を、向かえることになってしまったのですが…。

④株式投資ブーム

アメリカ経済の発展は、その他にも色々あったのですが、世界恐慌を生んだのは、株式投資ブームも要因の一つです。

アメリカは1775年~1783年の独立戦争以降「債務国」(簡単に言えば赤字国)でした。

そのアメリカは、戦後、経済の崩壊したドイツに経済援助することで、ドイツが、イギリス、フランスなどへの賠償金の支払いをしやすくし、そして、アメリカはイギリス、フランスなどに輸出するし儲ける構造になり「債務国」から「債権国」(簡単に言えば黒字国)へと変換しました。

そしてプラスとなった資金は、1920年代、好調だったアメリカの株式市場に大量に流れ込みました。

また、持ち株などを担保とした信用取引もこの時代に広がりました。また、銀行も投資家にお金を貸します。仮に10ドル貸しても、株価がどんどん上がり、その10ドルは20ドルになり、30ドルになり…と、膨れ上がるので、貸付金をすぐに回収できるからです。そして、その信用での取引は株式投資の約9割にも、なっていったのです。

しかし、個人が持ち株を担保にレバレッジを使い株を買うことは、株価が下がった時、どういうことになるのか、想像しただけで恐ろしいですよね。破産確定です!

でも、この時代、普段、株式投資とはかけ離れた、八百屋、運転手、酒場で働く人までが株式投資に熱狂し、路上の靴磨きの少年はの口からは「おじさん!今日は、ここと、ここの株が調子いいよ!」というのが、飛び出すようになっていました。

「永遠の繁栄」に酔う人々は、株の下落など想像していなかったし、想像できない社会だったのです。 株価は約8年で5倍になりました。想像できなくて当たり前です。

しかし、この株のリターンは「暗黒の木曜日」以降、約3年かけて全て吹き飛びました

 

今回は、狂騒の20年代でしたが、次回以降「暗黒の木曜日」を掘り下げながら、約3年続いた「世界恐慌」について、話しを進めていきますのでよろしくお願いします。

f:id:tihouno-takudora:20210418165018j:plain

【最後に】

・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

・コロナ禍が続き、お金の不安を抱えている方は、私も含め少なくないと思います。メディアを開くと、おいしい話で誘惑してくる「株式投資」が、いたるところに出てきます。しかし、みなさんも、気づいている通り、株の値上がりは、一直線に続くことはありませんそれが資本主義経済なのです

・今や、ポイント投資や100円投資など含め、単元未満株式投資でどんどん株が買われています。またそれを手数料を稼ぐために証券会社などが、投資をどんどん煽っています

・また、巨額な財政出動、給付金などで、マネーサプライがどんどん膨張し、それが投資資金に流れている事も事実です。

・現在、コロナ禍で人類がかつて経験したことの領域に突入しています。そして、その行く末は誰にも分かりません。しかし、歴史を学び知る事により、精神的不安や経済的損失から、自分自身を守るためのヒントを得る事が出来ます。なので、このブログを通し、どう行動していけばいいのかを、みなさんと一緒に学び、明るい未来に向けて前進していければ…と思ってます。

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブログやTwitterで、コメントお願い致します。

ポチッとお願いします!

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

・サブブログ『タクドラたみの新潟お出かけ散歩』も頑張ってます!こちらのブログは、お金とは違う意味で、人生を豊かにするヒントが見つかるかも知れません(^.^)♪

 『五泉市のチューリップ』 - タクドラたみの新潟お出かけ散歩 (hatenadiary.com)