こんにちは!タクドラのたみです♪
今現在、株式投資をされている方、これから株式投資を始めようと考えてる方、それぞれ、いらっしゃると思います。
そんな今、日経平均が、30,000円回復しただの、ダウ平均の3,000突破や、S&P500が4,000を突破し最高値更新などのニュースが入ってきます。
しかも、コロナ禍の中でですよ!
この株高はバブルだと言われたりしていますが、そもそも、この原因はどこにあるのでしょうか?
それを紐解くには、歴史を学ぶ事が、ヒントになるのかも知れません。
そこで、今回は、前回の「世界恐慌」の続きの2回目です。
前回の内容については、リンクを貼りましたので参考にして下さい。
tihouno-takudora.hatenablog.com
「世界恐慌」は個人投資家でいる以上、絶対に知っておくべき内容ですが、内容にボリュームがあります。私は1記事2,000文字を目安にしているので、世界恐慌について、ひとつの記事で詳しく書くことができません。数回に分けて公開しようと思います。
今回は、その世界恐慌シリーズの2回目です。
【目次】
3.第一次世界大戦
さて、1914年から1918年に、世界では何があったのでしょうか?
それは、第一次世界大戦です!
第一次世界大戦のイメージとしては、ロンドン市民は赤ちゃんまでもが毒ガスマスクを付けてたという、毒ガス兵器の出現や、撃墜王レッドバロンで知られるように航空戦が始まりました。
その他、機関銃や潜水艦、戦車なども登場しました。ここでいう戦車は三国志のような馬車みたいな(馬がリアカーみたいなのを引いている)戦車ではなく、今風の鉄製でキャタピラーで動くやつです。
で、この戦争は、総力戦と言い、兵士個人個人の力や軍事力で戦うのはもちろん、国家が国力の全てを投入し戦う戦争で、この総力戦は第二次世界大戦へと引き継がれていきました。
すなわち、軍事力のみならず、経済力、政治力、思想面など、国家、国民を総動員しての戦争なのです。
ただ、主な戦場はヨーロッパだったのですが、そのヨーロッパ諸国は自国の経済力以上の戦争に発展させてしまったのも、世界恐慌の種にもなりました。
当時、国土が直接戦場となったヨーロッパ諸国は、次々に、工場や軍事施設が破壊されていき生産能力が著しく低下しました。一方、国土が直接の戦場とならなかったアメリカは、ヨーロッパ諸国に対し、武器弾薬にとどまらず、生活必需品や食糧まで輸出していきました。その結果、アメリカの企業はどんどん儲けて成長していったのです。
それだけなら、まだいいのですが、消耗しきってお金の無くなったヨーロッパ諸国に対し、アメリカは自国の製品を売るために、どんどんお金を貸し付けていったのです。要は、ヨーロッパ諸国は、戦争継続の為に、アメリカから借金をして、その借金でアメリカ製品を購入していたのです。
ここに、1920年代アメリカが「狂騒の20年代」になるきっかけがあり「永遠の繁栄」と人々が酔い、世界の覇権国になった理由があるのです。
4.巨額な戦費
では、この約4年の戦争の戦費を各国は、どうやって賄ってたのでしょうか?
①増税…この方法は、自国の国土が戦場になっている国では、現実的に不可能でしたが、直接国土が戦場にならなかったアメリカは、戦費の30%は増税でした。
②外国からの借金…連合国側では、イギリス、アメリカが、同盟国側では、ドイツが中心にお金を貸し付けてました。
③国債の発行…政府が国債を発行して、中央銀行が大量に国債を購入する。それにより、各国は戦費を捻出しました。
問題は、それまで、世界各国は金本位制を採用していました。金本位制では、お金は兌換(だかん)紙幣であり、紙幣と金は、いつでも交換できないといけないシステムです。なので、中央銀行が保有している金の量以上に紙幣を発行できません。しかし、第一次世界大戦は総力戦です。お金は、どんどん必要になってきます。そこで、各国は次々に金本位制を中断し、紙幣を兌換紙幣から金の保有量以上に発行できる不換紙幣にしたのです。
これは、マネーサプライ(通貨供給量)が、膨張していくことになるので、実体経済に対し株価がどんどん膨張する「バブル」が発生する要因にもなるのです。
なんだか、100年経っても、世界は同じ事してる気が私にはするのですが...。
いずれにしても、金本位制の中断と金本位制の復活も世界恐慌の要因の一つになりました。
今回は、第一次世界大戦による経済への影響でしたが、次回以降、アメリカの「狂騒の20年」について、話しを進めていきますのでよろしくお願いします。
【最後に】
・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。
・コロナ禍が続き、お金の不安を抱えている方は、私も含め少なくないと思います。メディアを開くと、おいしい話で誘惑してくる「株式投資」が、いたるところに出てきます。しかし、みなさんも、うすうす気づいている通り、株高が永遠に続くことはありません。それが資本主義経済なのです。
・雑誌やネット、そして書店に並んでいる本たちは、所詮、ビジネスの対象です。作者や出版社、証券会社などが儲かる前提で、私たちに、甘い蜜をばらまいています。そんな偏った情報しか書いてない本なんて、100冊読んでも、1,000冊読んでも、完読したという自己満足にしかならず、結果、大切な財産を失う羽目になるのがオチです!それは、世界恐慌が教えてくれます。
・今、投資をされていて、世界恐慌を説明できる方は、どれくらいいるでしょうか?でも、大丈夫です!ちゃんと歴史を学び知る事により、精神的不安や経済的損失から、自分自身を守ってくれます。なので、このブログを通し、どう行動していけばいいのかを、みなさんと一緒に学び、明るい未来に向けて前進していければ…と思ってます。
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