『タクドラたみ』の米国株投資

『米国株投資』で 老後資金 2,000万円作りに 挑戦中!

『為替と株の関係』

f:id:tihouno-takudora:20210313230513j:plain

こんにちは!タクドラのたみです♪

今回は、久々に経済の基礎知識編です(^^;)

実は、為替は外国株などに投資する上で、必須項目なのです!

では、さっそく為替とは、何ぞや?から進めていきたいと思いますが、そもそも、為替って何なのでしょう?

これを、説明するにあたり、まず、簡単に、為替の由来から説明したいと思います。

【目次】

1.為替とは

「為替」という言葉は、日本では江戸時代に広まったと言われています。

当時、江戸から「天下の台所」と呼ばれていた大坂に、商人が商品を運送した際、商品の代金は、商品と引き換えにしていなかったのです。

何故なら、大阪から江戸に持ち帰る大量の現金は、盗賊たちの格好のエサで、危険だったからです。

なので、大阪の商人は、お金を守るため、代金を両替商に渡し「為替手形」という支払を依頼した証明書を発行してもらいました。

そして、それを受け取った江戸の商人は、江戸で指定の両替商に、それを持っていき代金を受け取ってたのです。

なるほど!大阪から江戸まで約600キロ、約2週間かけて大金を運ぶのは、危険だったのですね。

これが、日本で「為替」が広まった背景なのです。つまり、

「為替」とは、現金以外の方法で、金銭の決済をする方法の事なのです。

今では、一般的な方法として「為替手形」「小切手」「郵便為替」「銀行振込」で、行われていて、これらの「手形」などの総称も「為替」と言われています。

もっと、実生活的に言うならば「為替」とは、アマゾンなどで買った商品を、代引き(商品と引き換えに代金を支払う)のではなく、クレジットカードによる決済(支払い)を行う事です。

だだ、現在では、一般的に「為替」と言うと「外国為替」の事を言います。

 

2.外国為替とは

「外国為替」とは、円やドルなどの異なった通貨を交換する事なのです。

その通貨の交換比率の事を「為替レート」と言っているのですが、これは米国などの外国株の取引きの際、超重要になってくるのです。

「為替レート」とは、1ドル100円とか、1ドル105円とか言われているものです。

f:id:tihouno-takudora:20210313230524j:plain

3.株と外国為替の関係

ここ超重要なので、ゆっくり読んで、ちゃんと理解してくださいね。

① 1ドル100円で、100ドルの株を買ったとします。

100円×100ドルで10,000円ですよね。

しかし、円高で1ドル90円になれば、同じ100ドルの株を、90円で買えるので、90円×100ドルで9,000円になり、1,000円お得になります。

一方、円安で1ドル110円になってしまったら、同じ100ドルの株なのに、110円×100ドルで11,000円になり、1,000円高く買ってしまうことになってしまいます。

100円=1ドルの時 100ドルの株を買う 100円×100ドル=10,000円  
90円=1ドルの時 100ドルの株を買う 90円×100ドル=9,000円

円高で安く買う

110円=1ドルの時 100ドルの株を買う 110円×100ドル=11,000円 円安で高く買う

それを踏まえた上で、次の例を挙げます。

② 1ドル100円で100ドルで買った株が、1ヶ月後、値を上げて110ドルになったとします。

しかし、円高で1ドル90円になったとすれば、90円×110ドルで9,900円になり、10ドルも株の値が上がったのに100円の損失になるのです。

100円=1ドルが 100ドルの株を買う 100円×100ドル=10,000円  
↓10円円高 ↓10ドル値上がり  
90円=1ドルになった 110ドルで株を売る 90円×110ドル=9,900円 100円の損失

 そうなのです!株の値段が上がっても、円高になると実質的には損失を出すことがあるのです!

補足ですが、円高とは、ドルに対して円の価値が上がったことです

それは、日本から見ると米国の株の価値が下がったとも言えるのです。

 

4.外国株売買のタイミングとまとめ

f:id:tihouno-takudora:20210313212300j:plain

Google検索「ドル円」

これは、Googleで「ドル円」で検索し、期間を最大にしたグラフです。

1ドル80円から150円位の幅で推移しています。

今が1ドル108円なので、株価が変わってなくても、仮に150円の時に投資していれば、108円になってしまった事になります。

一方、10年位前、1ドル80円位で、米国株を買ったとすれば、株の値上がりとは関係なく、為替レートでけで130%以上になったのです。

もう、みなさんも、お分りの通り、為替だけで判断するなら、株を買うのは円高のタイミングで、売るのは円安のタイミングがベストなのです。

(と言われても、なかなか上手くいかないですが…(^^;))

これは、米国の個別銘柄やETF(上場投資信託)だけでなく、円で買ってる感覚になる投資信託でも同じことなのです。

 

【最後に】

・今回も、最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

・私自身がそうでしたが、投資を始めた頃はあまり為替を意識してなかったように思います。しかし、実際は、そうではありません。これから投資を始めようと志している方には、是非、知って欲しい内容で、ややこしいですが、株の値動きだけでなく為替の動きも頭に入れるべきだと思います。そして、株の値動きは、為替によっても左右される事もあります。これについては、また今後、書いていきますね。これからも、みなさんと一緒に学び、明るい未来に向けて前進していければ…と思ってますので、よろしくお願いします。

・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、はてなブログやTwitterで、コメントお願い致します。